何の絵がわかりますか?
見た瞬間にわかった人、貴方の子供度10点満点です。5秒見つめてわかった貴方は、5点くらいでしょうか。これは、パリの児童書展示会「Salon du livre et de la presse」のポスターです。先週あたりより、パリのメトロの通路、新聞などで盛んに宣伝されており、子供達がこれを見ると即座に、「ライオンのべべ(赤ちゃん、オバちゃんはべべじゃないと思うんだけどなぁ)だ」と喜ぶ姿が見られました。
児童書を書いている私としては、興味津々。どんなサロンなんだろう、と行ってみると……
ブレていて申し訳ないです。エスカレーターより撮影 |
サロン会場の一階・二階に、大手・中小規模な出版社が店を出し、
ミサトさん、Play Bac社のブースですよ~ |
皆目がキラキラですよ。「子供達の本離れ」なんて、何処吹く風。
セギュール夫人も今風の装丁になっています |
このソフィー、ちょっと怖くないですか? |
言語は見た限りフランス語訳の本でしたが、原作は世界から。
幻想的なロシアの作家の本もあれば、三国志でしょうか中国の絵本、また、私が幼い頃に読んだアメリカの絵本などもありました。
そして、日本の作家の本が多かったこと!
猿蟹合戦など、日本の古典もあれば、江ノ電のような電車とザ・日本な街並の絵本もあったりで、こんな風に子供の頃から日本に興味をもらえたらいいなぁ。
そしてこういう風に絵本を通して世界に触れて育つ子はコスモポリタンになりそうではないですか。
いい感じいい感じ!
飛び出す絵本も沢山。今は飛び出し方も凝っています。「すごいねぇ」と感心していたら、絵本ファンの友に、「日本にはもっとすごいのがある、だめだめ、こんなので感動してちゃ」と。
絵本の世界でも、日進月歩が起きているのですね。
何冊かクリスマス・プレゼント用に買いましたが、絵本選びって難しい。
私が可愛い、いい話、と思っても、子猿達には反応しないこと多いです。
大体、ロングセラーの絵本って、大人には単純な話だったり、絵も普通に可愛いだけ、ってこと、ありませんか?
……そうです、私はあのライオンがライオンとわかるのに10秒かかった派です。
子供心、わかりたいわぁ。
さて、満足なサロン見学をしたあとは、ベルビルに行ってベトナム料理を頂きました。
Belle Ville、美しい街という意味ですが、街並はかなりラフな移民街です。昔はきれいだったのでしょうか。
そういえば、Ville Juifという街もありますが、ここは昔はユダヤ人街だったのかなぁ。ほら、ベニスの商人で昔は迫害されてアパルトヘイトのように居住地区も別にされていたように。
もしそういう過去がある街だとしたら、いつの時代も人間ってバカですね。
さて、ベトナム料理。
写真全部ピントがぼけていて申し訳ないです。でも余りにもハマった味だったので、載せます。
お馴染みのセット。ミント・バジル・レモングラス・レモンにもやし。このミソ風ソースはベトナム・ミートボールにつけて食するそう |
サテ風フォーです。スープは紅いけれど辛くはない。こってりしたお味です。中には薄切りの牛肉が入っていてスープの熱で火を通されます。麺は、最後まで腰もあって気に入りました。 もう、大満足・大満腹です。 |
勇気あるマイフレンドHさんが頼んだ怪しげな飲み物。ココナッツミルクベースでした。 |
Belle Villeは道によっては危ないので、大通りで沢山人通りがあるところにいた方がいいかな。余り裏道的な場所に深入りするのはお勧めできません。
そんな昨日のしわ寄せで、今日は買出し・掃除・洗濯に追われています。
皆さんもどうぞ、Bon weekend!!