シングル満喫したのは夕方まででした。やはり夜は怖がりが復活してよく眠れません。その上、強い風と雨音もあり。この冬のパリの天気は本当に変です。まるで春先みたいに(欧州の、よって十分寒いです)小さな嵐が多い。
そんな明け方、雲の切れ間からオレンジ色の朝日が覗きだした頃、2度寝から目が覚めました。
その窓越しの景色に、ふと「来年も辛抱の年なんだろうな」と思ったのです。脈絡もなく、こんなこと思うのって何なんでしょうね。
……なんて、脈、あったかもしれません。昨日読んだのは宮沢賢治「銀河鉄道の夜」。
この物語のセリフではありませんが、 宮沢賢治といえば、
「雨にも負けず、風にも負けず」
きっと、単純な私は潜在化でこんな連想をしていたのでしょう。
「雨にも負けず、風にも負けず」
この静かな強さに憧れます。
そういうヒトに私もなりきって、辛抱の2012年を正面から迎えたいと思います。
暦を繰るの、パリではあと15時間後となりました。