2012年3月27日火曜日
2012年3月26日月曜日
晴耕晴読
このところのパリは快晴続き。花もホコロビ、サクラサク。
こうして桜を見上げるたび、「パリのニホンよ、また会えたね」と想うワタシ。
週末は大忙しでした。
折角の週末だもの、夫・子供と同じのんびりモードに浸りたい。しっかり寝坊し、たらふく食べて飲んで、昼寝をしたい。でも、やるべきことは週日以上。掃除・洗濯・アイロン・子猿のピアノ、宿題・朝・昼・夜ご飯作り。そうそう、晴れているかぎり公園に行かないといけない、という夫の信仰のお付き合い。信仰といえば日曜ミサ。その上この週末は夏時間が始まったので一時間ほどお天道様に返却もしたし。
でも、母猿は自分は素晴らしいと思いました。上記のこと、ほぼ80%(いや、70%かな)成し遂げた上しっかり朝寝もして本も読んだ!寝ながら読み、読みながら寝た。
まずは初の江国香氏の「きらきらひかる」
透明で、ぷぷっと笑わざるおえないようなタッチが素敵だと思いました。また、昔好きだった岩館真理子さんの漫画を思い出したり。
こういう「透明」で非現実的なのに情景が思い浮かぶような本って、漫画文化の歴史が深い日本ならではの産物なのではないでしょうか。例えば、この本を外国人が読んでその頭の中のイメージを映像化すると、私や日本人読者のそれと随分違うものなのではないだろか、なんてね、空想しながら土曜の二度目の朝寝をしました。
次は、中沢新一氏の「日本の大転換」
昨年の7月に書かれた本のようです。東北震災、その後の原発問題。これを機に日本は変わるしかない。今までの原発依存という非自然的(≒非日本的)な環境から逸脱しよう、という内容かと。私が漠然と感じていた「原発と日本って何か違うよねぇ」というのを図式・チャートで説明され、少しだけ明確になったような気がしています。
フランスではKamikaze、Tsunamiは外来語になっていますが、「Fukushima」も説明分なく、そのまま使われるようになりました。この本読み終わって思ったのは、このFukushimaという言葉が「あぁ、あの新しいエネルギーが生まれ、シンプルな生活美を確立したきっかけになった、あれね」という風に使われるような将来になったらいいな、ということです。
……この本は兄猿のピアノのおさらいを聴きながら読み(寝?)ました。
最後は、目下のマイブーム、山本周五郎氏の「日本婦道記」
武士の嫁、娘などの女性の武士道というか、生き方の短編集。彼の作品を読めば読むほど、武士道とキリスト教は似ているなぁと思うようになってきました。
キリスト教は神(主)を信じ忠誠を近い、良き人間であれ、と諭す。武士道は、主君を信じ献身的に仕え、道を踏み外すことなく生きること。主と主君を入れ替えれば、その生き方に違いがあまりないような。
封建的な歴史的背景の中なので、その制約の中の女性像になっていますが、男性作者とは思えないほど、女性の気持の機微や論理の立て方などを理解されていて、素晴らしいと思いました。
また、山本氏の小説は、武士であれ、そうでないのであれ、男、女かかわらず、人間として美しい生き方、人間らしい生き方を通す登場人物がいて、それ読んでいるうちに、心の中に涼風が吹き、自分も高められたような気になります。「私も頑張ろう、こういう風に生きよう」と思わされるのです。
話事体もとても巧く組み立てられエンターティニングですが、それよりも彼のメッセージが伝わってくるようなところが好きなのです。
……これは昨夜読みながら寝ました。
さて月曜日。
今日も快晴で花粉も飛びかっています。そろそろこの夏の日本行きのチケットを買おうかと思ったりしています。
