2014年3月31日月曜日

幸せの記憶

皆さん、
週末はいかがお過ごしでしたか?
パリは気温が20℃と、暖かく、すっかり春の陽気でした。

そんな中、土曜日は兄猿が初のトーナメントに参加するというので、午後は昼寝もほどほどに、隣の区まで出かけて行きました。
会場はここ。Maison communale、という多分15区が所有している家なのかな。
こんな可愛いおうちで将棋、じゃなかったチェス大会なんて、いいと思いませんか?

何のトーナメントかというと、チェスです。
フランスでは日本の囲碁将棋のノリで、いまだにチェスが人気なのです。区民センターみたいなところで大人向け、子供向けのチェス教室があったり、チェスクラブがあったりします。
子猿たちは学校のお昼休みに週一回、チェスクラブの先生が来てくれて、やってるのですよ。
年や理解度によってグループ分けされているんだけど、そのグループの名もかわいくって、Poussin(ひよこ)、Petit Poussin(小さなひよこ)とかなのです。ちなみに兄猿はPoussin、ちび猿(今回は欠席)はPetit Poussinです。

みんな真剣
夫は出張帰りなので、「私が連れてくからいいよ」と言ったのに、一緒に来てくれました。
写真もせっせと撮って、めずらしく、親やら叔母やらに送ってました。

どうやら、彼も子供の頃にこのTournoi d'Echec、チェストーナメントに何回か参加したことがあって、1回などは勝ち進んで、何とかかんとかという有名なチェスプレーヤーと同席したこともあったそう。

夫は9歳の時から寄宿舎生活してたから、親と共有する想い出が少なくて、
きっと、このTournoi d'echecは、そんな数少ない想い出の1つなのでしょう。

夜も自分で撮ったこの写真を何回も観てました。

日曜日は、偶然義理の叔母と寄宿舎についての話になり、そばにいた兄猿に「貴方もどう、寄宿舎」と聞くと、兄猿が「絶対やだ」と答えてました。
夫は笑ってました。

何ごとも、腹八分目というか、
幸せも、少しさびしいくらいがちょうどいいのかな、と思うけれど、
子供の時は「腹いっぱい」にしてあげたい。
やっぱり甘いかしらね、私。