2011年6月6日月曜日

恵みの雨

何日ぶりでしょうか、パリに雨が降っています。しとしと、しとしと、気持が落ち着く。
前回のエントリーでかなり愚痴りましたので、心あらため、ポジティブなことを書こうと思います。

この連休、まもなく6歳の兄猿が自転車に乗れるようになりました。実はカタール時代に既に克服していたのですが、パリに戻って以来、気軽に自転車、という 環境でなかったので、バランス感覚を忘れていたのでした。私が子供の頃の東京は、ちびガキ達が自転車に乗り回しているのが前提に車も走っていたように思う のですが、パリは違うようで。こんなところでパリは大人前提の街ということを再確認です。
で、自転車。
公園でしばし特訓の甲斐あり、いよいよ一人立ちです。
ふわーぁっと走り出したときの、兄猿の驚いたような笑顔、周りの大人らの爽やかな微笑み。その両方にちょっと感動しました。おじさん達の笑顔は、「ガンバレヨ、少年!」と言っているように聞こえる。
少年、未来に向かって漕ぎ出す。ほんと、ガンバレヨ!

そして連休最終日の昨日は、パリの真髄、マレ地区に出かけ、INSEAD時代の友人の妹さんと初対面。友人自身は昨夏終わりに昇天されました。お姉さんの 面影ある妹さんにお会いして、またお姉さまの生前の写真を沢山持ってきてくださったのを観ていると、何だかとても懐かしい気持になりました。そして、世界 各地にて、友達・家族に囲まれ得意そうに、楽しそうに笑っている彼女を観ていると、良かったね、幸せな時が沢山の人生だったんだね、と嬉しくなり。
晶子さん、本当にありがとうネ。

別れたあとはセーヌ川を走るバトー・バス(船バス)に乗って、うちの方まで帰りました。子猿達の大興奮ぶりに、少々高い船賃も元取った気になります。ありがと、そんなに喜んでくれて。
子育て、今が一番貰うものが多い時期なように感じます。この先は、勉強だなんだって、先のJubiさんの主婦連のように報われないことが多そう。

雨、もうおしまいでしょうか。遠くに見える新・凱旋門の辺り、雲が晴れているようです。
どうぞ良い一週間をお過ごしください。