2011年12月31日土曜日

夜明け

シングル満喫したのは夕方まででした。やはり夜は怖がりが復活してよく眠れません。その上、強い風と雨音もあり。この冬のパリの天気は本当に変です。まるで春先みたいに(欧州の、よって十分寒いです)小さな嵐が多い。 

そんな明け方、雲の切れ間からオレンジ色の朝日が覗きだした頃、2度寝から目が覚めました。 
その窓越しの景色に、ふと「来年も辛抱の年なんだろうな」と思ったのです。脈絡もなく、こんなこと思うのって何なんでしょうね。 

……なんて、脈、あったかもしれません。昨日読んだのは宮沢賢治「銀河鉄道の夜」。 

この物語のセリフではありませんが、 宮沢賢治といえば、
「雨にも負けず、風にも負けず」 
きっと、単純な私は潜在化でこんな連想をしていたのでしょう。


「雨にも負けず、風にも負けず」 
この静かな強さに憧れます。 
そういうヒトに私もなりきって、辛抱の2012年を正面から迎えたいと思います。 

暦を繰るの、パリではあと15時間後となりました。

シングル満喫中

作日は早起きして13歳の姪っ子を空港に送り届けてきました。延べ6ヶ月に渡るフランス留(遊)学を終え、サンフランシスコに帰るのです。 

任務完了!!疲れたましたよ~。 

13歳、可愛いけれど、生意気だし、話さないし、部屋に入ったままだし、いつもFacebookか、Youtubeか、MP3か、携帯でメッセージ送っているかで、オバサンはよくわからなかった。 

夫も私も話を聞いたり、知らないだろうフランス文化を紹介してあげようとしたけれど、興味なさそうな顔するし。これが噂のティーンエイジャーか、と納得しようとしたけれど、やっぱりちょっとマズいんじゃないの?とも思ったり。 

でも、学業頑張ったし、いい子のときも沢山あったし、悪いことしなかったし、OK、OK. もう私の責任下にないかと思うと気軽なものです。姉よ、頑張ってね。 

そして一昨日から夫は子猿達を連れ田舎に行ってます。なので今日はシングル!ご飯もいい加減でいいし、化粧しなくてもいい、あぁ、楽、爽快です! 

先ほどオペラ座近くにあるブックオフでお気に入りの時代小説を買ったので、お風呂に浸かって読んでもいいかな。 

今日はゆっくりと過ごして、新年はすっきりとした気持で迎えたいと思います。 

2011年12月29日木曜日

私の結婚観

唐突ですが、昔から私は「半分ガイジン」とか、「変ジャパ」とか呼ばれることがあります。どこか一般的な日本人的発想がかけているらしいのです。そりゃ元帰国子女だけど、人生の大切な部分は日本で育っているから、自分としてはりっぱに日本的視点を持っていると思っているですが、最近ふとしたことから、やっぱり違うのかな?と思うことが……

ここ何年か、「婚活」と騒がれていますよね?結婚したいのなら、積極的に活動せよ、という。
私はあれがよくわからない。婚活がんばれ~、っていうけど、結婚したら幸せなの?って思ったのです。

婚活は組織的に出会いの機会を作って、そしてその中で上手く「合う」縁があったら結婚するのです、ってことのように受け取ったのですが、違うでしょうか。見合いに代わる手段を自分で生み出せ!っていう。

そんな結婚、幸せなんだろうか、一緒にいるうちに愛情が高まればいいけれど、今の時代そう簡単に行くの?
結婚って、恋に落ちて、この人と一緒にいたい、という所から始まるものじゃないの?それが上手く成就して結婚して、縁があれば子供も出来て、もしくはそうじゃない選択もあって……
と思っていたわけです。

それが或る日閃きがありました。
きっと、私の結婚観、家族観が日本のそれとズレているんだ!と。

日本の家族、大切なのは調和とか、バランスとか、安定とか、そういう要素が揃えば、一緒にいることから生まれる愛情が育まれるもので、その鎹(かすがい)として子供もいた方がよくって、だから、「幸せ」という言葉は「安定」と置き換えられる?などなど思ったのです。

ここからは変ジャパ(変な日本人ということだと思います)の独断的意見として聞いてください。

私は、こういう安定志向の結婚って、今の時代はワークしない可能性高いと思います。
何か弱いと思う。今年のキーワードは「絆」らしいけれど、こういう結婚の絆は弱いと思うのです。
やはり絆≒愛でしょう?

