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2020年5月25日月曜日

日常へ……




青空が広がるベルサイユより、おはようございます。


月曜日の朝、窓からは、新緑の明るい緑と、青い空しか見えません。

週末は、木曜日がイエス様の昇天を祝う祝日で、そのまま週末まで繋げた4連休となりました。そこで実に2ヶ月+ぶりに、義理家族の集まりを催しました。私と夫にとっては、2週間前に外出制限が緩和されてから初めてのおもてなしです。

まず木曜日に、義理の甥が2人来訪。二人とも、うちの兄妹猿と一つ違いで大の仲良しです。
お昼はバーベキューで、焼き肉を。ティーンエイジャーの男子4人と私達夫婦で、何と2.5キロのお肉が消え、

後で出てくるグラタン・ベネディクト
ツィッターの繋がりから教えていただいたレシピです。
堅くなったパンをとっても美味しくリサイクルできます!
                                                         
翌日金曜日には義叔母がお昼に来訪。
この日は、白アスパラを卵マヨネーズやビネグレットで和えたもの、牛肉の煮こごり風テリーヌ、そしてメインは、スコットランド産のサーモンのバーベキュー、手作りフレンチフライなどなど。
デザートには義叔母が好きなクレーム・キャラメル(プリン)を作ったのですが、これが過去最高の出来!

ピンボケしちゃった。
春巻きの皮は、フィロ(フランスではBrick)で代用しました。
翌々日土曜日には、義妹夫妻とその娘が来訪。義甥の一人の誕生日ということもあり、
田舎風パテやプロシュートなどのシャルキュルトリ・プレート、和風春巻き、鶏唐揚げ、牛肉の煮こごり風テリーヌ、白いごはん、堅くなったバゲットとポテトをベシャメルで絡めたグラタン・ベネディクト、ブロッコリーとクランベリーのサラダ、トマトとモッツアレラのサラダ、チーズ各種。
デザートは、手作りミルフィーユとショコラ・フォンダン、

と、タイプしているだけで、ゼイゼイ言いそうなほど、料理しました。春巻きなど、フラ初めて作るに等しいものもあったのに、どれも上手くいって、神様ありがとう!
結果オーライだとストレスはなしですね。(疲労はあるけれど)




義叔母とは、ロックダウン中も、電話で話していて、そのたびに、ロックダウンに対する不満を散々聞かされていたので(「コロナ、コロナって騒ぐけど、あんなの単なる風邪じゃないの!」)予期していました。区長、市長、そして首相に、十通以上のクレームレターを送っていて、その度にその手紙を私のところにもコピーしてくれていましたし。

でも義妹夫妻の政府批判は、不満というより、怒りのレベルで驚きました。
いわく、「恐怖を煽って、罰金で締め上げて、まるで、子供扱いしている」「マクロンは、今回、これは戦争だ!と脅かして、その上、休校だ、ロックダウンだ、経済は中断しろ、とプライベートセクターにも口出しして、皆が服従することへの快感に酔っている」「首相も厚生大臣も使えない。根拠ない発言ばかりだ」
「もっと早く対応していたら、こんなことにはならなかった」
「ロックダウンなど必要なかった」
「この先、恐慌になったらあいつらの責任だ」
と、批判の言葉は終わることなく。

そうそう、この二ヶ月の間、叔母は、必要書類を持たずに散歩に出掛け、アパルトマン近くのベンチで休んでいたところ、警察に捕まり、危うく罰金を取られそうになった、と涙ぐんで電話かけてきたこともあります。
「どうして書類を持っていなかったの?」と聞くと、
「自分の街を歩くのに、何でそんなものが必要なのか納得できないから」
というお答え。
フランス人、気位高すぎます。

