2012年8月13日月曜日

子猿達のいない日々



週末はサルト地方というパリから200キロちょっとの田舎に行ってました。24時間耐久レースのルマンの近くです。 

行きは家族4人、帰りは夫と私だけ。これから新学期の始まる9月2日まで、子猿達は祖父母、従弟達と過ごします。私と夫は週末などに顔を出しますが、初めて、親がいない環境で過ごす予定。 

多分大丈夫だと思うのです。ちび猿は5歳半で「あまったれお」だけど、そろそろこういう体験も大切かと。 

昨日の帰途から夫が「静かだね、さびしいね」とうるさ いのをそっと無視して、今日のところ、母猿は解放感に浸っています。子離れ、親離れ、上手く行くかしら。 

そんなことを思うのも、先日、友人が過去の男について分析をしていたときに気づいたことがあるのです。 
「……要は、あの人は持ち上げてあげなくちゃいけなかったンだと思う」というのを聞いたときに、私もそういう男の人知ってるなぁ、と。友の前夫も、私が知ってた人も、共通点は父親不在の環境で育っていたこと、そしてその母親は同じ女としてとても好感も尊敬も持てるタイプの方。 

想像するに、母親は、上手に持ち上げながら、いわゆるポジティブフィードバックで子供のやる気、自信を養っていたのでしょう。今の時代、多くの人、そして私もやってることです。 

でも、何かが欠けていたがため、この男の人達は、歳をとってからも、「すごい!上手ぅ!」とほめられないとヘソを曲げてしまうという幼稚さを捨てられずに育ってしまったよう。 

きっと、普通なら色々な人(何と言ってもまず父親)と接するうちに、現実が見えてきて、刺激を受けて、その子の人格形成がされていくのでしょうが、この人達の場合、身近な大人が主に母親だったこと、そしてその母親が立派な人だったがために影響力も強かったのでしょうか。 

「ばかばかしいよね、そんなの」「大人同士なんだからさ」「日本人家庭にも多いよね、このパターン。父親不在だからさ。お母さんのクローン化している子供、よくみるよ」などなど散々身勝手にしゃべったあと、ふと振り帰る我が身。うちの子猿達、大丈夫だろうか。 

二人とも外見も性格も夫側のDNAの方が強いようで安心していたけれど、最近になって、たとえば兄猿の発言は私に似てきました。話し方に至っては、何といっても日本語は私の影響が90%以上ですから、似てること!「~じゃん」というはすっぱなところ、「はいはい」「わかったわかった」と繰り返すところとか。すぐきれるところとか、言い訳がましいのとかも似てる似てる。 

私の影響が強すぎないだろうか。実は私もマザコン男を培養しているのではないか。うぅ~、嫌だ嫌だ。 

まぁ、そんなに立派に生きてませんから、影響力もほどほどであると思うけれど。夫も子供と接する時間が少なくはないから、大丈夫だと思うけれど…… 

そんなことを思った最近でしたので、義母の申し出にも「どうぞどうぞ、お願いします」と子猿達を引き渡したのですよ。 

どうか神様、子猿達のこと、よろしく見守ってやってくださいまし✝