こうして桜を見上げるたび、「パリのニホンよ、また会えたね」と想うワタシ。
週末は大忙しでした。
折角の週末だもの、夫・子供と同じのんびりモードに浸りたい。しっかり寝坊し、たらふく食べて飲んで、昼寝をしたい。でも、やるべきことは週日以上。掃除・洗濯・アイロン・子猿のピアノ、宿題・朝・昼・夜ご飯作り。そうそう、晴れているかぎり公園に行かないといけない、という夫の信仰のお付き合い。信仰といえば日曜ミサ。その上この週末は夏時間が始まったので一時間ほどお天道様に返却もしたし。
でも、母猿は自分は素晴らしいと思いました。上記のこと、ほぼ80%(いや、70%かな)成し遂げた上しっかり朝寝もして本も読んだ!寝ながら読み、読みながら寝た。
まずは初の江国香氏の「きらきらひかる」
透明で、ぷぷっと笑わざるおえないようなタッチが素敵だと思いました。また、昔好きだった岩館真理子さんの漫画を思い出したり。
こういう「透明」で非現実的なのに情景が思い浮かぶような本って、漫画文化の歴史が深い日本ならではの産物なのではないでしょうか。例えば、この本を外国人が読んでその頭の中のイメージを映像化すると、私や日本人読者のそれと随分違うものなのではないだろか、なんてね、空想しながら土曜の二度目の朝寝をしました。
次は、中沢新一氏の「日本の大転換」
昨年の7月に書かれた本のようです。東北震災、その後の原発問題。これを機に日本は変わるしかない。今までの原発依存という非自然的(≒非日本的)な環境から逸脱しよう、という内容かと。私が漠然と感じていた「原発と日本って何か違うよねぇ」というのを図式・チャートで説明され、少しだけ明確になったような気がしています。
フランスではKamikaze、Tsunamiは外来語になっていますが、「Fukushima」も説明分なく、そのまま使われるようになりました。この本読み終わって思ったのは、このFukushimaという言葉が「あぁ、あの新しいエネルギーが生まれ、シンプルな生活美を確立したきっかけになった、あれね」という風に使われるような将来になったらいいな、ということです。
……この本は兄猿のピアノのおさらいを聴きながら読み(寝?)ました。
最後は、目下のマイブーム、山本周五郎氏の「日本婦道記」
武士の嫁、娘などの女性の武士道というか、生き方の短編集。彼の作品を読めば読むほど、武士道とキリスト教は似ているなぁと思うようになってきました。
キリスト教は神(主)を信じ忠誠を近い、良き人間であれ、と諭す。武士道は、主君を信じ献身的に仕え、道を踏み外すことなく生きること。主と主君を入れ替えれば、その生き方に違いがあまりないような。
封建的な歴史的背景の中なので、その制約の中の女性像になっていますが、男性作者とは思えないほど、女性の気持の機微や論理の立て方などを理解されていて、素晴らしいと思いました。
また、山本氏の小説は、武士であれ、そうでないのであれ、男、女かかわらず、人間として美しい生き方、人間らしい生き方を通す登場人物がいて、それ読んでいるうちに、心の中に涼風が吹き、自分も高められたような気になります。「私も頑張ろう、こういう風に生きよう」と思わされるのです。
話事体もとても巧く組み立てられエンターティニングですが、それよりも彼のメッセージが伝わってくるようなところが好きなのです。
……これは昨夜読みながら寝ました。
さて月曜日。
今日も快晴で花粉も飛びかっています。そろそろこの夏の日本行きのチケットを買おうかと思ったりしています。
2012年3月22日木曜日
サロン・ド・リーブルと大江健三郎
先日の日曜日にはサロン・ド・リーブル、パリ書籍展に行ってまいりました。
まずはこのポスター観てください。素敵ではありませんか!
