2015年12月10日木曜日

ベイキングの想い出

師走に入り、横浜も初冬っぽくなってきました。朝の冷たい空気の気持ちよいこと!
今年は、ずっと温かかったし、雨も多かったから、紅葉はイマイチかと思いきや、どうです、この色!携帯撮りでもこのあざやかさです。

12月は子供の催し物が多く、何かとお菓子を焼いては学校やら教会やらに持って行っています。
最近の子猿たちのお気に入りは、Lemon Drizzle cakeという、焼きたてのパウンドケーキにレモンジュースにお砂糖をたくさんのシロップを染みこませたものです。
学校などのベイクセールで一番の売れっ子は、やはりブラウニーやチョコレートチップクッキーです。

意外と重宝しているのは、この直径15cmほどのケーキ型。パリのHemaという、可愛くて安い雑貨屋さんチェーンで、一つ4ユーロで買いました。
四人家族の我が家にはぴったりの大きさ。これだと食べ切ってくれます。
おやつならこれ一つ、気取ったケーキにするときには、これでスポンジを焼いて、重ねればいいし。
ベイクセールなどでも、この大きさだと、複数のフレーバーを作れるし、ママチャリのかごに入れて持っていくのにも良い大きさです。

ベイキング、久しぶりですが、こうしてお菓子を焼いていると、懐かしい気持ちになりますね。
オーブンで台所が暖まり、家中に砂糖とバターの匂いが漂う。
子供の頃の幸せな時代に戻ったような錯覚に、心地よく陥ることができる。

あれは小6だったかな。うちにはオーブンがなくて、そんなある時、オーブントースターでお菓子を作る、という小冊子を見つけ、これならうちにもある!と喜び勇んで、やたらにクッキーを作っていたことがあります。

アイスボックスクッキーというのを知り、渦巻き状のクッキーを作ったり、
今でも持っている、「ピーターラビットのお料理絵本」という、それはそれはかわいい本なのですが、レシピは超いい加減というのがあって、そうとは知らずに「ピーターラビットが大好きなにんじんクッキー」というのを作ったら、オーブントースター中に生地が広がってしまったこともありました。
ちなみに、「くまのぷーさんのお料理絵本」も同様で、装丁、挿絵はかわいくてたまらないのですが、レシピは検証されていないこと確実。はちみつパンは、どうやっても、もちっぽさのないすあまみたいなものにしかなりませんでしたっけ。

あの頃は、家が諸事情からバタバタ、ざわざわする、安定から不安定へのファースト・ステージでした。加えて、私自身も「いざ、中学生!」という、精神的にもざわざわ期に入るころ。

今思えば、バターの焦げる匂いに、砂糖の甘い匂いに、「私は今も幸せ」だと自分に言い聞かせたかったのかな、なんて思います。

狭苦しい居間にオーブントースターを持ち出して、家族にうるさい!と文句を言われながらも、夜中近くまで、クッキーを焼いて、タッパーに入れ、翌日学校で友達とこっそり、先生にバレないよう食べる。
渦巻きクッキーは、捏ねすぎたのか、石のように堅かったり、また、オーブントースターですから、やたら高温。よって焦げたのもたくさんあったけれど、恥ずかしいから、焦げたのは自分で食べるという、幸せの構図からかなりかけ離れたクッキー作りだったのですが!

そして、今思えば、いや今だから思えるのは、そんな一寸した不幸があって良かった、ということ。こんな惨めくさい想い出があるのもいいじゃない? って、思うのです。


オーブンからケーキを取り出し、端っこが焦げているのを見ると、ピーターラビットの絵本が大好きだった頃や、固太りでランドセルが似合わなかった、幼い頃の自分を思い出します。

子猿たちの学校が冬休みに入ったら、一緒にクリスマスクッキーでも作ろうかな。

皆様、風邪の季節ですから、どうぞご自愛くださいね!
また行きます!!!









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