昔、キリスト教の教えに興味があって、教会が無信者に対して講義する会に参加したとき、ある神父様がこんなことを言っていました。
「人は私に、何故神を信仰するのか、と聞きます。何かためになるからですか?(Does it do you good?)と聞きます。私の応えは、『多分、私にとって信仰とは、皆さんの結婚のようなものです。何か徳があるからこの人と結婚したのではないでしょう?愛せざるにいられないから結婚したのでしょう?』と。私もそんなものです(I cannot help loving Him.)』
それを聞いて、正直私は目からうろこでした。その時代は「三高」という言葉が騒がれていたし、無謀な恋の終わりの渦中にいた私に「次はもっと将来とか、自分のメリットとか考えた方がいい」と諭してくださる方もいて、そうなのかも?と揺らいでいた頃です。

私はこの神父様のおっしゃるとおりだと思う。結婚って、損得計算ではない、特別な恋愛だと思う。

まぁ恋愛結婚が上手く行かないとか、言うけれど、人間だもん、そういうこともあるさ、しょうがないじゃない、って思うのです。見合いの方が離婚率低いって言うけれど、それは一昔前の環境だったからそうであって、今見合い制度が残っていてもそうなのかしら。それに、離婚しない結婚=幸せな結婚か?なんか裏がありそうじゃないですか。
愛があって、安定もある結婚なら最高だし、子供がいるならそうあるよう努力すべきだと思う。でも愛があって、安定がなかったらそれもしょうがないじゃない、って。一緒に死に物狂いでサバイバルすればいいじゃない、って。そういう生き方を見せることも子供にとって良い教育だと思うんだけど。

そもそも、今の時代は女性も社会的に、経済的に独立している/or出来るのだから、結婚しなくたっていいし、婚活しなくてもいい、子供がいなくてもいい、そういう選択があってもいいと思う。独身だっていい、煩くしないで。彼女達は結婚、家庭とは違う形で愛情を捧げる対象がいると思うし、そうでなければ、それを探しているのだろうから。

今、国挙げて婚活・少子化防止って言っても空回りするだけだと思う。この時代はそういうフェーズということで、政府はそれに合わせた社会のインフラを整えてくれるべきだと思う。

……思わず、力が入ってしまいました。

是非皆さんの結婚観、幸福観などお聞かせいただきたいです。

2011年12月26日月曜日

素敵なクリスマスを!


遅まきながら、メリー・クリスマス!どんなイブ、25日をお迎えでしょうか。

うちはこんな感じでした。

私は、「25日には本当に何もいらないから、その代わり、バーゲンシーズンに入ったら、カルト・ブランシュ(何でも買わせて)を頂戴」と言っていたのに、夫からブルゾン風のニットをもらって、笑顔でありがとうは言ったけれど、正直ちょっとむっとしていました。「この分でもっと沢山安いもの買ったほうがいい」と思ってしまったのです。いけませんね。選んでくれる気持が嬉しいってものですよね。

昨夜は近所の教会で子連れ用のミサに行ってきました。
それはそれは、すごい人混みで、子供が走る、泣く、叫ぶ。
何故親は止めないのでしょう。席を外さないのでしょう、と寛大さのないことを思ってしまいました。
神父様達はこの混みも叫びも想定済みのようで、辛抱強くミサを祝福されていました。

