2011年12月29日木曜日

私の結婚観

唐突ですが、昔から私は「半分ガイジン」とか、「変ジャパ」とか呼ばれることがあります。どこか一般的な日本人的発想がかけているらしいのです。そりゃ元帰国子女だけど、人生の大切な部分は日本で育っているから、自分としてはりっぱに日本的視点を持っていると思っているですが、最近ふとしたことから、やっぱり違うのかな?と思うことが……

ここ何年か、「婚活」と騒がれていますよね?結婚したいのなら、積極的に活動せよ、という。
私はあれがよくわからない。婚活がんばれ~、っていうけど、結婚したら幸せなの?って思ったのです。

婚活は組織的に出会いの機会を作って、そしてその中で上手く「合う」縁があったら結婚するのです、ってことのように受け取ったのですが、違うでしょうか。見合いに代わる手段を自分で生み出せ!っていう。

そんな結婚、幸せなんだろうか、一緒にいるうちに愛情が高まればいいけれど、今の時代そう簡単に行くの?
結婚って、恋に落ちて、この人と一緒にいたい、という所から始まるものじゃないの?それが上手く成就して結婚して、縁があれば子供も出来て、もしくはそうじゃない選択もあって……
と思っていたわけです。

それが或る日閃きがありました。
きっと、私の結婚観、家族観が日本のそれとズレているんだ!と。

日本の家族、大切なのは調和とか、バランスとか、安定とか、そういう要素が揃えば、一緒にいることから生まれる愛情が育まれるもので、その鎹(かすがい)として子供もいた方がよくって、だから、「幸せ」という言葉は「安定」と置き換えられる?などなど思ったのです。

ここからは変ジャパ(変な日本人ということだと思います)の独断的意見として聞いてください。

私は、こういう安定志向の結婚って、今の時代はワークしない可能性高いと思います。
何か弱いと思う。今年のキーワードは「絆」らしいけれど、こういう結婚の絆は弱いと思うのです。
やはり絆≒愛でしょう?

昔、キリスト教の教えに興味があって、教会が無信者に対して講義する会に参加したとき、ある神父様がこんなことを言っていました。
「人は私に、何故神を信仰するのか、と聞きます。何かためになるからですか?(Does it do you good?)と聞きます。私の応えは、『多分、私にとって信仰とは、皆さんの結婚のようなものです。何か徳があるからこの人と結婚したのではないでしょう?愛せざるにいられないから結婚したのでしょう?』と。私もそんなものです(I cannot help loving Him.)』
それを聞いて、正直私は目からうろこでした。その時代は「三高」という言葉が騒がれていたし、無謀な恋の終わりの渦中にいた私に「次はもっと将来とか、自分のメリットとか考えた方がいい」と諭してくださる方もいて、そうなのかも?と揺らいでいた頃です。

私はこの神父様のおっしゃるとおりだと思う。結婚って、損得計算ではない、特別な恋愛だと思う。

まぁ恋愛結婚が上手く行かないとか、言うけれど、人間だもん、そういうこともあるさ、しょうがないじゃない、って思うのです。見合いの方が離婚率低いって言うけれど、それは一昔前の環境だったからそうであって、今見合い制度が残っていてもそうなのかしら。それに、離婚しない結婚=幸せな結婚か?なんか裏がありそうじゃないですか。
愛があって、安定もある結婚なら最高だし、子供がいるならそうあるよう努力すべきだと思う。でも愛があって、安定がなかったらそれもしょうがないじゃない、って。一緒に死に物狂いでサバイバルすればいいじゃない、って。そういう生き方を見せることも子供にとって良い教育だと思うんだけど。

そもそも、今の時代は女性も社会的に、経済的に独立している/or出来るのだから、結婚しなくたっていいし、婚活しなくてもいい、子供がいなくてもいい、そういう選択があってもいいと思う。独身だっていい、煩くしないで。彼女達は結婚、家庭とは違う形で愛情を捧げる対象がいると思うし、そうでなければ、それを探しているのだろうから。