義妹達も、話を聞いていると、ご主人はロックダウン中も田舎に疎開していた義妹と子供達に会いに出掛けたりと、結構自由なことをやってた風。「ふーん、子供に会いに行く権利はあるのかな?」と思いつつ、よくよく聞いていると、やはり警察に捕まったそうです。「自由を制限する権利はない!」と怒りまくっていました、義妹の旦那。
私にすれば、なんで、そんなチャレンジングなことをするのか、理解できませんが、これがフランス精神なのでしょう。


今日は2か月以上ぶりにパン屋に行きました。
美味しいバゲットで、Jambon beurre 、ハムとバタのシンプルサンド。
The best!
思うに、私達がベルサイユの片田舎でのんびり庭仕事をしながらロックダウンしていたけれど、これがパリに住む人達の声なのかな。

だとしたら、この先、避けられないであろう、失業や不景気が露呈するころに、またストライキや暴動がありそう。フランス人、怒りのレベルに達すると、コントロール利かなそう。

木曜日には政府からロックダウン緩和、セカンドステップについての発表があります。
100キロ制限が解かれるでしょうか。
夏のバカンスは、どうなるの?
学校は、この先どうなるの? 9月からはどうするの? コロナなくとも、一クラス35人って、多過ぎるよね? この機会にクラス、小さくして欲しいな。

未曾有の事態、政府が上手に仕切ってくれると良いのですが、ペシミスティックな私です……。

でも、至って元気ですので、その点はご安心を。また行きます!





2019年10月1日火曜日

私のフランス観 その③、フレンチ・エリートの作り方

皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今年の九月は色々あった一ヶ月だったように思われます。

日本では台風の被害が大きかったとのこと。未だに停電しているところも残っているそうですね。家屋の修繕など、その費用・労力を思うと胸が痛みます。

フランスでは、9月が学校曆の始まりとなり、父母会やら、ママ友との集いやらで忙しくしておりました。

先日は、とても優秀なお嬢さんを持つ友人とお茶をし、
「これぞフランスのエリートを囲む環境・そしてマインド・セットだわ」
と思うことがあったので、今日はそれをシェアしたいと思います。


セーヌ川右岸より

このお嬢さん、ナタリーは、兄猿と同じ
14歳。中学部の最後の年で、フランスでは、3emeトロワジエムと呼ばれます。

今は、兄猿と同じ私立校に通っていますが、高校からは、フランスでも何本かの指に入るベルサイユの名門校、リセ・オッシュに移りたいそうです。
何故かというと、ナタリーは特に理系科目が得意らしく、オッシュ校は、理系のレベルの高さで知られているので、
「私、そういうところに入って、もっと自分を高めたい」
んですって。
14歳でこの志!兄猿に、爪の垢を飲ませたいですよ、ほんとに。


このナタリーちゃんは、本当に良い子なんです。
見た目も麗しい上に、性格が良い! 
控えめで、努力家で、礼儀正しいし、友達思いだし。
勉強だけでなく、バレエは飛び級するほどのレベル、ピアノに至っては、この夏、ベルサイユのコンセルバトワール(以下、音楽院)のコンクールで優勝したとか。

先日の会話は、この音楽院に関する話でした。

※コンセルバトワール音楽院について
フランスの学校は、バカロレア科目に重点を置いているので、音楽教育は日本よりも質も時間割り当ても低いのです。その分、ではないのかもしれませんが、音楽をやらせたいなら、行政が運営する音楽院に通わせなさい、というスタンスです。
音楽院は、フランス全国各地に国立、地域圏立、県立、そして市や区立など、規模や難易度は異なりますが、200院近くあります。

公立のなので月謝も安く、低所得者にはさらに優遇処置があります。
そんなことからも、入るためには夜を徹して並ばなくちゃいけない、とか、画一的な指導しかしない、とか、先生によっては厳しすぎたり、やる気を削ぐような人もいる、という批判的な声も聞きます。