そして、いつも日曜日に来ない人々もいるのだから、と「次はこういうことをします」と解説しながらミサを進行されます。

神父様のお話は、今日の夜中にイエス様が生まれる、という喜びに満ちた出来事について。
うんうん、新しい命がこの世に生まれたのね……心が温かくなります。

その後、コミュニオン、聖餐式の説明の中で、イエス様が十字架に磔になってこの世での命を終えることに触れます。

その解説を聞いて、先ほどのお話と繋げると、

新しい命が生まれ、30何年後に磔られて終わった、

ってことか、と。本当にそうよねぇ。

その流れを考えてしまいました。

こんなに祝福されて生まれたのに。
こんな終わりだったけど、イエス様は気高く生きられた。

私にはそんな貴い生き方が出来るかどうか、自信はないけれど、せめて、イエス様を見習って、一日一日を大切に、愛情込めて生きたい、生きなきゃ、と思いました。

明日からはまた通常の年の瀬です。
シャンパンもしばらくお預け。ご馳走(含むケンタッキー)と白粥を交互に食べている今日この頃。胃が「もっと労わって」といっているのでしょう。

皆様もどうぞ身体を大切に、素敵な新年をお迎え下さいね~
Happy Holidays to you all!!!

2011年12月24日土曜日

クリスマス準備、寝ダメ編

今日のクリスマス準備は、睡眠貯金です。 

夫も今日から休みなので、9時前まで寝ました。夫は寛大な人なのに、自分が仕事行くときに私が寝ているのは嫌みたいで、これ見よがしに電気つけたりします。私が仕事していたときは平気で寝ていた癖に……。 

まぁ、いいや。 

兄猿は、クリスマス間近の興奮から宵っ張りの早起き君になっていて、今朝も一人着替え、暗がりの中でレゴをやっていました。 

チビ猿は9時半頃、もうろうとしながら台所にやってきて、「の、のどがか、かわいた~。ぎ、ぎ、牛にゅうく、ください」と砂漠を放浪している人のよう。幼児はすごい汗かきますからね、いつもより睡眠時間が長かった分、脱水症状だったのでしょう。 

夫もゆっくり起き、お昼は豪華に近くのシーフード!とレストランまで車で行ったのですが、今日は臨時休業。 

代わりにケンタッキーでテイクアウトしてうちで食べました。 
「雲泥の差だね」と夫と笑いながらの何十年ぶりのケンタッキー、美味しくなかったですっ。味覚が大人になってしまったのですね。 
そして、その後、すごいのどが乾いて、どこかでMSG(味の素)はのどが渇くと聞きましたが、本当に、あの塩の強さと旨み調味料では、身体に毒だな、と思いました。 

そのあと昼寝して、夕方家族全員でスーパーに買出し。すごい人込みでした。フランスではイブは海老・牡蠣・カニ・スモークサーモンなどを食べるようで、魚売り場はミニ築地となっていていい感じ。こうでなくちゃね、年末。 

あぁ、有難き平和な夜。 
感謝の気持を伝えに、明日はイブ・ミサに行きます。

2011年12月22日木曜日

冬至の今朝……


日本では今朝5時過ぎが冬至だったそうです。フランスはお昼頃ってことかしら?

節目を気にせず生活しているけれど、いつもこの近くになると、「冬至っていつだっけ?」とこの日を待ち遠しく思います。欧州は日の長さが極端ですから、たとえば午前8時半現在、外は薄暗い。夕方も早く、午後5時には「日が暮れた」状態になります。よって、公園も4時30に閉まってしまう。ダラダラと冬休みしている我が家は、気付くと子猿達を外に出す機会を失った!という毎日です。

冬至ということは、明日からは日が長くなるってこと。Yeah!
あぁやっと!って思います。やっとこの2011年が終わるって。

この一年、我が家は何か「すぐれないなぁ」感のある一年でした。
夫の体調、仕事、私の仕事も。どれも状況の改善を期待しては、肩透かし、のようなところがありました。期待したけど、真っ向から玉砕というのでもなく、でも気付くと何事もなかったように、淡々と以前の生活が続いている、みたいな。努力もしたと思うけれど、今振り返るともっと出来ることがあったのでは、という焦りもあり。

2011年は天災も多く、東北の被災地や放射能のことを想うと、「何こんな小さなことで」とわかっているのです。傲慢なんでしょう。

何を期待しているか。
新たなる展開が欲しいのだと思います。今日よりも一歩前進した明日が欲しいのだと思います。
欲しい、欲しい……こんなとき、自分は相変わらず子供だな、と認識せざる終えません。