この夕方には大江健三郎氏が講演すると聴いていたので随分前からそれを楽しみにしてきましたが、現実的なロジスティックを考えると、どうなるのだろうと危ぶんではおりました。
日曜ってことは子猿達がいる。夫に任せようと思ったけれど、夫は最近出版したし、私よりもこの書籍展に行くべき人。
では一緒に行くか、と出発したのがお昼です。「あの~私が行きたいのは夕方なんですけど」と言いたくもあり、でもまぁ、今の私は家族優先のフェーズだし、成り行きに任せました。
会場に着くと、既に人、人、人。
こんなに皆本が好きなんだ、と本好きの一人として嬉しくなり。
今回は震災発生1年ということで、日本から20名余りの小説家・漫画家が招待されていました。確かに、震災を受けて、発信する側にいる人たちは、あの時を、現状をどのように受け止めているか、知りたいところ。
この視点、すごいイケてるなフランスって、と思いました。
夫は何社かの出版社と話したけれど、このサロン、昔とちがって書く人と出版社を繋ぐという機会ではなくなっていてあまりピンと来なかったようです。今はいかに売るか、これが焦点。セチがない世の中になりました。そうそう昔はグラン・パレで開かれていたそうですよ。素敵だったろうな。今は味気ないだった広い会場。
まぁ、それでも、各出版社お抱えの小説家・漫画家を呼んでトークショーやらサイン会やらでアピールしていて、そのために並んでいるファン達のウキウキ感が伝わってきて良かった。
ところで日本では書籍展ってあるのでしょうか。絶対あるべき。小説家の人となりを知りたい!今、何を想っているか知りたい!小説ではない生の声を聴きたいって思うのは私だけじゃないはず。出版社の皆様、本への興味度(≒売り上げ)上がりますよ~。
さてパパが出版社と話している間、子猿達は紙芝居を初体験。
そして2時には「帰ろう」コールが挙がったのでトラムに乗って帰りましたとさ。
そう、大江氏の講演は諦めたのです。
実は「大江、大江」といえるほど、読み込んでいるわけでもなく、一部の小説は私には難解だったりグロテスク過ぎてダメなのですが、それをもひっくるめて、彼には静かで力強いエネルギーを感じていて、とても興味ある作家なのです。
また、私が在学中、母校にて「信仰なき者の祈り」というタイトルの講演をされたそうで、その内容は、すみません、サボったので知らないのですが、このタイトル、今色々考えさせられます。
例えば、今回の震災のような未曾有の事態において、日本といえば殆どが無宗教でしょう、それでも沢山の人が心から祈ったと思うのです。この祈りとは何だろう。誰に祈っているのでしょう。こういう、神を信じない人でも祈らずにいられない、この気持・祈りこそが真実なのではないか、などと考えてしまうのです。
この講演を、きっと時給800円とかのバイトが為に聴かなかった20+年前の自分の愚かさ。
このリベンジという意味でも今回の講演は聴きたかった~、とツィッターでぼやいていたら、ある方よりテレビでのトークショーのリンクを教えていただきました。35分過ぎた辺りから大江氏が話します。
伝えたいことが沢山あるが、TVには時間枠ってものがあって、その中でまとめられない想いを伝えたい大江氏の不器用さ。そこにも人間らしさを感じます。
私の低レベルなフランス語力で彼の言っていることをまとめれば、
・原爆を四国の森の中から見た衝撃は忘れられない。
・広島、もう原爆は終わっている思っていたけれど今だに放射能の後遺症に苦しんでいる人達がいる。福島での問題も40年後に露呈するだろう。
・日本という国は神を中心に作られた。私は四国の森の中で育ったからそういう神秘的な空気を感じ、それが私の日本であった。息子は精神障害をもちながら作曲をしている。彼の音楽を聞くと、「森の音楽」を感じる。これが僕の思う日本である。(ものすごく主観的な訳です)
原発反対、再稼動反対についての彼の意見には賛否両論だとは思いますが、私は賛成です。
じゃ、日本経済どうする?というのには答がありませんが、日本人の可能性を信じています。賢い日本人なら代替エネルギー見つけられるんじゃないか。省エネでも何かを作り出す手法を発明するんじゃないか。シンプルに生きるところから生活の美学を生み出すのではないか。
熱くなったところで、〆はやっぱり桑田さんかな。明日へのマーチ♪
よい一日を!
