窓の向こうはレマン湖です |
パリからTGV+ローカル電車+車に乗ること5時間弱。今年で私は3回目です。
フランス・イギリスには、2月に冬休みが2週間あり、またの名をスキー休みというくらい、皆こぞってスキーに出かけます。
日本だと冬休みか春休みにスキーするのでしたっけ?私は高校生のときに友達に誘われて行ったのがはじめてでした。子供の頃からスキーやっているのは、お金持ちの子供か、スポーツ一家くらいなもの、と思っていた。お金掛かりますものね、スキー。今はスキー合宿とかもあるんでしょ?北の方は皆スキーするのかしら。
うちは、毎年、義理両親が子供家族をスイスのスキーに招いてくださります。交通費等出費ではありますが、それでも、かなり援助してくださるので、助かっています。
ありがたいけれど、ロッジに2家族、もしくは3家族が同居するので、もちろん気を遣う。むかつくのは、「もちろん気を遣うでしょう」と思っているのが私達夫婦と義理の両親だけで、義妹達夫婦はそう思わないのか、傍若無人なのことですが、それは置いておいて。
今年夫が来ない理由は、仕事のためだけではありません。
彼は第一子で気の優しい長男キャラ。義理の両親がまだ20代前半の行け行け時代に生まれました。この時代って、夫家族が属する社会層では、「子供は乳母が育てる」という認識がまだ残っていたし、義母はべたべたした母子関係が大嫌いな人です。多分、彼女自身も何かトラウマがあるのでしょう。
この「行け行け+乳母認識+べたべた嫌い」というトリプル・ドライな子育て論から、夫は赤ちゃんの頃から、冬はスイスのキャンプ、夏は祖母の海辺の家へ送り込まれたそうです。もちろん普通の時も乳母さんがオサンドンをする。直ぐ下の妹も途中からジョインしたけれど、彼女は嫌なときは泣き叫んで拒否したらしい(それでも送り込まれたらしいけれど)。
夫は、だまって我慢したそう。義母が「楽しかった?」と聞けば「はい」と答えていたって。これ、半分は「親を傷つけたくない」という気持ちから、残りの半分は意地だったって。
なので、今、義理両親らとスイスにスキーに来るとすごく落ち込むそうです。夫なりの「反抗期」なんだと思う。親子関係って難しいですね。
「でも、子供達のためにはまたとない機会だし、従兄弟達とワイワイやるのもいい思い出になるしなぁ」と悩んでいるのをみたら、「よっしゃ」と立ち上がるしか、ないじゃないですか、肝っ玉母さんとしては。
そういういきさつで子猿らを率いて乗り込んできたのです。2日目にして、気疲れしていますが、「おっとさんのためならエンヤコラ、おさるさんのためならエンヤコラ♪」です。
明日以降、愚痴日記となると思いますが、良かったら読んでやってください。
皆様にとって素敵な一週間になりますように!