2014年1月1日水曜日

一年の終わりに……

日本ではすでに新年ですが、パリはまだあと5時間ほど2013年ですので、締めくくりブログを書こう、とビールとチップをコンピュータの横に置きました。
が、はて何を書こう。

22日から昨日まで義理家族と一緒でした。
22日から26日までは、義理の妹家族が住むロンドンにて、
27日から昨日までは義理両親のサルトにあるメゾンドカンパーニュにて、
義理両親、義理妹家族、義理叔母2人と一緒。ロンドンでは義理妹が2人いるのですがこの両家族もいたから、総勢18名!
移動移動とその準備、後始末、そして大勢の人と一緒の生活があまりワーワーしていて、まだ頭が飽和状態。
締めくくりブログといっても、書きたいことはたくさんあるはずなのに、何から書いていいのか……。

人数が多いと、一人一人との付き合いの密度が薄まるので、これはよかった。親戚とはサラ―ッと付き合った方が疲れない。
また、義理の妹が2人いて、その両家族とも、上手く行っている様子が伺えて、それも良かったです。幸せなのが一番。
一方、年配層はというと……。

曽野綾子氏の「戒老禄」にもありましたが、年取ると、悲しき哉、人のネガティブ・クォリティが濃度濃くなっていくような気がします。

フランスでは歳を取っても、プライドは高く、いつまでも現役、と張り切るタイプが多いような気がします。日本だと、少なくとも一般的には、年取ったら第一線から退き、若い人を立てるべく、自己主張は控えて、というのが年配者の姿勢だと思っているのですが、いやはや、我がフランスの親戚の年配組は、意気盛んです。誰々は受勲したとか、私もよ、とかという話題で盛り上がってました。

昨年は仕事である著名なデザイナーのインタビューをする機会がありました。その際、記事に略歴を載せるので、受勲歴も記載したら、ゲラをお見せした際、「う~ん、これは記載しなくていいわ」とおっしゃってたことを思い出します。本当に素敵な方でした。

こういう風に歳を重ねたい、と心から憧れています。

一方義理の叔母たち…。
プライドが高いのはいいのですが、一言で言えば、かわいくない! 人間可愛げがないとね。(こんなこと書けるのも、グーグルの日本語翻訳がN'importe quoiなうちですね。それでもちょっとスリルを感じています)
この経験を反面教師に、わしゃ、ユーモアがあり可愛げのあるおばあちゃんを目指すぞ!

近年、「気功」の概念に興味を持っているのですが、最近分かったのは、人に対してがっかりすることがあると「気」を削がれちゃう、「気」を持ってかれちゃうみたいです。
だから、義理家族と接するときは色んな理由から自分をガードしているのですが、それも疲れる。
そしてガードしているのにもかかわらず、やっぱり気を持ってかれちゃうので、さらに疲れるのだと思う。

そうそう、年末の事件(大げさですが)として、とあるフランス人の知人より、ちょっとした苦情を受けたことがありました。詳細は省きますが、私の常識からすれば、言わなくても良いようなことをダイレクトに強い口調で繰り返し伝えられ、私はぎょっとしながらも、流そう、と決めたのにもかかわらず、しばらくの間、すごーく動揺してました。

そのうち、何故私はこんなに動揺してしまうんだろう、とそっちの方が知りたくなって頭を悩ましていました。コーヒーすら喉を通らないなんて、ワタシらしくありませんもの。

何人かの友人に話を聞いてもらってアドバイスを貰っていくうちに、私の動揺の原因は、無神経な行動に対する怒りや、知人に対するがっかり感、「流す」ということは無情理を受け入れるということで、それに対する心の葛藤などが原因なんだ、ということが見えてきて、少しずつ落ち着いてきました。友人らにカウンセリングをしてもらったようなものです。動揺の理由を分析することは心の平安を取り戻すのによいのだな、また友人らに話す、聞いてもらうという行為も大切だということを再確認しました。

久々のいきなりパンチに、「気」を許し過ぎていたのかな、とちょっと反省もし。

でも開けっ広げに「気」を解放するのはどうかと思いますが、一方で人に対して自己防衛から心を閉じるのも後ろ向きで良くないというのは一目瞭然。
だけど傷つきたくない。
このジレンマ!

妥協点として、今は見知らぬ人でも、少なくとも一旦は、せめて玄関口までは受け入れる、そこからスタートする、そんな姿勢で接していきたい。

でも、攻撃(強い言葉ですかね)を受けたときに、揺るがない、揺れても、その揺れを楽しめるような大きな人間になりたいです。

以前、宮沢りえちゃんが、確かVogue誌のインタビューで、大切なものは何か、と聞かれ、
「心の振り子です。大きな悲しみがあって、大きな喜びがある。この心の振り子が私の源」
と言ってたように記憶しています。

私もりえちゃんみたいに(図々しいですが)、心の振り子が大きく振ることを怖がらずに、喜怒哀楽をかみ締める2014年にしたいです。

お、そうこうしているうちにパリもあと4時間ほどで2014年がやってくるようです。

みなさま、今年もエトランゼブログをご高読、ご笑読くださいましてありがとうございます。
どうぞ、素敵な新年をお迎えくださいませ。



4 件のコメント:

  1. ロンドンに行っていたのは、義理家族とクリスマスを過ごしたくない為の「口実j旅行」なのかと勝手に想像してました。
    す、す、すごいじゃないですか、美紀さん。とても気難しそうな義理家族と旅行+クリスマスなんて!さぞ気疲れしたのでは?でも田舎のシャトーでするより逆に楽だったかしら? ともかくお疲れ様でした。

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  2. お心遣いありがとうございます。何しろ18名+でしたので、一人とみっちり、でないのが良かったです。寝泊りはホテルだったのも、家族だけの時間が持ててよかったし、なんといってもロンドンは我が心のふるさとですので、なんのかんの楽しかったです。Amichablisさんはどのようなクリスマスを過ごされたのですか?

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  3. 毎年恒例義理家族とです。主人の兄妹達、その旦那衆、奥方衆皆仲良いので、まぁ楽しいクリスマスです。
    ロンドンが心のふるさととは、何と素敵・・・、と言うか恰好いい。
    クイーンズイングリッシュを聞いているだけで、うっとりとしてしまいます。

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  4. そうか、義理家族と過ごしても、楽しいことって可能なのか…なんて大げさなことを言ってみる。でも、いいなぁ、羨ましいなぁ。せっかく知り合った人々、良い時間を一緒に過ごせるのって、とてもありがたいことだと思います。

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