2013年5月21日火曜日

パントコートの月曜日

今日はパントコート、聖霊降臨祭の月曜日。フランスでは、学校は休み、会社は多くのところが勤務日という中途半端は祝日です。

パントコートと言えば、昔、洗礼の準備をしていたときに、パントコートはどんな日ですか、と神父に聞かれ、ほかの質問は大概答えられなかったのに、このパントコートは覚えていて、得意だったことを思い出します。復活祭から何日目かに、イエスが聖霊の証の灯として使徒たちの頭の上に現れた、そういう日と覚えていますが、どうでしょう。正解率60点くらいでしょうか?


週末から雨降りのパリですが、昨日、日曜のミサは歓び一杯でした。

12歳のディアンという女の子が、日曜のミサの中で洗礼を受けたのに立ち会ったのです。フランスでは多くのカトリック教徒は幼児、……生まれたあと1年の間に洗礼を受けカトリック教徒となるのが普通。あとは、学校でまとめて洗礼を受けたり、もっと大人になってから個々に洗礼を受けるかと思っていたのですが、ディアンちゃんは何故12歳にして、1人で洗礼を賜ることになったのか。何を思って入信することを決意したのか。白いパンツスーツがお似合いで、健康の光に輝くディアンちゃんが両親、名付け親たちに囲まれ、おでこに聖水を浴び、神父の質問に「信じます」と応えている姿に胸が熱くなりました。
神よ、人生よ、若きディアンちゃんを裏切らないであげてください。

午後は義理の叔母が食事に来訪。雨の日のお客様は有難いですね。家の中がぱっと明るくなります。


大した料理ではありませんが、写真を取ったのでアップしましょう。

ウサギのコンフィとローストポテト
フランスに来て早13年。ジャガイモ料理も色々作るようになりましたが、私の心はいつも、子供の頃に過ごしたイギリスの学校給食に出てきたローストポテトに戻ります。これの再現の仕方が長いことわからずにいたのですが、イギリス料理、難しいはずはない。ひょんなことから作り方を発見。固ゆでしたジャガイモに脂(ここではコンフィに使ったオリーブオイル)と塩をまぶし、220℃のオーブンでこんがり焼くのです。外部分が、焼き芋の外側の内側の固い部分風に噛みごたえがあって、中はジャガイモの甘味ぎっしり、しっとり、ほっこり。 イギリス料理、万歳!なのです。
見た通り、グリーンサラダ
トーム・ド・サヴォアとサン・フェリシアンとかそんな名前のとろけるチーズ
エッヘン、私の腕も上がったでしょう?
……なんて、ウソバレバレ。ジモティ自慢のオートィユ通りのパン屋さんの
シャーロット・オ・ショコラ。羽のように軽くって素晴らしかったです

引き続き雨降りの月曜日。
仲良しの母娘が2組、拙宅を訪れてくれました。
女の子って会うたびに輝きを増していきますね!楽しいひと時のあとのバイバイのたびに、「倖せになるのよ!」って願わずにはいられないお節介オバサンです。

そしてオバサンのいい加減なお菓子をオイシイと食べてくれてありがとう。


子猿たちに、なぜか不人気なチョコチップクッキー。米粒型のお砂糖をかけて
媚を売ってみた。

……けど、そんな安っぽい愛情は焦げ付いてしまい……


一方、媚売らずのアップルケーキ。どうせ子猿たちは林檎の焼き菓子は
食べないし、と思っていたら、食べてくれた!
雨降りの日は、気持ちが落ち着いて実は好き。
ちょっと退屈で、さびしいんだけど、今回はお客様たちも来てくれたし。
すみれちゃんが来てくれたときの「ぐりとぐら」のような気持ちです。

みんなありがと。また遊ぼうね。