2020年7月27日月曜日

フランスの夏 ① コンセルヴ作り

フランスの、初夏の風物詩といえば、コンセルヴ作り。
コンセルヴ……長期保存できる、瓶詰やコンフィチュール(ジャム)のことです。

6月の終わり、もしくは7月のはじめになると、スーパーで、コンフィチュール用の、ペクチンが加えられたお砂糖が最前列に並べられます。
先日、買い出しに行ったときは、5キロパックの徳用サイズも出ていました。
それを見て、「もうそんな季節なのね」と、時の流れに想いを馳せて……

……なんてゆとりはありません!
特に今年は、もう大変なのです!!
何がって?この写真を見てください。3年に一度の大豊作年なのです。
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こちらはミラベルです。たわわとはこのこと。
タイトルカバーのは枝を軽くゆすって落ちたもので、それだけで5キロほど収穫しました。これからの3週間くらいは、毎週末、この勢いで収穫することになるでしょう。
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そのほかにも、レンヌクロードというプラムも大豊作で、こちらも5キロほど収穫しました。
この写真に一つだけ混じっている赤い実、クエッチュ(プルーン)は、8月中旬が盛りとなるでしょう。イチジクも続々と熟れています。葡萄は八月終わりから少しずつ収穫し、盛りは9月終わりとなります。
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これらをどうするか、というと、もちろん風物詩のコンフィチュールも作りますが、そんなに作っても食べきれません。昨日だけで13個作りました。
すでに、フランボワーズのを20個ほど作りましたし、このあとブラックベリーも、クエッチュ、そして花梨も控えています。
友人らに上げるにしても、多くの方は、わが家同様、夏はコンフィチュールを作っているでしょうから、お裾分けするにも考えてしまいます。

そこで、登場するのが、コンセルヴ。
瓶詰にするのです。
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このような瓶を煮沸消毒し、別売りしているオレンジのゴムを付けます。
そこに、種抜きしたプラム類を詰め、ふたをしっかりと閉じます。
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この瓶を鍋に入れて、
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義母の別荘には、こんな大きなコンセルヴ専用の鍋があります。
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もう一段重ね、計10個。瓶が被るまで水を注ぎ、ふたをしてガスに火をつけ、100℃以上で10分ほど加熱するだけ。
火を止めたら、冷めるまで放置しておきます。
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水もお砂糖も加えません。年中涼しいカーブに貯蔵すると、一年以上保存ができます。
そのまま食べてもよし、タルトやケーキに使ってもよし。

夏は、ポタジェ(菜園)で採れた、トマトやトマトソース、ラタトゥイユも瓶詰コンセルヴにします。

一日がかりとなるので大変ではありますが、普段しない作業なので楽しくもあり。
また、天の恵みである果物や野菜を無駄にせず、美味しく保存できるのが嬉しくて、せっせと採って、ゆすいで、切って、詰めて、とやっています。

ジャムの空き瓶などでも同じようにできますのでお試しください。
「真空瓶詰め 作り方」などで検索すると、もっと丁寧な作り方が見つかると思います。
ふーっ。
一仕事を終え、ふと顔を上げると、空は茜色。
フランスの夏はこれからが本番です。
Stay safeしながら、できることをやっていきたいと思っています。
皆様も、どうぞご自愛くださいませ。

2020年7月22日水曜日

メイキング・オブ『どんな日もエレガンス』

この度、新刊を上梓しました。
『どんな日もエレガンス』というタイトルでして、
りんどうの花のような、艶やかなのにしっとりとした、
それはそれはエレガントな青い本です。装丁・デザイン、そして編集の方々が、このように美しい本に仕上げてくださりました。

りんどうブルーのこの本、書店で見かけたら、どうぞ手に取ってパラパラとみてやってくださいませ。キンドル版もあります。
この本のメイキング・オブは、大和書房のSさんのご引導で始まりました。

実は、お話を頂いた時は、フランス貴族層のライフスタイルについては前作で全て絞り出したし、どうしよう、新しいことを書けるかしら、と迷う気持ちがありました。

でも、瑞々しくて誠実なSさんとお話ししていたら、沸々とやる気が湧いてきたのです。

新しいこと、面白いアングル、センセーショナルな話題を探すのではなく、フランスにおける日々の暮らしの中で、私の心に残っている一シーン、胸を打たれた出来事。
そこから考えたことを伝えたい。
そして、読者の方々と一緒に、人が人らしく生きていくためには、どうしたらいいのか、一緒に考えていきたい。
そう思い筆を執りました。

