というのも、最近は新刊を貸していただく機会が多くて、「もったいない」おばさんとしては、「ははぁ、有難くお借りします」といっては、家事放棄して読み込んでいるのです。
伊坂幸太郎、東野圭吾、その他ごめんなさい、名前を忘れてしまったベストセラー作家殿々。もう編み始めてしまったマフラー状態で、止まれずに読ま される。その手腕は素晴らしいのですが、正直言って、後味悪いのです。何故かと言うと、あとに何も残らないから。アガサ・クリスティーほど、エンタメ度も 高くないし、なんか、人生の無駄使いしちゃったかな、って感じです。
そんな中、この人、イイ!会ってみたかった!と思ったのは向田邦子です。明るい、からっとしている、鋭い、そんな人柄も好きだし、戦後からの昭和 が舞台の庶民の話、とても懐かしく愛着を感じます。でも残念ながら、出版されているのは、殆どがエッセー。私はフィクションが好きなんですよね~。「あ・ うん」のような小説をもっともっと書いて欲しかったです。
なんだろ、夢、希望、せつなさ、などがぎゅっと詰まった小説、そして巧いの、ないでしょうか。
お勧めあったら是非お知らせください。