2011年9月16日金曜日

贈り物

昨日の水曜日は朝から「To do list」が沢山あったので張り切っていました。To do といっても主婦のそれです。「洗濯をする、子供を風呂に入れる、夜ご飯の仕込みをする」といった小さなやるべきことばかり。

この「やるべきこと」リストの中の一つに、「メゾン・ラブ二コル」という、マレ地区にあるチョコレート屋さんで義父への贈り物を買うことがありました。このチョコ屋さん、義父のお気に入りなのですが、彼はまだ、パリに店があることを知らないはず。サプライズになると思ってのチョイスなのです。
そして、もう一つ、買わなくてはいけないものに、兄猿が学校で使うとってもシンプルなノートで、どうしても近所の文房具屋で見つからないのがあ り、それもこのチョコ屋さんの近くのデパートにあると聞いてたので、「よしよし、子猿達が日本語補修校の授業に出ている1時間半の間に買いに行ってこよ う」と計画していたのでした。

ところが、日本語補修校、夏休み明け初日でしたので、ママさんたちとも久々なる再会。コーヒー飲みながら積もる話で盛り上がっているうちに、子猿達の授業も終わってしまったのです!!!

どうしようかと思いましたが、週末の義父の誕生日までにこちらに出てくる時間もないしナ、よし、行くか!
東京でいう原宿のような繁華街を子猿二匹引き連れ、地下鉄二駅分の距離を歩いて、いざ、チョコ屋さんへ向かいます。途中、ノートを買いにデパートにも寄るという、午後5時の4歳児には過酷な旅路です。

途中、飴玉で釣ったりするシーンもありましたが、無事チョコ屋に到着。
そこは、大人にも夢のような世界で、様々な人形の形をしたチョコなどもあり、子猿達は目を輝かせます。
「ボンパパ(おじいちゃん)きっとコレが好きだよ。」と言って、ボンパパ興味ないこと100%のホワイトチョコの金魚などを選んだり、
「ボンパパ喜ぶねぇ。もっと買ってあげようよ」
とか、彼らなりに、ボンパパのプレゼントを選びます。

プレゼントを選び終わって、彼らにも5センチ正方のホワイトチョコを買ってあげたら、それはそれは嬉しそうに、美味しそうに食べていました。

ついつい、「面倒だし」「子供なしの方が早いし」「子供には良くない場所だし」と、自分だけで用事を済まし勝ちですが、たまにはこうして、社会科見学させるのも良いものですね。
そして、こういうミニ旅が母猿にとっては珠玉の思い出となるのでしょう。十年もしたら、この猿達も声変わりして、母猿と並んで買い物なんてしてくれないに違いないですし。

義父へのプレゼントでしたが、私にとっても楽しい子猿達とのプレゼント選びの旅になり、その後帰宅してから子猿らを風呂に入れ、晩御飯も作り、寝かせ、To do listを無事完了した一日だったのでした。