自信がないときは「とても良かったですよ」と励まして下さり、
間違った方向に走っているときは、「こっちですよ~」と呼び戻して下さる。そんなSさんのお陰で無事ゴールインできました。
伴走してくださる方がいるというのは、何と心強いことでしょう。
改めて御礼申し上げます。
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書き終えた今は、意外なほど、落ち着いています。素直になっている、と言い換えてもいいかも。

そして思いは一つ。
この本を手に取って下さった方が、最後の一ページを繰られる時、心の中にりんどうブルーのようなエレガンスが広がっていますように。
そう願うばかりです。

2020年7月1日水曜日

新しい一日

このところ、何か心にふんわりとした靄を感じていました。

どんよりした雨雲ではなく、鉛のような重石でもなく。
大きな心配ごとがあるわけでもなく、緊張を強いられるタスクがあるわけでもない。
今朝もそんな感じで目が覚めたのですが、その後刻々と霧が晴れていくように、心の中が見えてきました。
ちょっと自分に自信がなくなっていたようですね、私。
書くことが好きで、才能が低い(ないとは言いたくないっ!)のはわかっているけれど、それでも書いている。書いているんだけど……。
自分で選んだ道を歩いてきて、ここまで来てしまった。間違っているかもしれないけれど、この道を選んだ。でも、それで良かったのだろうか……。
唐突かもしれないけど、コロナ。これも心の靄の理由の一つだということは知っている。じわじわと存在している。景気はどうなるの? 世界は?

そしてその世界。歯車が狂ってしまっている。善が罰せられ、悪が良しとされている。この下り坂はどこまで行くの?
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そんな数種の不安が靄と化していたけれど、もう大丈夫。
不安というものは、原因が見えてくると、少し軽くなりますね。

原因を、一つ一つ見据えて、心づもりを決めていけばいいじゃない?
そんな気持ちになっている今朝。
なんだろう、このふつふつと覚醒しているような感覚。

気づくと、今日は7月1日。
ということは、昨日は2020年前半の晦日。除夜の鐘は聞こえなかったけれど、どうやら心の中をお掃除して頂いたみたいです。
だから、今日からはもう大丈夫。
あとはひたひたしずしず歩いて行こうと思います。

2020年6月24日水曜日

フランスの今、ロックダウンが解除されて……

二年前のノルマンディ
ベルサイユより、ボンジュール!
今週の月曜日より、フランスのロックダウンがまた一段階緩和され、これでほぼコロナ前と同じ状態に戻りました。

レストランはテラスだけでない、店内でもサービスできるようになりました。学校もスタートし、リモートワークしていた人もオフィスに戻りつつあります。屋内での映画館やスポーツ施設も営業を再開しました。
勿論、マスクの着用や、一メートル以上離れて、など制約は設けています。

ボーイスカウトも、毎夏恒例の3週間野外キャンプを決行するとの連絡がありました。

既にEU内の移動は許されていて、フランスと日本間も、7月初旬よりJALが運航再開するそうです。

未だに週に一度買い物と散歩に出る程度なので、街の様子を語ることはできないのですが、マスクに着用率がぐーんと減っている気がします。
スーパーやパン屋さんでは、売り手も買い手もマスクしている人先週の段階で三分の一くらいでした。

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フランスでは、未だに日々の感染者数が200~600名近く、そんな中でここまで緩和されてしまうと、あとは自分でどこまで通常に戻すか判断しなくてはなりません。

・子供達を学校に行かせる?(義務ベースになったのですが、あと少しで夏休みだから、休んでも学校は大目に見てくれるでしょう)
・習い事も再開したけど、どうする?
・ボーイスカウトのキャンプにホントに行かせるか?
・田舎に行くときにTGVに乗せる?
・マスクはいつまでする?(屋内に行くときはずっとしていようと思っています)
・バカンスはどうする?ほんとうに国外行っちゃっていいの?