まずはこのポスター観てください。素敵ではありませんか!
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| 本から飛び立つ自由な思想 |
日曜ってことは子猿達がいる。夫に任せようと思ったけれど、夫は最近出版したし、私よりもこの書籍展に行くべき人。
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| SFのS(サイエンス)を取り外したような短編集。 幽霊あり、宇宙的でもあり、哲学的でもあり、ヒマラヤあり……って説明が下手ですね |
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| すみません、Salon de Livreのサイトから写真を拝借しています |
こんなに皆本が好きなんだ、と本好きの一人として嬉しくなり。
今回は震災発生1年ということで、日本から20名余りの小説家・漫画家が招待されていました。確かに、震災を受けて、発信する側にいる人たちは、あの時を、現状をどのように受け止めているか、知りたいところ。
この視点、すごいイケてるなフランスって、と思いました。
夫は何社かの出版社と話したけれど、このサロン、昔とちがって書く人と出版社を繋ぐという機会ではなくなっていてあまりピンと来なかったようです。今はいかに売るか、これが焦点。セチがない世の中になりました。そうそう昔はグラン・パレで開かれていたそうですよ。素敵だったろうな。今は味気ないだった広い会場。
まぁ、それでも、各出版社お抱えの小説家・漫画家を呼んでトークショーやらサイン会やらでアピールしていて、そのために並んでいるファン達のウキウキ感が伝わってきて良かった。
ところで日本では書籍展ってあるのでしょうか。絶対あるべき。小説家の人となりを知りたい!今、何を想っているか知りたい!小説ではない生の声を聴きたいって思うのは私だけじゃないはず。出版社の皆様、本への興味度(≒売り上げ)上がりますよ~。
さてパパが出版社と話している間、子猿達は紙芝居を初体験。
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| あらためて聴く舌切り雀は恐ろしい話でしたわ |
そう、大江氏の講演は諦めたのです。
実は「大江、大江」といえるほど、読み込んでいるわけでもなく、一部の小説は私には難解だったりグロテスク過ぎてダメなのですが、それをもひっくるめて、彼には静かで力強いエネルギーを感じていて、とても興味ある作家なのです。
また、私が在学中、母校にて「信仰なき者の祈り」というタイトルの講演をされたそうで、その内容は、すみません、サボったので知らないのですが、このタイトル、今色々考えさせられます。
例えば、今回の震災のような未曾有の事態において、日本といえば殆どが無宗教でしょう、それでも沢山の人が心から祈ったと思うのです。この祈りとは何だろう。誰に祈っているのでしょう。こういう、神を信じない人でも祈らずにいられない、この気持・祈りこそが真実なのではないか、などと考えてしまうのです。
この講演を、きっと時給800円とかのバイトが為に聴かなかった20+年前の自分の愚かさ。
このリベンジという意味でも今回の講演は聴きたかった~、とツィッターでぼやいていたら、ある方よりテレビでのトークショーのリンクを教えていただきました。35分過ぎた辺りから大江氏が話します。
伝えたいことが沢山あるが、TVには時間枠ってものがあって、その中でまとめられない想いを伝えたい大江氏の不器用さ。そこにも人間らしさを感じます。
私の低レベルなフランス語力で彼の言っていることをまとめれば、
・原爆を四国の森の中から見た衝撃は忘れられない。
・広島、もう原爆は終わっている思っていたけれど今だに放射能の後遺症に苦しんでいる人達がいる。福島での問題も40年後に露呈するだろう。
・日本という国は神を中心に作られた。私は四国の森の中で育ったからそういう神秘的な空気を感じ、それが私の日本であった。息子は精神障害をもちながら作曲をしている。彼の音楽を聞くと、「森の音楽」を感じる。これが僕の思う日本である。(ものすごく主観的な訳です)
原発反対、再稼動反対についての彼の意見には賛否両論だとは思いますが、私は賛成です。
じゃ、日本経済どうする?というのには答がありませんが、日本人の可能性を信じています。賢い日本人なら代替エネルギー見つけられるんじゃないか。省エネでも何かを作り出す手法を発明するんじゃないか。シンプルに生きるところから生活の美学を生み出すのではないか。
熱くなったところで、〆はやっぱり桑田さんかな。明日へのマーチ♪
よい一日を!
