2015年5月15日金曜日

インターナショナル・スクール便り③ イベントが続いています


新緑が美しい季節となりました
ご無沙汰しております。
ゴールデンウィークが終わり、今はもうすぐ学年末を迎えるので、子猿たちの学校の行事が多く、加えて夏休みを前に最後の一人時間を堪能すべく、あちこちへ走り回っています。
…そうなのです、インターナショナルスクールは、なんと6月初旬には学年末となるのです。
早すぎますよね。

さてインターナショナルスクール、どんな行事があるかというと、
まず、4月29日はFood Fairなるものがありました。
2年生のチビ猿はポップコーン担当
各国が、ブースを立ち上げ、自国の食べ物、飲み物を売ります。
私はフランスセクションにタルトとキッシュを寄贈。
日本セクションには現金を寄付し、担当の方々が、それで、焼き鳥や炊き込みご飯などを作って販売して下さりました。
この売り上げは、学校に寄付されるとのこと。
ブラスバンドあり、ゲームあり、コンサートあり、出店もあり、と大盛況でした。
この日は帰ってから寝込んでしまいましたっけ。(メキシコブースで巨大なカクテルを飲み干した私がいけないんですけど!)


ゴールデン・ウィークの間、なぜかインターナショナル・スクールは平常運転でしたが、兄猿は6日は都近郊のインターナショナルスクールが合同で行う合唱大会に行ってましたっけ。
早朝にお弁当作って、学校まで送ってって、とまるでゴールデンウィークらしくないゴールデンウィークでした。
このお弁当作り、最近は週に2回くらいやっています。
学校にはカフェテリアがあって、そこで作られたメニューを食べてもいいし、家から持ってきたお弁当を食べても良い。

カフェテリア、実は今日初めて食べて来たのですが、結構素晴らしいメニューなのです
例えば今日はメキシカン。
サラダはタコサラダを含め3種類以上あったかな? 
メインにはチキン・ティンガ?(Tinga)という、鶏肉を裂いたものがたくさん入ったトマト風味のスパイシーなシチュー風のもの、あと空豆、その他3,4種の豆が入ったメキシコ風シチュー、コーンブレッド、ご飯、豆スープ、ジャガイモその他根菜の炒め煮みたいなの、飲み物付き。
すごくないですか?

これが子供は580円だったかと思います。大人は700円くらいかしらね。生徒各々がアカウント番号を持っていて、それにチャージされていくシステムなので、今日の食事が幾らか聞いてくるのを忘れました!

ある日は和食、ある日はインド風、ある日はピザ、と、日替わりで、放射能テストを済ませた食品を使ってバランス良い料理を出してくれています。シェフ一同「サラダはマストだぞう」「たくさん食べて」と生徒一人一人に心を配って下さるし、本当にありがたいです。

それなのに、なぜお弁当?
本当にねぇ。
でも他のお子さんたち、半分くらいはお弁当を持ってきているらしいのです。日本人のお宅は特にそうされているようで、それを見ているうちに、子猿たちもお弁当が欲しくなったらしい。

始めは面倒だなぁ、と思っていましたが、子猿たちが「ほら、全部食べたよ」と空っぽのお弁当箱を誇らしげに持って帰ってくるのが嬉しく、また、こんなことしてあげられるのも短い期間だしなぁ、と思ったら「お弁当作りイコール想い出作り」なのかなぁって。



いきなりスミマセン!遠足は「宇宙博物館」でしたが、
良い写真がないので、先日の満月を…
その他、兄猿の社会科見学の付き添いというものありました。
学年末に入り、クラスでどこかに行こう!ということでフィールド・トリップが、この誰もがもっとも忙しい中、組み込まれるのです。

この付き添いでは、普段は接する機会がない女子たちとたくさんおしゃべりできて、楽しかったこと!
女子は、男の子よりずっと大人で感心しました。男子がしょうもないことしてもたもたしていると、「ほら、もう行くよ」って引っ張ってあげたり、「ほら、鞄忘れているよ」と持ってきてあげたり、ふくれている子がいれば慰めてあげたり。
クラス全体としても、誰かがバカなことやっても、冷たい視線~って感じじゃないのがいいな、と思いました。
あんまりとげとげしてなくて、ほんと、穏やかで良い感じなのです。

フランスはもっと厳しいというかキツいというか。公立校はよりそうで、私立校は少しマシだけど、でもキツい。
子猿たちからよく聞いた言葉は、「あざ笑う se moquer」。これが、バカにするっていうよりもうちょっとキツく聞こえるのは私だけなのか。
兄猿は先日、ふと「フランスの学校より、ここの学校の方がみんな優しい。」って言うのを聞いて、やっぱりそうだったか、と思いました。

社会科見学、それにしても、インターの先生方の時間感覚が緩くって、笑っちゃいました。
博物館の方が、「○×時からロケットショーを開演しますので、15分前には集合して下さい」
と仰るから、そう通訳する。
すると先生方は生徒らに、「OK!では○×時にはここに集合!」
って..。
「いやぁ、少し前に集まった方がいいんじゃないですか?」
というと、館員の方も必死に、「うんうん」と頷かれている。
「うーん、そうだね。(生徒に)じゃ5分前に!」
だって。
でも実際には子供たちはそんなに簡単に時間通りに集まらない。トイレに行ったり、遊具から離れなかったり、水飲んだり。
でも、でもですね、何とかなるの、これが!
なんだかんだ、時間通りに全て進んだし。
そうか、いいんだ、これで!
と思いましたね。


我が家のコーラス隊
そして今日は学校でのコンサート、日本でいう、合奏合唱大会。
正直言うと、私の小学校時代より気合い入っていなかったかも。
練習もそんなに時間を費やしていないと思うし。

でも、皆かわいく緊張していて、あれで十分!と思いました。
小学校でやたら歌わされた「山の息吹♪」や合奏でやった鉄琴が、私という人間の情操に何か影響を与えたとはとても思えない。
なら、この程度で十分じゃないか、子供も親も楽しんだし、と思うのです。

インターのちょっと緩い感じが、私という緩い親、そしてそれに育てられた子供にはフィットしているのだと思います。

来週以降は、ちび猿が遠足2回あり、兄猿はロボット大会なるものがあり、あとはピアノの発表会、ちびっこ駅伝、お誕生日会、子猿たち揃ってのファースト・コミュニオン(初聖体拝領)、そして兄猿の10才の誕生日、その間には親たちの集まり、日本を発つ方々を送り出す会、PTA内のカルチャー・サークルの納会と笑っちゃうくらいたくさんの催し物が続きます。

またしばらくブログが更新されなくても、それは元気に走り回っているからだ、と思ってご安心下さいね。

でもまだ書きたいから、きっとすぐまた行きます!

みなさん季節の変わり目、ご自愛下さいね!