この先3年くらいはコロナと共生しなくてはならないと思うと、いつまでも家に閉じこもっているわけにはいかない。でも、今の段階でどこまでリスクをとるべきなのか。考えちゃいますね。

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昨日は、近所のお友達ナタリーに誘われて、3か月ぶりに森へウォーキングに行きました。

森の中を歩きながら、ナタリーの口は休まるときを知りません。
「ロックダウン中は、遠隔授業のために、ずっと家でコンピューターの前にいたから、太っちゃったわ。いや、そのせいだけじゃないかしらね。外に出る気になれずにいたのよ」

ーーうんうん、その気持ちはわかります。私も、2月終わりに日本から戻り、第一段階目の緩和があった5月11日までの二か月以上は、あまり外に出たくありませんでした。

「それが先週辺りから、急に身体を動かしたくなって、少し走ってみたんだけど、心臓破けるかと思った!それで、まずはウォーキングから始めることにしたの」
二人して調子に乗り一時間ほど歩きました。気持ちよかった!

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彼女のように、いよいよ今週から活動開始、というフランス人も多いのではないか、と思います。お隣さんも、月曜日からオフィス勤務復帰したようですし。夫いわく、通勤電車もついにパンパンに戻ってしまったようです。

先週末の夏至の日は「街角音楽の日」やデモで密な集まりが幾つもあったようですし、今後10日の感染者数が非常に気になるところでもありますが、とりあえず、人々の気持ちは外に向かっている。

この一二週間の感染者数が想定の範囲であれば、一気にバカンスムードが広がると予測されるフランス。こわいなぁ、大丈夫かなぁ。

引き続き、Stay safeで

2020年6月10日水曜日

ベルサイユ便り、寂しいフランス人


雨が降ると思い出す人がいます。
三年前のことです。あの日、友人の車に乗ってベルサイユ右岸駅の先にあるマルシェ・ノートルダムに向かっていました。本降りになってきちゃったな、と歩道を見ていると、涙を流しながら歩いているマダムがいたのです。それがマリーでした。
その時のことを書いてみました。
あれは火曜日のこと。
子どもが同じ学校に通う親御さんとして見知っているマダム、マリーが、涙を流しながら歩いている姿を車窓から見かけました。
隣で運転しているナタリーにそのことを伝えると、
「旦那さんが出て行っちゃったらしいわよ」
とのこと。
それはお辛いだろうな、と同情しましたが、励ましの声を掛けるほどの仲ではありません。
私の中ではそれでおしまいでした。
そして木曜日。
朝、ちび猿を校門まで送り届けたあと、いつものように図書室のボランティアに行くと、あれ、雰囲気がいつもと違う?
フランチェスカ、ガエル、アリアン、シルヴィ、ソフィー。いつもはワイワイにぎやかなメンツが、輪になってしんみりと話しています。見ると、そこにマリーもいました。
木曜日チームは、その日は古くなった本の修理や、新書にビニールカバーを付けるという作業をします。他の曜日には子供たちに読み聞かせたり、先生と一緒にアトリエを手伝う日もあり、マリーはそこで活躍している、と、そう言えば聞いていました。
だから、マリーが図書室にいても不思議はないのだけど・・・・・・。
この日もマリーは目を腫らして泣いていました。
私は遠慮すべきかな、と戸惑っていると、
「ミキ、ほら、ここ空いているわよ。マリーの話を聞いてあげて」
と図書室長で、皆の「ボンママン(おばあちゃん)」的存在のアリアンがいつもの優しい気配りで私を仲間に入れてくれます。
マリーも、「ミキも私のために祈って。もうくじけそうでね」と、そこで泣き崩れました。
言葉にならないマリーの代わりに、隣にいたクレールが事の次第を説明してくれました。
うわさ通り、マリーのご主人は「ほかに好きな人が出来た。君とは暮らせない」といって出て行ってしまったそうです。それが3カ月前のこと。今は弁護士も入って、養育権のこと、財産分与などについて話がつきつつある、と。
今の住居にマリーとお嬢さんはそのまま住み続け、ただし、月に10日はご主人が娘と過ごすために来るので、その間、マリーは家を明け渡さなくてはならないそう。
確かに、子供が移動するより親が動く方が正しいとは思うけど、マリーにしてみると月の1/3は家に戻れない。それもむごいなぁ、と胸が痛みました。
この木曜日はマリーが家に戻ってはいけない10日の4日目で、マリーはご実家いても何をしたらいいのか分からず、気づいたら学校に来てた、ということでした。(でも火曜日も近くに来てたよね?)
なんという悲劇でしょう。
「私が強くなれるように、祈って」というマリーに、
「ええ、ええ、もちろん」と涙を堪えて頷きましたよ。
……でも同時に、なんとオープンな悲劇なんだろう、とも思いました。
私が同じ立ち場だったら、こんな風に、みんなに周知したのだろうか。噂に尾鰭をつけないためにはそうした方が得策なのかも? 
それで思い出したのですが、マリーだけでなく、近所の方でも同じケースがありました。あの時も、当該マダムは近所の方のお宅で催されたコーヒー・モーニングで滔々とご自分の心中を語られていました。当時、私はベルサイユに引っ越して間もなかったので、「そんなプライベイトな話、新入りの私が聞いていいのかしら」とドギマギしましたっけ。
拙書、「フランス伯爵夫人に学ぶ...」にも書きましたが、フランス人は、用心深いところがあります。
自分のプライベートな話や弱みを見せるような話を余りしません。
強気で、万事上手くいってるわ、と鼻高々なことしか話さない。
これがプライドの問題なのか、見栄っ張りと呼ぶべきなのかわかりませんが、とにかく日本人のように「正直ベースの話」など、滅多にしません。
そんな私の「フランス人観」を真っ向から否定するマリーの公開悲劇。
超プライベートだし、超オープンに話すし、これは何を意味しているんだろう、と考えてしまいました。
そこで思ったこと。
みなさん、実は寂しいのかな、と。
ベルサイエ・マダム達は、社交バタフライのように、いつも友達に囲まれているようだけど、実は、心が通い合っている友達がいなくて、こういう大悲劇を前に混乱し、取りあえず誰かに聞いて貰いたい、と、しゃべりまくっているのではないか。