一方で、感謝の気持も一杯の2011。
家族みんなが健康に、この一年を過ごすことが出来てよかった。夫婦、家族仲良く暮らせてよかった。子猿達も心身ともに成長して良かった。
そして、エトランゼを通して皆さんと「出逢えた」ことも良かった。

2012年はどんな年になるのでしょう。
希望を胸に秘め、一歩前に進む努力を忘れないで日々過ごせる、そんな366日でありますように。
天災のない一年でありますように。放射能の問題も改善されますように。

あと少しですね、良い年の瀬をお過ごし下さい。

2011年12月19日月曜日

クリスマス・パーティ②



週末は拙宅に大人6名、子供10名にてクリスマス・パーティーもどきを開催しました。
一言、疲れた~。
夫側の友人家族がゲストだったわけですが、皆とても良い方々なのはわかっていても、私は別のカルチャー、常識を持って育っているので、「口に合うかしら、変なことないよね?」という危惧があり、自分の友達を招くときより、緊張します。

前日です。兄猿、ポインセチアの後ろに何かをかくしているのでしょうか。
で、結果としては楽しく終わったかと。

自分が子供の頃、クリスマス前に父親の会社主催のクリスマス・パーティがあり、その華やいだ雰囲気に夢みているような気になったのを覚えています。
まぁ、夢みていうような……というのには程遠くても、にぎやかで楽しかった、と思ってもらえた、かな?
子供達には、チキン・ナゲットやピザを用意したのですが、
フランス人のお子様は大人の食べ物も結構いけました
そして、このエントリーのために料理の写真撮ろうと思っていたのにも関わらず、バタバタの中忘れてしまいました。以下は、翌日、残り物で取った写真です。
パンプキン・ムース。ハロウィン以来、冷凍保存し、
少しずつ使っていたかぼちゃもコレでようやく終わりました。
義理母お手製のかぼちゃは甘みも多く、トッピングにはタピナードと中華風の練り唐辛子を混ぜました。
初めて作ったフォアグラのテリーヌ。まぁまぁの出来かと。
イチジクのコンフィとパンはポアラーヌ
薄餅というクレープに煮豚薄切り+キューリ+浅葱+てんめんじゃん
この薄餅は小麦粉と卵+水とごま油で作るのですが餅もちで二日目でも美味しかったです。
アルコール飲まない方向けのポンチです。これも明美さんのレシピを手軽にしたもの
絞りたてのオレンジジュースに、レモンの薄切り蜂蜜漬け、スパークリング・ウォーター
そして、今回はしょうがの絞り汁を加えてみました。大好評でしたよ、ありがとう、明美さん!
マグロのたたきのレモンマリネ+ねぎ+キューリ巻きです。パーティでは
軍艦巻き風にしました
全体の写真が撮れなくて残念です。ロールケーキの中身にバニラ・アイスを巻き込んだ
アイス・ブッシュ・ド・ノエル。飾りのチョコレートは大きい子供達にしてもらって、キノコの山を乗せ、
花火もつけてのショーアップ。
キノコの山、こちらでは3・8ユーロもするんで、これは韓国製のまがい物にしました!
大人用に、ショコラ・キャラメル・タルト。
濃厚です・・・
・・・ので、フルーツサラダもつけました。冬のフルーツサラダはオレンジなどが美味しいですね。
食後のコーヒーと一緒に、ピエールエルメのマカロンを。
やはり薔薇のが一番好きです。
この会のお開きが午後5時ごろ。その後片付けながら、ボトル半分くらいのシャンパンを一人で飲みました。美味しかった!このくらいの役得があってもいいでしょ、ねぇ。

さて私にとっての一大イベントが終わり、心静かにクリスマスを待ち・・・・・・たいところですが、まだ義理の家族へのプレゼントがノータッチということに気付いて慌てふためいている夫と私でした。

大人にになってもクリスマスは楽しいですね!
皆様も、Bonne Fete、Bonnes Vacances!