2017年1月2日月曜日

明けましておめでとうございます!


皆様、
粉雪散らつくヴェルサイユより、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞお付き合いのほど、宜しくお願いいたします。


宮殿庭園の運河も凍てつかんばかり...
このクリスマス休暇、2年ぶりにフランスで過ごしたわけですが、パーティだ、コンサートだ、と行事が多く、土壇場で、今までは夫に任せていたサンタの役が、彼があまりに忙しいため、私に降りかかってきて、さあ大変。加えて、久々に何日にも渡って夫の家族と過ごすこともプレッシャーで、マラソンランナーのように、寡黙に走り続ける、そんな年末を過ごしました。
今、無事にゴールし、シャンパン片手にほっとしているところです。

新年のご挨拶の代わりに、
クリスマスに、義理両親のメゾン・ドゥ・カンパーニュで撮った写真が意外ときれいだったので、Allez、フォトログ行きます。
義母、オランジュリーにて。
その昔、ビニールならぬ、ガラスハウスで

オレンジなどの温かい気候の植物を育てるために建てられたオランジュリー。
オレンジはすでに収穫され、マーマレードになっていました。
今年は柑橘類が豊作だったそうです。
見ているだけで、ビタミンが湧いてきそうではありませんか?
冬至は過ぎましたが、朝9時近くまで薄暗いフランスです。
田舎は、毎朝、霜が降りて雪景色かのよう。
ほら、真っ白!
ノエル、大人達のテーブル。
ご馳走の写真は撮りそびれましたが、素晴らしかったです。
愛猫マエストロもロティのお裾分けを頂いて、大満足。


翌日は、私がお昼を担当。
……と言っても、調理なしなのですが!
Mont d'or(モンドール)と呼ばれるチーズをオーブンに入れただけの、チーズ・フォンデュにしました。
モンドールは、チーズの周りをモミの木の皮で囲っていて、森の匂いがする、この季節ならではのチーズ。
普通はカマンベールの2倍くらい、この写真の何分の一かというサイズですが、今回は大人7名、食べ盛りの子供8名ですので、豪華に大きなモンドール2つ! 
一つ当り、3キロ弱、計5キロ強。やりすぎかな~、と危惧したけれど、侮ることなかれ。フランス人のチーズ力はスゴイのです。殆どきれいになくなりました。

こうやって食べます。
フォンデュで大興奮のあと、ちび猿、風邪でダウン。
この冬休みの読書は、何故か引き寄せられて手に取った村上春樹氏の「アンダーグラウンド」。
サリン事件の被害者62名にインタビューしたルポルタージュです。

風化させてはいけない、という思いで書かれたとのこと。
その時代に居たくせに、あの恐ろしい事件の詳細を忘れていた自分がいました。本として形に残しておけば、こうして私のような気まぐれな読者が現れるのですから、正しいことをされたと思います。
フィクションに関してはアンチ村上な私ですが、この本に関しては、頭を下げて御礼を言いたいです。
テロは許せない。この事件は忘れてはいけない。

それはそれとして、この分厚い本を途中放棄することなく読み終えてしまったのは、一人一人のインタビューが良く聞き出されていたからだと思います。
もちろん、それぞれのサリン事件に巻き込まれた様子について語ってるのですが、その語り口からは、彼ら自身の「物語」というか、その方の性格やサリン前、サリン後、どのように生きてきたか、オウムが誕生するようなねじれまくった日本で、どうやって折り合い付けて生きてきたのか、ということが透かし見え、62名の皆さんの生き様に引き込まれて読んでしまったところがあります。
冬景色が実は一番好きかも・・・
お一人お一人の話が、
地下鉄を使って生きているというだけで、
小学高学年から地下鉄に乗って通学していた自分、
「アンダーグラウンド」で、毎日24時間のうちの約3時間を過ごしていた若き日の自分の話のように感じられ、なんともエンパシーだったのです。


寒いけれど、空気が澄んでいるので、ほら、夕焼けがすごいの!

2017年はどんな年になるのでしょう。

友人の占いによると、いい年になるらしい。
今年は何故か、それを素直に信じたい。

大切な人、家族と共に過ごされる時間が少しでも長い、そんな一年でありますように、心より祈っております。

今年もどうぞよろしく!





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