いや、昔の友達にも聞いて貰おうと連絡したのよ。だけど、「久しぶり」と挨拶を交わし、「今大丈夫?」と気を遣ったりしているうちに、どう切り出したらよいのかわからなくなったの。
昔は沈黙も気にせずに一緒に時間をやり過ごすことができたんだけど、彼女、スマホの時刻チェックしているの、気づいちゃったし。
もう昔のように心が通い合わなくなっていることに気づいたのよ。
それで寂しくなっちゃって、でも一人で抱えていると気が狂いそうだから、とにかく聞いてくれる人がいたら、話しているの。
……妄想癖は私の悪い癖です。

寂しいのはフランス人だけではありませんよね。
大人になると、友情を育むのも一筋縄ではいきません。
相手の結界に踏み入らないように。いや、時には敢えて踏み込んで近づくことも大切かな。
相手が歩んできた道程がどんなものだったのか想像力を働かせ、
できるだけ理解するよう努める。
でも、決して理解した、と思い込んではだめ。そういう思い上がりはダメ。
そんな心遣いをフル回転に遣って育むのが大人の友情。

もう学生時代のように、無遠慮にお互いをさらけ出し、ぶつかり合う友情は無理なんだと思う。
少し寂しい気もするけれど、寂しさは大人であることの必須条件でもあるわけで。
年を重ねた人だけができる、互いへの労りと相手への理解をもって、友情を大切に継続したいな、と思います。
あれから三年。
マリーは娘さんと一緒にパリに越したと聞いています。
元気だといいな。もう泣いていないといいな。
いや、アムールの国の人ですものね。新しい彼がいたりして。

長くなりました。また行きます!



2020年5月27日水曜日

フランス、遠隔授業のその後

もうすぐですね。
今朝、学校からのメールがありました。


「近日中に、政府からロックダウン緩和の第二弾について発表がある。
そこで、パリ首都圏の感染率が下がっていたら、中学、高校も再開できる。だが、我が校は、政府が設けている衛生上の条件のうち、一クラス15名までというのには対応出来ない。よって、基本的に、今学期は終わりまで遠隔授業を続ける」
……予想通りでした。ちび猿の、Yuppi!という声が聞こえます。

「だが、遠隔授業だと就学が困難な生徒には、対面にて補習したい。実態を知りたいのでアンケートに答えて欲しい。」
……アンケートは実にシンプルで、「子供が自宅学習することに困難がある、ない」、「もし学校に通わせるのであれば、昼食は自宅で対応出来るか、否か」と言う程度のものでした。

「その他の生徒に関しても、対面することの大切さを認識している。よって、学校に登校する日を一日設ける。そのときに成績表を渡し、生徒は学校に返却すべきテキスト・タブレットなどを持ってくること。登校日は、人数制限して決め、追って連絡する」
……子供にとっては、大した重みがない一日となりそう。