モンマルトルの丘から見たパリ
ナタリーちゃんは、ベルサイユ音楽院に通って早9年目。
ベルサイユは地域圏立音楽院なのでレベルも結構高いらしい。パパが頑張って、志願書を持って夜中から並び、ベルサイユの音楽院に入れたそう。

ナタリーちゃん、音楽院では、かつて良い先生に就いてたこともあったんだけど、この何年は厳しくてネガティブ指導する先生に担当され、ぐっと辛抱しているそう。

この前のナタリーのママ、マリーとのお茶では、夏休み明けから、ナタリーちゃんがこの先生に、理不尽な仕打ちを受け、才能を否定するようなことも言われてガックリしている、という話でした。

私「ひどい!それも夏のコンクールに優勝したばかりなのに、意味不明じゃない?」
と私が憤ると、
マリー、以下、マ「そうでしょう? 」
私「ほかにも先生はいるんでしょう?だったら、音楽院の上に訴えて、別の先生にして貰えば?」
マ「私もナタリーにそう言ったんだけど、ナタリーは、『このままでいい、だって、試験のときに、この先生に当たったら意地悪で厳しい点数つけられちゃうかもしれないから』っていうの。」
私「え~?でも、ナタリーは別にプロのピアニストになろう、とか、そういうのじゃないんでしょ?」
マ「うん、ただピアノ好きだっていう、それだけなんだけど・・・・・・」
私「だったら、仮に運悪くその先生が試験官になって悪い点数つけられたとしても、どうだっていいじゃない? もちろん、目に余るような不公平があったら、上に訴えればいいんだし」
マ「うーん、やっぱりそう思う?」
私「思う!」
マ「でもね、ナタリーはそれは嫌なんだって。やっぱり高評価が欲しいんだって。夫も、下手なリスクは取らない方がいいっていうし。それに、あと一、二年もしたら勉強で忙しくて音楽院も辞めると思うから、それまでの辛抱だし。」
私「・・・・・・」

私にはワカラナイ。
そりゃ、人間、評価が高い方が嬉しいですよ。でも、だからって、14歳にして理不尽を受けいれるのって、どうよ。それも、ナタリーちゃんの将来に、そんなに大切なことでもない、というのに。私だったら、あと一、二年も嫌な思いしなくちゃいけないなんて、勿体ない、と思うんだけど、

マ「私も、ミキと同じ意見だったんだけど、夫に任せることにしたのよ。私、地方育ちだから、こういうシステム、イマイチ分かってないの。夫が僕に任せなさいって。あの人は、ベルサイユ育ちだし」
私「そうだったんだ!」
マ「そうなの、リセ・オッシュだったのよ」

ああ、そこで分かりました。ご主人がオッシュ校だから、ナタリーもオッシュ校希望なんだ。

マ「それもあると思うけど、うーん、でもやっぱりナタリーの性格だと思う。長男はオッシュに興味なさそうだもの。ナタリーは、本当に負けず嫌いだから、ベルサイユではオッシュが一番なら、そこに行きたいと思っちゃうんじゃないかな。」
私「すごいね。私、そういう志持ったこともない。」
マ「フフフ、それは貴女がジャポネーズだからでしょう。フランスは、みんな上を狙うのよ」
私「・・・・・・(夫はそうでもなさそうだけど、あの人は変わり者だからね)」

マ「ナタリーは、学校で小テストがある度に、猛勉強するの。満点とりたいんですって。」

私は、満点回答をみたことがないです。フランスではそれくらいレアなものなんだけど。

マ「ナタリーは、もし満点でないとしても、クラス一番を目指している。
テストの朝とか、もう『ああ、どうしよう、良い点数取れなかったらどうしよう』ってストレス一杯なの。
普通は親がせき立てるものなのに、ナタリーの場合は逆。私が『大丈夫よ、それにいいじゃない、少しくらい失敗しても』っていうんだけど、『でも嫌なのよ。私、良い点数取りたいの』って」
日射しは秋
こういうのをコンペティティブというのでしょうね。自分自身にコンペティティブ。
素晴らしいと思うと同時に、ちょっとかわいそう。いつもプレッシャーがあるなんて。
まだ14歳なのに。

