カタールで生まれの彼。
生まれたてはトルティーヤのように木綿の布にくるまれて平和に寝ていましたが
トルティーヤ状態の彼 |
随分前から「誕生日、誕生日」と楽しみにしてたちび猿。
そんなに楽しいものだっけね、誕生日。
当日は私が台所にいく度に、「ぼくのケーキ作るの?」と気になってしょうがない。
しょうがないから母猿も腰を上げて作成開始。
「どんなケーキがいいの?」
「ショコラブランのケーキ。ぼかぁ、ショコラブランだぁいすき」
……ということでホワイトチョコレートのケーキに決まりました。
ダークなチョコレートケーキが好きな義理の両親らはがっかりするでしょうが、今日はちび猿の日ですから、ガマンしてもらいましょう。
ちび猿、「もっとチョコレートかけたら?」 |
レシピ
玉子5コ
薄力粉 150グラム
砂糖 150グラム
はちみつ 大さじ 1杯
溶かしバター 60グラム
ベーキングパウダー 小さじ半分
焼き時間 170℃のオーブンで35分ほど
これに、生クリームにコンデンスミルクを加えて緩めに泡立てたものを挟み、ケーキの表面にも糊代わりに塗ったくり、上には、その昔、実家の母がよく使っていた手を思い出して、ホワイト・チョコレートをスライサーを使って鰹節風に削り、全面に掛けました。
こんな感じ |
「はいはい、やります、任せてください」
と「アレよっと」で出来上がり。
私の超アバウトで豪快なデコレーションに、義母はあんぐりしていましたが、本当、私っていい加減だと思う。
ローソクを吹き消し…… |
念願の腕時計を貰い……(なくすなよ) |
ちなみにケーキはもう甘くて甘くて、大人は1切れを食べきるのにも閉口していました。
若かりし頃ははそれこそ「だぁいすき」だったホワイトチョコやコンデンスミルクお甘さだったのに、いつの間にか、甘味に対する許容量が下がっているものなのですね。
一方、ちび猿は大きなスライスをお代わりして、そのあとおやつにも食べて、翌日には朝ごはんのときにも少し食べて、お昼のデザートで完食しました。兄猿はそんなに甘いものが好きでないので、ちび猿が180°食べたと思います。彼の甘いもの許容量は限界知らずです。
「ママのベイビー」だったちび猿も、あっという間に7歳になってしまったねぇ。
兄猿も、義理の両親に預けていた1週間の間に、また身体がしっかりしてきて、首や肩のラインが隆々としていてビックリ。人間の身体って神秘的です。子供の、あのきめ細かい肌の下では、いつもいつも細胞分裂して進化している……。
我が子猿どもよ、いつの日か、たくましい青年になって航海に出て行きたまゑ。
その日まで、母猿はじっくり楽しませてもらうとします。
ということで、「ちび猿、7歳の誕生日」の巻でした。
第13回、「コンテス的婚活、其の二」がアップされています。 お時間あるときにでもご笑読くださいまし♪ |