「終業日は、教育省からは、当初予定より先延ばしの7月4日と言われているが、そこまで生徒達の集中力を持っていくことは困難だ。家で子供達の勉強態度を見守っている親御さん達も疲れていることだろう。よって、本校では、6月26日を今年度最後の日とする。授業自体は、その一週間ほど前に終了し、そのあとは、来年度に向けての、周知・指導に使う。」
……一週間もオリエンテーション?それも遠隔・オンラインで?
……ま、いっか。


2ヶ月以上ぶりに、パン屋で買い物しました。
焼きたてのバケットはやっぱり最高!
サンドウィッチの基本、Jambon beurreです
先日のブログで、義妹夫妻が怒りまくっていた、と書きましたが、その一つに学校のことがありました。彼らの子供達は、一人が初等部、一人が中等部、もう一人は高等部に通っています。

彼らいわく、
「先生達が手抜きし過ぎている。ちゃんとやっている先生もいるが少数だ。」

「コロナ・バカンスを決め込んで、自分の別荘で悠々自適にリラックスしてに決まってるわ。」

「遠隔授業だと? 教育プラットフォームに、『何ページ~何ページまでを読み、感想文を書くこと』とあるが、提出しなくていいそうだ。要するに添削しなくてよいという。数学も『添付したプリントをやるように。解答も添付するから自己採点すること』。これを授業と呼ぶのか?教師にしてみたら何て楽なこった!」

「オンライン、オンライン、って何よ。さすがに春休み以降増えたけど、一日一コマあるかないかでしょう?全部オンラインすべきよ」

「その上、6月半ばに終了するなどとほざいている。教育省は7月4日まで、と言っているのだから、そこまできちんとやるべきだ。子供達の集中力が持たないなら、持つような授業をすべきだ」

と、熱い熱い。

日本では、26府県が夏休みを短縮して授業することを決めているそうですね。私はフランスもそうしたら良いのに、と思っているので、そういうと、

「私もそう思っている。でもそれを提案したリセ(高校)の校長はクビになったの。もちろんそれだけが理由ではなかったけどね。夏休み2ヶ月もあるんだから短縮しても良いと思うんだけど、もう先生・PTA両方から猛反対があったらしいわよ」

……とのことです。
ちなみに、彼らの子供達はパリ16区のトップクラスの私立校に通っています。うち一校は、マクロン夫人がかつて教鞭をとられていた学校です。


義叔母からのプレゼント。
同じアルコールなら素敵な香りで除菌しましょう、という。
マスクにも一吹きして使っています。

9月からはどうなるのでしょうね。
これを機に、少人数学級になればいいのに。
わが家は、インターナショナルスクール時代に、その素晴らしさを知ってしまいました。
一クラス12~15名でした。
先生も教えやすいでしょうし、何よりも、虐めが避けられます。家族のように皆友達になると思う。インターでは、変わった子も、勉強ダメな子も、「しょうがないな、ほら」って皆でインクルーシブにやってて、ほんとに感動しました。
まずは、ここにお金掛けて、やるべき。

時代は「インクルーシブ」だと思う。
排他的な考えを、それこそ排除しないと、銃殺事件やテロや引きこもりが止められません。
今、学校が排他的な考えの土壌になっている気がします。
日本も、9月スタートよりも、こっちを考えたら? 
(桜の季節が終わりと始めというのは情操教育にとても良いと思いますよ)
などなど、またアップデートしまーす!
引き続き、Stay safe!!

2020年5月25日月曜日

日常へ……




青空が広がるベルサイユより、おはようございます。


月曜日の朝、窓からは、新緑の明るい緑と、青い空しか見えません。

週末は、木曜日がイエス様の昇天を祝う祝日で、そのまま週末まで繋げた4連休となりました。そこで実に2ヶ月+ぶりに、義理家族の集まりを催しました。私と夫にとっては、2週間前に外出制限が緩和されてから初めてのおもてなしです。

まず木曜日に、義理の甥が2人来訪。二人とも、うちの兄妹猿と一つ違いで大の仲良しです。
お昼はバーベキューで、焼き肉を。ティーンエイジャーの男子4人と私達夫婦で、何と2.5キロのお肉が消え、

後で出てくるグラタン・ベネディクト
ツィッターの繋がりから教えていただいたレシピです。
堅くなったパンをとっても美味しくリサイクルできます!
                                                         
翌日金曜日には義叔母がお昼に来訪。
この日は、白アスパラを卵マヨネーズやビネグレットで和えたもの、牛肉の煮こごり風テリーヌ、そしてメインは、スコットランド産のサーモンのバーベキュー、手作りフレンチフライなどなど。
デザートには義叔母が好きなクレーム・キャラメル(プリン)を作ったのですが、これが過去最高の出来!

