今回は日本で感じた「変なの」シリーズです。
一番苦手だったのは、テレビのテロップ。
なぜどうでもいいような発言までショッキングピンクの大文字で確認させられなくてはいけないのかわからないです。この風潮が始まったのは、1990年頃だと思うのですが、同時に私のテレビ離れが始まりました。テロップで、「笑え!」「驚け!」と強制されるのは嫌ですし、目がチカチカするのでやめてほしいです。
いつかの内田樹ブログに、日本ではメディアが役割分担をしていて、新聞は政治的に正しいことをいう媒体、テレビはどうでもいいことを言う媒体となっているとありましたが同感ですね!
そして驚いたのは、女性達の日焼け対策ファッションです。
あの暑さの中、腕には黒いレッグウォーマー風のものをし、足はスカート、ショートパンツの下にレッギング、もしくは黒タイツを履き、ダースベーダーのようなサンバイザーを被るの。また暑いのに重ね着も多く、ワタシにはわからなかったです、このファッションセンス。そして、そんなに恰好してまで守るその肌は一体誰のため?女性なら、見られること、そして自己満足のために美しくするのだと思うのですが、ショーウィンドーに映る、体の線、肌を隠しきった自分の姿に喜びを感じることができるのでしょうかね。
あと、ショックだったのは、自虐的営業法。
例1.日本のユニクロで、女性販売員がチラシをそのままパネルにしてサンドウィッチマンみたいに首からかけて働いていました。そんなの、小さくて見にくいし、人の身体の上に置かれているチラシをじっとみるような不躾な客もいないと思うし、効果なし。そして何より人として、販売員として、社員としての尊厳を損なっているから、やめなさい、と何故上司はいわないのか。指示されてやっているのか。ユニクロの企業体質を見たように感じました。偶然か、これが理由かは自分でも不明ですが、帰省時恒例となっていたユニクロでの大量買い、今回は一切しませんでしたわ。
例2.品川駅前のパチンコ屋で、本当に意味不明なのですが、一人用のお立ち台が作られ、炎天下の日中、はっぴにねじり鉢巻き、短パンの若い男性ニタニタしながら立ち、音楽なし(本人は聴いているのかもしれないけどスピーカーはなく)ちょっと「痛い」感じの踊りをしていました。その背後で若いねーちゃんが彼に合わせた動きをしているときもある。一見劇画マンガチックな絵でしたので、それがマンガ世代のパチンコ客に受けるの?でもこれ、なに?奇異でしかないです。また本人はいくらバイト代をもらえるのか知りませんが、心を削られませんでしたか?労働とは何?見ていていたたまれない思いがしました。
その他としては、相変わらずですが、個装・包装の過剰サービス。あとスーパー袋も、決してエコ先進国ではないフランスと比べてもスゴイ使われよう。右に倣えの国ならば、こういうのを廃止する条例を作るべし。
外野からうるさく言ってごめんなさいね。どうぞ悪しからず!