2012年3月21日水曜日
一日詩デー
今日は子猿達の学校に招かれて、詩を読まされました。
「Journee de poesie、一日詩デー。フランス語以外の母国語を持つ保護者の方、子供達に他の言語を聴かせるべく、母国語で詩を読み聴かせください」とのこと。フランスで、こんな風に他の言語に興味を持っているなんて結構いい学校じゃない、と、母猿、小1上巻の教科書を持っていきました。
読んだのは、「はる」というなかがわりえこさんの詩と、その他いくつか。
途中、先生より、「ほら、フィリップ(チビ猿の名)、何か日本語の詩くらい、知っているでしょう。聞きたいわ」と振られましたが、チビ猿、困った顔で逃げ切りました。日本では詩をそらんじたりしませんものねぇ。ちなみにフランスでは、小1から一ヶ月に一つ位の頻度で詩を暗記しなくてはならないのです。さすがおフランス!ではありませんか。
子供が詩を知らないのなら、せめて言葉のリズムをお聞かせいただきたいというリクエストがあったので、兄猿には「じゅげむじゅげむ」を言わせ、無事終了。
帰りには、この「一日詩デー」の提案者である図書館司書の方より、「もののあわれ」について質問を受けたじたじ。(←この擬態語・擬音語もフランス語で説明するのに苦労しました)「源氏物語にみられる美学だと思うんだけど」というと、「あぁ、Le dit du Genjiね」と直ぐに仏訳名が出てきたりして、こういう風に日本文学、その他の文学、文化に興味を持っている人がいるのって、嬉しいことです。
たじたじだった母猿だったのですが、それでも子猿達は日本の文化(大げさねぇ)が教室で紹介されたことに誇りを感じたらしく、兄弟間も日本語で会話したり、日本語補修校の宿題を率先してやったりで、母猿は感慨深い午後を過ごしましたとさ。
「Journee de poesie、一日詩デー。フランス語以外の母国語を持つ保護者の方、子供達に他の言語を聴かせるべく、母国語で詩を読み聴かせください」とのこと。フランスで、こんな風に他の言語に興味を持っているなんて結構いい学校じゃない、と、母猿、小1上巻の教科書を持っていきました。
読んだのは、「はる」というなかがわりえこさんの詩と、その他いくつか。
途中、先生より、「ほら、フィリップ(チビ猿の名)、何か日本語の詩くらい、知っているでしょう。聞きたいわ」と振られましたが、チビ猿、困った顔で逃げ切りました。日本では詩をそらんじたりしませんものねぇ。ちなみにフランスでは、小1から一ヶ月に一つ位の頻度で詩を暗記しなくてはならないのです。さすがおフランス!ではありませんか。
子供が詩を知らないのなら、せめて言葉のリズムをお聞かせいただきたいというリクエストがあったので、兄猿には「じゅげむじゅげむ」を言わせ、無事終了。
帰りには、この「一日詩デー」の提案者である図書館司書の方より、「もののあわれ」について質問を受けたじたじ。(←この擬態語・擬音語もフランス語で説明するのに苦労しました)「源氏物語にみられる美学だと思うんだけど」というと、「あぁ、Le dit du Genjiね」と直ぐに仏訳名が出てきたりして、こういう風に日本文学、その他の文学、文化に興味を持っている人がいるのって、嬉しいことです。
たじたじだった母猿だったのですが、それでも子猿達は日本の文化(大げさねぇ)が教室で紹介されたことに誇りを感じたらしく、兄弟間も日本語で会話したり、日本語補修校の宿題を率先してやったりで、母猿は感慨深い午後を過ごしましたとさ。
2012年3月17日土曜日
楽しい楽しい??お別れ会
出会いがあれば別れがある。
パリで知り合う日本の駐在の方達は、いつか日本に帰られる。それを覚悟していたけれど、やはりいざお別れかと思うとそりゃ寂しいものです。
先日は、子猿の幼稚園で知り合ったママ友のお一人、Kさんが来週パリを発たれるのにあたって、Kさんと共通のお友達でプロとしてケータリングも手がけるAさんのおもてなしによるお別れ会という、寂しいけれど、とても楽しみな会にご招待いただきました。