そのうち、ご長男さんの留学の話に移ったので、
私「ナタリーも外国で伸び伸び勉強楽しみたい、とか言わないの?」
マ「あの子は言わないわね。音楽院もそうだけど、このフランスのシステムが心地よいのよ。優位に立っているし。」
私「ストレス一杯なのに心地よいの?」
マ「うーん、心地よいというか、慣れというか。で、その中で闘うのが好きなんだと思う。」
私「闘い・・・・・・」
マ「そう闘いなの。あの子の口から、勉強が楽しいなんてセリフ、聞いたことないもの。私も疑問を感じることがあるんだけど、夫もそういうところがあるし、フランスって、特にパリとか大都市ってそうなんじゃないの? 点数点数、順位順位っていう。そんな中で育ったから、ナタリーも、夫も、闘っちゃうんじゃない?止められないんだと思う。」
私「なるほどね-」
マ「トップに立ったときの快感とか、たまらないみたい。ナタリーも、コンクールで優勝したとき、すごく嬉しそうだった」
私「アドレナリン」
マ「そう、そんな感じ。中毒にならないといいけど、ハハハ。」
私「(笑えない)」

これがフランス人なんだ、エリートなんだ。
日々闘い。日々上昇。一つ一つのゲームで確実に勝ちを取っていこうという。
ファイティング・マシーン。

マクロン大統領なんて、まさにこんな感じで大統領まで上り詰めたんだろうな。上へ上へ、と求めずにはいられない。その理由とか、あんまり考えていなさそう。ただ単に、自己実現。自己達成、それだけ。
そして、そのための手段も選ばなさそう。でも頭良くて良い子だから、これ見よがしに法は犯さないかな?

先日亡くなられたシラク大統領やサルコジ大統領は、自身の上昇志向も勿論あっただろうけど、それでも、フランスという国に対するリスペクトや愛が、彼らの政治的決断の背景にあったと思うんですが、どうでしょう。


マエストロと義妹の黒猫君
毎回仲良くなるのに時間が掛かるんです
最後にもう一つの現代フランスの典型的なエピソードを。

多くのフランスの中学校では、最終学年で、一週間ほど、社会経験をする事になっています。インターンシップってやつです。獣医さんや花屋さんに行くコ、親御さんの会社を見学するコ、行く場所がないコは、学校の給食配膳を手伝うらしいです。

ナタリーちゃんは、どうするかというと、
マ「あの子は理系だから、○×研究センターに夫が知っている人を通して申し込んでOKもらった。もしかしたら将来、何か役立つネットワークができるかもしれないから。写真とかも、ちょっとそれ風に白衣着せてさ、可笑しいでしょう? メールも夫が書いたと思う。」

インターンシップは、社会人となる準備体操なのに、コスプレさせていいんだ、そして、そこまで親がかりでいいのだろうか、と思ってしまうのですが、夜、夫にこの話をすると、
「フランスの社会はそうやって動いているんだよ」
と驚きもせず。

「従妹のイザベルは、子供達4人の勉強をいつも手伝って、テストの出題傾向も、バカロレアも、インターンシップも、全部フォローしてグランゼコールに入れたっていうのが自慢なんだ。内申を上げるため、宿題をやってあげたこともある、って高笑いしてたよ。『内申上げる裏技なんていくらでもあるのよ』ってさ。」

