2012年2月12日日曜日

フラン(カスタードタルト)


パリの寒波まだ続いています。
寒いと身体がカロリーを溜め込もうとするのでしょう。最近の私の食欲はすごい。それもいつもそんなに食べたくないものばかり欲しがる。

写真はフランスではおやつとして馴染み深いFlanというタルトです。タルト生地にプリンというかカスタードクリームの間のようなものを流し込んで焼きます。良く売っているのは、こんな感じ

このところ、パン屋の前を通ると、「あぁ、フランが食べたい」とどっしりと大きい一切れを2ユーロくらいで買っては食べ、その度に「クリームが固すぎる」と不満を感じつつ、また食べる、というのを繰り返していました。
ので、今日は自分で焼いてみた!焼きあがってから、そうだ、あの方のレシピで作ってみたらよかった、と思ったけれど、まぁ、これも合格点かな。昼に60°、おやつにまた60°度食べてしまいました。

パイ生地は、Davidさんのお友達のレシピです。
バター 90g (こげるくらいに溶かす)
植物油 大匙1
水 大匙1~3
砂糖 大匙1
これらを混ぜます。そこに薄力粉を150g位入れ混ぜる。これを寝かさずに型に広げ、210℃のオーブンで下焼きします。

そこに、カスタードを入れる。今日のレシピでは、
全卵 3個
砂糖 100g 
コーンスターチ 60g
塩 一つまみ
これを混ぜます。
ここに750ccの熱くした牛乳を混ぜいれて、上のタルト生地に流しいれ、175℃のオーブンで20分~30分焼く。
私は三温糖のような砂糖で作ったので色が悪いですが、味は美味しく出来ました。

そうそう、普段食べたくないのに……というので思い出しました。
フランスでは、冬になると、「うちの子がガストロでさ」とか「ガストロにやられて」とよくこんな会話になります。ガストロ、ウィルス性の胃腸炎なのですが、これってどうやらノロ・ウィルスによることが多いんですってね。私の感覚では、「ガストロ」っていうのは風邪のようなもの、ほっときゃ治るさ、ってなもん。それが「ノロ・ウィルスだ」なんて言われると、重病だわ、どうしましょう?って慌てそう。

このガストロですが、フランスでは通常だと6時間ほどで嘔吐は終わり、その後発熱・下痢・頭痛を伴い、一日二日したらおしまいという認識です。
医者にかかっても「特効薬?どうせ戻しちゃうわよ。出すもの出したら水分補給しなさい。鎮痛剤?そうね、コーラでも飲ませたら?」ってなもの。フランスでは何回この「コーラでも飲みなさい」というのを聞いたか。まぁ、昔は薬だったらしいですけど、ノロにコーラ?

話が長くてゴメンナサイ。いや、先日ガストロをやったとき、子猿も私もコーラしか受け付けなかったのですよ。水は重たくて飲めない。お茶すらもしつこく感じられて飲めない。コーラなら少し飲める、そんな2日を過ごしました。コーラ効果かわかりませんが、割と軽症で治り、完治する頃には、以前のように、コーラなんて全く欲しない自分に戻りました。

つわりの時もコーラとポテトチップスという、普段全く興味ないコンビしか食べられなかった。
コーラは胃の何かに良い効果があるのでしょうかね。

はいはい、長くなりました。また行きます!