2020年6月24日水曜日

フランスの今、ロックダウンが解除されて……

二年前のノルマンディ
ベルサイユより、ボンジュール!
今週の月曜日より、フランスのロックダウンがまた一段階緩和され、これでほぼコロナ前と同じ状態に戻りました。

レストランはテラスだけでない、店内でもサービスできるようになりました。学校もスタートし、リモートワークしていた人もオフィスに戻りつつあります。屋内での映画館やスポーツ施設も営業を再開しました。
勿論、マスクの着用や、一メートル以上離れて、など制約は設けています。

ボーイスカウトも、毎夏恒例の3週間野外キャンプを決行するとの連絡がありました。

既にEU内の移動は許されていて、フランスと日本間も、7月初旬よりJALが運航再開するそうです。

未だに週に一度買い物と散歩に出る程度なので、街の様子を語ることはできないのですが、マスクに着用率がぐーんと減っている気がします。
スーパーやパン屋さんでは、売り手も買い手もマスクしている人先週の段階で三分の一くらいでした。

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フランスでは、未だに日々の感染者数が200~600名近く、そんな中でここまで緩和されてしまうと、あとは自分でどこまで通常に戻すか判断しなくてはなりません。

・子供達を学校に行かせる?(義務ベースになったのですが、あと少しで夏休みだから、休んでも学校は大目に見てくれるでしょう)
・習い事も再開したけど、どうする?
・ボーイスカウトのキャンプにホントに行かせるか?
・田舎に行くときにTGVに乗せる?
・マスクはいつまでする?(屋内に行くときはずっとしていようと思っています)
・バカンスはどうする?ほんとうに国外行っちゃっていいの?

この先3年くらいはコロナと共生しなくてはならないと思うと、いつまでも家に閉じこもっているわけにはいかない。でも、今の段階でどこまでリスクをとるべきなのか。考えちゃいますね。

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昨日は、近所のお友達ナタリーに誘われて、3か月ぶりに森へウォーキングに行きました。

森の中を歩きながら、ナタリーの口は休まるときを知りません。
「ロックダウン中は、遠隔授業のために、ずっと家でコンピューターの前にいたから、太っちゃったわ。いや、そのせいだけじゃないかしらね。外に出る気になれずにいたのよ」

ーーうんうん、その気持ちはわかります。私も、2月終わりに日本から戻り、第一段階目の緩和があった5月11日までの二か月以上は、あまり外に出たくありませんでした。

「それが先週辺りから、急に身体を動かしたくなって、少し走ってみたんだけど、心臓破けるかと思った!それで、まずはウォーキングから始めることにしたの」
二人して調子に乗り一時間ほど歩きました。気持ちよかった!

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彼女のように、いよいよ今週から活動開始、というフランス人も多いのではないか、と思います。お隣さんも、月曜日からオフィス勤務復帰したようですし。夫いわく、通勤電車もついにパンパンに戻ってしまったようです。

先週末の夏至の日は「街角音楽の日」やデモで密な集まりが幾つもあったようですし、今後10日の感染者数が非常に気になるところでもありますが、とりあえず、人々の気持ちは外に向かっている。

この一二週間の感染者数が想定の範囲であれば、一気にバカンスムードが広がると予測されるフランス。こわいなぁ、大丈夫かなぁ。

引き続き、Stay safeで