今、国挙げて婚活・少子化防止って言っても空回りするだけだと思う。この時代はそういうフェーズということで、政府はそれに合わせた社会のインフラを整えてくれるべきだと思う。

……思わず、力が入ってしまいました。

是非皆さんの結婚観、幸福観などお聞かせいただきたいです。

2 件のコメント:

  1. 毎度の事ながら時差のありすぎるコメントでごめんなさい。
    私の結婚観は美紀さんとほぼ同感です。私は損得全く考えずに結婚しました。損得考えていたら絶対結婚してない相手です。美紀さんの言う「愛があって、安定がなかったらそれもしょうがないじゃない」です。もう結婚十数年ですから愛も何もあったもんじゃありませんが、安定は未だ全くと言っていい程ない生活です。でも安定を求めて結婚したのではないし、こうなるのは分かっていたので(少しは期待していたんですがね)、ま、こんなものかなぁと。
    でも、周りの友達(日本人、フランス人共)、安定重視で結婚した人多い気がします。ましてや再婚組はもうほとんどが安定を求めてって感じです。相手そのものと結婚するのではなくその人に付随している物と結婚するとでも言いますか。(こういう人は離婚の時すごいです、もちろん)
    日本人の同年代の友達は独身の子がたくさんいます。20-30代にバリバリ仕事してた人達。この10年くらいかなり焦って婚活していましたけど、聞くと「子供が欲しいから」。だから相手はきっと経済力があって子供を作れる相手なら誰でもいいって感じを見受けました。違う!って私も思いますが、実際40近くで独身だったら焦る気持ちも分からなくもないですが。
    反面、再婚相手をネットで知り合ったと言う友達が数人います(日本人ではないですが)。その人達(40-60代)はそれぞれもう10年弱幸せに暮らしています。
    前夫以上に・・・。
    だから何かを通して結婚を前提に「とりあえず知り合う(合コンやらネットで)」って言うのも大事なのかなぁと思います。まぁ私もネットを通して美紀さんに知り合えたわけだし・・・
    長くなってごめんなさい。

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  2. Amichablisさん、いつもコメントをありがとうございます。とてもうれしいです。特に、昔のエントリーだと、もう二度とみてもらえないだろうし、と諦めているので、書いた方としては、「よかったね!!」と子供のために喜ぶ母親、みたいはところがあります。

    このエントリー書いたとき、私はきっと熱かったのですね、誤字脱字がたくさんだわ(タラ~)。このときには書いていないけれど、教会では「愛は神聖なもの、結婚は神聖なもの」というメッセージも受け取りました。「このひとと一生やっていく。このひとに別れたいと思われない人間でいる」という、前代未聞のコミットメントをするのですものね、そりゃ、「神聖」という特別待遇を受けて然るべき決心だと思ったものです。
    再婚組が安定重視というの、知りませんでした。再婚組だからこそ、愛を求めるのだろう、と勘違いしてました。意外~。
    私は昔からさびしがり屋で、20代は孤独恐怖症みたいなところがありました。なので、愛無き結婚などというのは恐ろしくて恐ろしくて。心の繋がらない相手と一緒にいるというのは最たる孤独なような気がするのです。そんな中で子供ができたら、もう子供に不必要な愛を捧げ、求めてしまいそうで、それも良くないシナリオなのは目に見えている。

    日本の女性って(フランス人女性もか)一般的にすごく強いんだと思う。あと社会のひずみを受け止めているためか、生存本能も強いんでしょうね。私みたいに弱っちーこと考えない。だから安定重視の結婚もできるのだと思います。

    長くなりましたが、婚活も、愛ある出会いを求めて、ならOKというか、ぜひぜひするべき!だと思います。 多分、このエントリー書いたときに読んだ婚活マニュアルが余りにも夢のない話だったから、「おいおい」と思ったんだと思います。

    とにかく、わが同志、日本の女性達にとにかく幸せでいてもらいたいと思うのです。

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