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| アペロ、St ダニエレのプロシュートなどなど。 軽い仕上がりのグリッシーニと一緒に用意していただきました |
Kさんとは知り合って2年近く経つのにゆっくりお話をする機会がなく、昨日に至りました。
日本から家族で赴任される方達、多くの場合は、ご主人はパリにおいても仕事仕事で、赴任家族は日本にいるとき同様「母子家庭」状態の方が多いようにお見受けします。花の都パリ駐在中も、ママ達はエッフェル塔を横目に、慣れない言葉・習慣の中、子供の送迎、日本語補修校、学校行事におさんどん。そんなママさん達がすごいなぁと思うところは、子供・家族を守るという重責をしっかり背負いつつも明るいこと。
私なんて、日本に帰省した際などは二週間ほどの母子家庭でしたが、この猿達を私が守る、というプレッシャーを感じて疲れちゃってたというのに。
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| プチトマトのフランボワーズ・ビネグレット。ケータリングでも 湯剥きされたそうです、その数180個! |
そして日本の母達、更に素晴らしいと思うところは、黙々と育児優先で献身するけど、自分の好奇心を追求することを忘れないこと。たとえ5分でも空き時間ができたら学ぶために使う、というしなやかな強さがある。Kさんも、あんな難しい子育てスケジュールの中、マラソン、お菓子作りの勉強、音楽と、色々活動されていたことを知り、脱帽です。
暇ができればゴロゴロする母猿、反省。
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| 帆立の活のよかったこと!パプリカソース(もちろん皮は剥くそうです)は 程よい酸味があって、帆立の甘さを引き立てています。シャブリと合うこと! |
Aさんも、お仕事の料理はもとより、音楽、読書などに造詣が深く、そんなお二人と、先日の佐渡裕氏のコンサートの話や、どうやって被災地復興の力になれるかという話、パリ書籍展の話、そして子育て、ケーキの膨らませ方、など話は尽きませんでした。
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| 地鶏のジュレ、コラーゲンは食べても肌に到達しないと誰が言った? |
合間合間にAさんがソーッと席を立ち、多分前日より仕込んでくださった食材達を素晴らしい一品として仕上げてはテーブルに運んでくださります。そのたびに「おいし~い!!」コーラスです。
夢みたいなご馳走でしょ?
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| ウサギのコンフィ。オリーブオイル1リットル使って油煮すると パサパサなウサギがしっとりと仕上がるのですね、 素晴らしいアイデア、すごい贅沢! |
あぁ、この方達は生きることを楽しんでいる、大切にしてらっしゃる、と思いました。
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| Kさんのガトーショコラ。これはオーブン内の写真 |
混ぜる角度、回数、生地の艶に注視しながら作られる。「クッキーの場合は手でバターをつぶすと体温で程よい柔らかさになって美味しく焼きあがる」と言われれば、それだけで香ばしいバター・クッキーの匂いが漂ってくるよう。
この日本人の丁寧さ、正確さはやはり生産業とサービス業に向いていると、関係ないことを考えちゃった。
精密さがキーのモノづくり。ハイエンドなサービス業などを国策にしてはどうでしょう、野田さん。
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| しっとりと薫り高く。口に入れると天に昇ってちゃう |
これからも、メール、ブログで連絡取り合えるから大丈夫と言い聞かせ、ありがとうとさようなら。
Kさん、今度は東京でお会いしましょう!
