2011年11月4日金曜日

バカンスを終え……

秋休みが終わり、昨日から子猿達+姪っ子は学校に戻りました。夫は一足先に一昨日から出勤。
あ~ぁ、この二週間楽しかったけど、疲れを否めないわ。

バカンス中、いやそれに限らず、毎日全てが滞りなく進むように、家族皆が健康に、前向きに暮らせるようにと切り盛りするのって、すごい仕事量ではないですか。6歳の兄猿が起き抜けに、「寝たら疲れた」と言って親をあきれさせていますが、本当のところは気持わかる!私も、起きている間は走り回っているから気づかないけれど、一旦休むと、かえって疲れを感じるのです。

休みの間手をつけられなかった事務処理等、また書き物関係でのTo do listなどなど、やることは山積みなのですが、まずは一息つかなくちゃ。
私の「一息」はこうしてブログを書くこと、人様のを読むことから始まります。

今日読んだ、内田先生のブログ 、出だしの部分、大いに同感、そしてその姿勢に感動したので、ここにコピペさせていただきます。(彼はこういうことを承諾しているのです。)

中学生に対する講義をされたとのことで、それに挑むにあたって、内田先生は以下のように認識されているそうです……

『子供たちは「彼らの知性に対する敬意」が示される限り、その限界まで理解力を押し上げてくる、というのは私の揺るがぬ確信である。
「子供にもわかるように話す」人間の話を聴いているうちに知性的、情緒的な成熟が果たされるということはない。
一期一会。1000人の少年たちが私の話を70分間静かに聴いて下さるというのである。
このチャンスを逃すことはできない。
君らの理解力を限界まで高めないと「ついてこられない」話をしようではないか。』

その先のグローバリゼーションに関しての話は、リンクをご覧下さい。

私も同感!と思う出来事がありました。
皆さんも、子供だからこれはムリだろう、って思うようなことを、やらせてみたらできた!っていうの、ありませんか?親が子供の限界を、勝手に見限ってそのレベルに下がってあげようとお節介をし勝ちですが、そうじゃなくて、子供の知性をもっと信頼して限界ギリギリまで挑戦する、時にはそういうことも大切なんだなぁ、と思ったのは、実はとっても些細なことから……

半年前でしょうか、6歳の兄猿は靴紐の蝶々結びができるようになりました。フランスの学校では、自分で蝶々結びができるようになるまでは、紐靴は辞めてくれ、というところ多いそうですが、兄猿のところはそういうお達しもなかったので、ずっとこのスニーカーを履かせていました。母猿は、「この子はぶきっちょだし、他の男の子達もできてないってことは、(女の子達はもちろんできている)年齢的にムリなのだろうけど……」というやる気のない姿勢で、時おり、「こうやるの」と蝶々結びのやり方を見せてはいたのですが、それがある日、自分でできるようになった。
それだけのことだったのですが、やらせればできるんだなぁ、と小さく感動したのですよ、母猿は。

この内田先生のような姿勢で多くの大人達が子供達と接してくれたら、彼ら(少年少女)の世界はもっと豊かになるんだろうな。可能性を最大限まで広げてあげたいですね。

内田先生ブログ訪問の後、ピノみほさんのしっとり&美味しそうなブログを拝見し、Davidさんのセンス良しなイタリア食べ物ブログをみて、ココロに染みるフレーズブログの渋いおじさんのつぶやきを読んで、ようやく、「スー、ハァー」、と深呼吸できたような気持になりました。
皆さま素敵なブログをありがとうございます。

書くのって、読むのって、精神安定剤でもあり、人間の感情・頭脳の刺激であって、喜びであって。こういう機能をもつ人を創造された神様って本当に偉大だわ、と実感する一時でもあります。

皆様、どうぞよい週末を!