ああ、だから、この前の父母会で、「もう『宿題点』というのはやめにしました」って言ってたのか、と腑に落ちましたよ。

「・・・・・・そういう親がかりの、節穴だらけのシステムのお陰で何が起きてるか、知ってるかい?
会社の若い人に、例えばデータ集計を頼むだろ。すると期日過ぎても何の提出もない。どうしたんだ、と聞くと、少しムッとした顔で、『だって、データ渡してくれないから何も出来なかった』って逆ギレされるんだ。
次回はこうやるんだよ、って手取足取り教えてやっても、『そういう些末なことをするためにグランゼコールに行ってこの会社に入ったんではないんで』って言うんだよ、いやほんとの話。」
・・・・・・だそうです。

こういう若い人に比べれば、ナタリーちゃんはやっぱり立派。
自ら勉強し、自ら自分のベストにチャレンジし続けるんだもの。親の影響もあるだろうけど、親主導ではなく、あくまでも自主的に邁進しているし。
ナタリーちゃん、頑張って欲しいし、成功して欲しい。

・・・・・・と、同時に、もっと肩の力抜いて、ピアノも、勉強も楽しんで貰いたいなぁ、とも思う。

「秀でている」ことは、そんなに大切なことではない。「秀でている」から幸せになるものでもない。それに、秀でてていたい、と思うのはある意味驕りとも言える。
子供を秀でさせようとする親は、何でそうしたいのか、考えるべき。そうでないと、本末転倒なことが起きるかも。
……みんな分かっているんでしょうね。それなのに、ついつい、その落とし穴に落ちてしまう。

自戒を込めて、書いておきます。
子猿たちは、エリートでなくても良いです。でも、ハッピーでいて貰いたい。そして、苦境でも笑っていられるような逞しさを身につけてもらいたい、それだけです。

以上、フランスのエリートについて、でした!
また行きます!
 



2013年2月9日土曜日

フランス式父兄懇親会はプチ・デジュネ

昨日は、兄猿のクラスの父兄懇親会とも言える朝食会に行って参りました。

朝8時半からで、男の子の親は飲み物を女の子ママは食べ物、と担当分けされていましたので、私はリンゴジュースだけ持って行きました。今回は夫も一緒でしたので、私は最初の見世物-子供達が英語で歌を歌うというのだけ見て出勤。そう、働く親でも子供の様子を見られるように、共働きが多いパリでは朝食という時間帯を選ぶのでしょうね。ちなみにパパさんたちの姿も多かったですよ。



兄猿のクラスは30人弱です。みんな↑のような青い上っ張り(Tablier)を着ることが義務付けられているほかは、割と自由な校風です。
この学校では幼稚園の年長組から英語を教えていて、小2の兄猿の英語の授業は「Advanced English(上級者向け英語)」という名称。
笑っちゃいます。小2で何がAdvancedなのでしょうねぇ。実際英語の歌とやらも、思いっきりフランス語訛りでした。

はて我が兄猿……ほとんど口を動かしていませんでした。
1歳から4歳まで英語圏で暮らしていたというのにすっかり忘れちゃったみたいですし、シャイなのでいつも先生からは「もっと発言してほしい」と言われている彼なので覚悟してたけれど。

それ以上に最近気になっていたのは、学校での出来事ばなし。
「今日は誰々に押されて転んだ」
「今日は誰々が水鉄砲みたいなもので顔に水かけた」
「手袋は誰々が盗って取れないところに投げた」
「誰々がいつもボクのおやつを盗っちゃう」
エトセトラ、エトセトラ。

いじめられているのかしらって気になっていました。でも、それでも学校が楽しいっていうし、何かがあったときは先生に言ったり、自ら保健室に行ったりしているし、大の仲良しの女の子のお友達もいるし、と良い方に取るようにしていました。

昨日の朝も、クラスメートと交わることなく、ずっと私と夫といっしょにいて、まぁ、他の多くの子達もそうだったからいいけれど、でもいつも一人なのかなぁって。

で、夜、夫に、懇親会で先生は何と言ってたか、と聞くと、まず、勉強は少しマシになったけれど、相変わらず、「月に行っちゃってて」(要はぼーっとしている)、自分のしたいことを優先するから、中々クラスのペースについて行っていないって。
で、友達との様子を見ていると、同じことで、みんなで遊ぶときも、自分がしたい遊びを始めて、友達が付いてこなくっても勝手にやっていたりで、時々、そんなことからからかいの対象になっていたりするって!

