2014年5月28日水曜日

ババロアの想い出

昨日はお客様をお招きしました。
ワイングラスがないって?
そりゃそう。
お客様は未成年も未成年、7歳児と8歳児ですから。
マキシム君は兄猿のMec(ダチ?)、マテオ君はちび猿のバディ
メニューは至ってシンプル。
焼き鳥もどきと、実は人参の細切れが詰まったつくねもどき

男子4人、午餐会です。
フランスでは、学校給食がマストではなく、家でご飯を食べさせても良いというチョイスがあることはもうお伝えしましたっけ。

昨日は家でお昼の日だったので、兄弟猿の友達を招いたのでした。

……と、雑穀米、ドジョウいんげんのバタ和え
みんな可愛いんだけど、年上組がちび組をコケにし、ちび組が荒々しい反撃に出るという、余り和やかではない会話が飛び交ってました。(sigh……)
おいしそうでしょ?
超即席アイスケーキ。スポンジはイースターで残ったチョコレートで作りました。
この午餐会の準備をしながら、昔々、兄のお友達をティータイムに招いたときのことを思い出していました。
ティータイムというのは大げさでしたね。日本ですから、おやつと言った方がいいのかもしれません。

でも、その時は、母が、アメリカかイギリス駐在時代に買い込んだ、様々な形をしたタッパーウエアの中で、まさに「これはババロアを作るためにあるのでしょう!」というものに、もちろんババロアを仕込み、それを大皿にひっくり返してケーキみたいにしたのを、みんなで「ダイニングキッチン」と呼ぶには多少狭苦しかったけれど、そんな台所の丸テーブルにランチョンマットを敷いて食べたのですから、ちょっと「ティータイム」っぽかったのです。

きっと、あの時の母は、昨日の私のように、引っ込み思案の息子に、友達ができたことが嬉しくって、少し張り切らなくちゃ、と頑張ったのでしょう。

ランチョンマットは、イギリス時代に使っていた、オリーブグリーンでビニールコーティングしてあったもの。お茶などはカフェインがあるからと飲ませてもらえなかったはずだから、何と食べたのでしょう、ババロア。

記憶の断片を繋げたい。でも全部は思い出せないな。
あぁ、こんな想い出をありがとう。
でも、照れて言えない。
でも、知ってると思う。
みんなもそうだったりしない?

……お昼のあと、学校に送り返す帰り道は、
路上でますますエスカレートする8歳児組 VS 7歳児のバトル。
幼い4つの命を守るのに必死だった母猿でした、の巻なり。
トホホ。