ピンボケしちゃった。
春巻きの皮は、フィロ(フランスではBrick)で代用しました。
翌々日土曜日には、義妹夫妻とその娘が来訪。義甥の一人の誕生日ということもあり、
田舎風パテやプロシュートなどのシャルキュルトリ・プレート、和風春巻き、鶏唐揚げ、牛肉の煮こごり風テリーヌ、白いごはん、堅くなったバゲットとポテトをベシャメルで絡めたグラタン・ベネディクト、ブロッコリーとクランベリーのサラダ、トマトとモッツアレラのサラダ、チーズ各種。
デザートは、手作りミルフィーユとショコラ・フォンダン、

と、タイプしているだけで、ゼイゼイ言いそうなほど、料理しました。春巻きなど、フラ初めて作るに等しいものもあったのに、どれも上手くいって、神様ありがとう!
結果オーライだとストレスはなしですね。(疲労はあるけれど)




義叔母とは、ロックダウン中も、電話で話していて、そのたびに、ロックダウンに対する不満を散々聞かされていたので(「コロナ、コロナって騒ぐけど、あんなの単なる風邪じゃないの!」)予期していました。区長、市長、そして首相に、十通以上のクレームレターを送っていて、その度にその手紙を私のところにもコピーしてくれていましたし。

でも義妹夫妻の政府批判は、不満というより、怒りのレベルで驚きました。
いわく、「恐怖を煽って、罰金で締め上げて、まるで、子供扱いしている」「マクロンは、今回、これは戦争だ!と脅かして、その上、休校だ、ロックダウンだ、経済は中断しろ、とプライベートセクターにも口出しして、皆が服従することへの快感に酔っている」「首相も厚生大臣も使えない。根拠ない発言ばかりだ」
「もっと早く対応していたら、こんなことにはならなかった」
「ロックダウンなど必要なかった」
「この先、恐慌になったらあいつらの責任だ」
と、批判の言葉は終わることなく。

そうそう、この二ヶ月の間、叔母は、必要書類を持たずに散歩に出掛け、アパルトマン近くのベンチで休んでいたところ、警察に捕まり、危うく罰金を取られそうになった、と涙ぐんで電話かけてきたこともあります。
「どうして書類を持っていなかったの?」と聞くと、
「自分の街を歩くのに、何でそんなものが必要なのか納得できないから」
というお答え。
フランス人、気位高すぎます。

義妹達も、話を聞いていると、ご主人はロックダウン中も田舎に疎開していた義妹と子供達に会いに出掛けたりと、結構自由なことをやってた風。「ふーん、子供に会いに行く権利はあるのかな?」と思いつつ、よくよく聞いていると、やはり警察に捕まったそうです。「自由を制限する権利はない!」と怒りまくっていました、義妹の旦那。
私にすれば、なんで、そんなチャレンジングなことをするのか、理解できませんが、これがフランス精神なのでしょう。


今日は2か月以上ぶりにパン屋に行きました。
美味しいバゲットで、Jambon beurre 、ハムとバタのシンプルサンド。
The best!
思うに、私達がベルサイユの片田舎でのんびり庭仕事をしながらロックダウンしていたけれど、これがパリに住む人達の声なのかな。

だとしたら、この先、避けられないであろう、失業や不景気が露呈するころに、またストライキや暴動がありそう。フランス人、怒りのレベルに達すると、コントロール利かなそう。

木曜日には政府からロックダウン緩和、セカンドステップについての発表があります。
100キロ制限が解かれるでしょうか。
夏のバカンスは、どうなるの?
学校は、この先どうなるの? 9月からはどうするの? コロナなくとも、一クラス35人って、多過ぎるよね? この機会にクラス、小さくして欲しいな。

未曾有の事態、政府が上手に仕切ってくれると良いのですが、ペシミスティックな私です……。

でも、至って元気ですので、その点はご安心を。また行きます!