もう聞きながら沈痛な面持ちになってしまった母猿。兄猿が招いた種とは言え、一人で、からかわれたりして可哀そう。どうしよう。

……でも、兄猿と性格が似ている夫は、「だから、大丈夫」と結論づけます。
「!!?大丈夫って、何が?」
「だって何かあったら先生が『私のところに来るのよ』って言ってくれてたからアイツも味方がいることを知ったし、まっ、何だな、自立心が強いから、こういうフェーズもあるさ」
「……」
「それに、一人って認識がないから、友達が少なくっても傷つかないと思う。からかいもまだいじめの域じゃないと思うし、そんな感じしなかったよ。」
……そんなものかしらねぇ。まだ心配だけど、夫もこうしてりっぱに大人になっているから大丈夫なのかしら、なんてまた都合良く考えたりして。

そんな昨夜、兄猿が絵をくれました。大した絵でもないの公開する親バカさをお許しください。



乗り物が大好き、新幹線大好き、そして雪遊び大好き。これを合体させた絵です。

北国で雪が降る中、白い列車が走る。車窓の中には、窓に顔を張り付け外を見る少年……。

……そんな情景を思い浮かべました。

下には、Pour la famille、家族のために、と書いてあります。
自分が好きな物は家族も好きだろう、と疑うことなく絵にして贈ろう。そんな自己中無垢な兄猿め。

こういう絵を描いているうちは大丈夫かな、って思いました。楽しいことが頭の中にいっぱい詰まっているんでしょうね。

また長くなりましたが最後まで読んでくださりありがとうございます!
どうぞ良い週末を♪


2013年1月21日月曜日

雪景色に思うこと



週末はパリに雪が降りました。

私は一歩も外へ出ず、やらなくてはならないことがあったので、コンピューターに向かってました。
集中力のない私は、コンピューターに向かっていながら、ニュースチェックしたり、ツィッター見たり……。

アルジェリアのテロのニュースには胸をかき乱されました。夫は日揮と似た業種です。4年前まで、中東に駐在しており、イスラム教のお説教が朝、晩とスピーカーから流れる中暮らしていました。見えない「何か」に守られていると信じてました。「何か」……政治的均衡、今ここでテロがあったら欧米諸国・日本企業は立ち去るから、カタールは必死に守ってくれるだろう、というような薄っぺらな何かです。

今回はその「何か」が如何に薄っぺらで、幻だったのか、まざまざと見せつけられました。犠牲者、そのご家族のことを思うと、つらいです。

この救出作戦大失敗のアルジェリア政府をフランス政府は、「妥当な対応だった」と言い、これまた落ち込ませられました。そもそもフランスのマリへの介入を止めろ、というのがテロ側の条件だったはず。それを止める、止めないは置いといたとして、フランスは「妥当だった」などという無神経な発言をする立場にないでしょう。

もっと落ち込むことには、フランスの大手メディアはこぞって、オランド大統領を支持するような記事を書いていること。「オランドがどのようにこの戦争の指揮を執っているか!」って何のこと?本当に指揮を執っているのはフランス軍のトップでしょう?フランスの大手メディアは昔から社会党支持で、現政権の要人は自身かその相方(家族、愛人)がメディアの人ですし、まるで政府の機関誌かのようの報道に、最近は見る気もしません。

と、怒っていてもしょうがない。
気分一新しないとね。
毎日かあさんとしては、とにかく、この醜い世の中を家族が心身ともに健康に過ごせるよう、掃除・洗濯・お炊事ですよ。

ということで、子猿たちが作った会心の作で〆ます。

ニンジンの鼻がポイントです。