Aさん、ご馳走様でした!
このあと母猿は早足・千鳥足でお迎えに行ったのでした。
2012年3月14日水曜日
こだわりの「いい加減赤飯」
最近のマイ・ブームは、タイ産の黒もち米。タイ料理では、この黒米を甘く煮て、ココナッツミルクをかけて食べたことがあり、それ以来、興味を持っていました。
それをついに入手したのが先日。
写真は白米3に黒米1の割合で混ぜたところです。
ここに、小豆をフードプロセッサーでガーッと割った状態のものを混ぜ、普通に炊飯器で炊く。
すると、お赤飯もどきになります。いい加減でしょう?でもお豆もいい感じに炊けるし、お米もそこそこの餅っぽさで、本当のお赤飯より沢山食べられます。
今日は久々にお重を引き出し、お弁当を作りました。
お赤飯にはゲランド産の海塩、フルールドセル(塩の花)と炒りゴマを、おかずには、自家製塩鮭、レンコンとツナの金平風、ひじきと大豆と竹輪の煮たの、あとは見たとおりのものを詰めました。
黒米は、デトックス作用高く、ビタミンEも豊富と、先日の「カリフォルニアのばあさんブログ」にありましたし、ナッティーな味わいで、お勧めです。見つけられたら是非お試しください。パリでは、1キロ2.2ユーロで購入しました。玄米同様、出来ればBioショップで買われることをお勧めします。
そうそう、Bio といえば、パリのBio売り場に、必ずと言っていいほどある、「Gomasio」が気になって仕方ありません。そう、ごま塩のことなんです。結構な大袋で、米や、キノアなどのシリアルと並んで売られているのですが、間違って、一機に大量に使う人がいたらどうするんだろう、と心配になってしまいます。
さて、手弁当、自分で言うのもなんですが、大変美味しゅうございました。
それをついに入手したのが先日。
写真は白米3に黒米1の割合で混ぜたところです。
ここに、小豆をフードプロセッサーでガーッと割った状態のものを混ぜ、普通に炊飯器で炊く。
すると、お赤飯もどきになります。いい加減でしょう?でもお豆もいい感じに炊けるし、お米もそこそこの餅っぽさで、本当のお赤飯より沢山食べられます。
今日は久々にお重を引き出し、お弁当を作りました。
お赤飯にはゲランド産の海塩、フルールドセル(塩の花)と炒りゴマを、おかずには、自家製塩鮭、レンコンとツナの金平風、ひじきと大豆と竹輪の煮たの、あとは見たとおりのものを詰めました。
黒米は、デトックス作用高く、ビタミンEも豊富と、先日の「カリフォルニアのばあさんブログ」にありましたし、ナッティーな味わいで、お勧めです。見つけられたら是非お試しください。パリでは、1キロ2.2ユーロで購入しました。玄米同様、出来ればBioショップで買われることをお勧めします。
そうそう、Bio といえば、パリのBio売り場に、必ずと言っていいほどある、「Gomasio」が気になって仕方ありません。そう、ごま塩のことなんです。結構な大袋で、米や、キノアなどのシリアルと並んで売られているのですが、間違って、一機に大量に使う人がいたらどうするんだろう、と心配になってしまいます。
さて、手弁当、自分で言うのもなんですが、大変美味しゅうございました。
2012年3月12日月曜日
パリ・ユネスコでの追悼コンサートの動画
パリ・ユネスコでの追悼コンサートがUstreamでアーカイブされています。
http://www.ustream.tv/recorded/21039048
などなど。
音楽って素晴らしいな。祈りなんだと思う。
http://www.ustream.tv/recorded/21039048
などなど。
音楽って素晴らしいな。祈りなんだと思う。
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