来週半ば、多くのパリの学校が休みに入ります。うちの子猿達の学校もそうで今週は父母を迎えたクラスでの「朝食会」があったり、通信簿もらったりすっかり終焉モードでした。
朝食会は、PTAがイニシアティブを取り、男子の家はヴィノアゼリーと一括されるクロワッサン、ブリオッシュなどのパン、女子の家はジュース類を持ち寄り、先生に小さなプレゼントを差し上げ、御礼の気持ちを伝える、という趣旨のもの。
週明け月曜日には、教科書も学校主催の古本市(こうして教科書をリサイクリングするのです)に出すし、果たして授業はどうするのだろうか。多分復習程度のことをするのでしょう。
というのも、学校を休ませ一足早く夏休みに入る家も多いのです。学校までそれに協力しちゃうっていうところがさすが、バカンスの国、フランスでしょう?
この夏、七月は私と子猿達だけで日本に向かいます。前半は子猿達を日本の学校に体験入学させ、後半は夫も合流し、始めての広島と京都旅行の予定、もちろん日本の誇り、新幹線で行きます。
今回は二年ぶりの本格帰省。
二年前は、闘病中だった友人に会いに行ったことを思い出します。今は故人になってしまったけれど、今回も会えそうな気がする。何というのでしょう、日本の真夏の空の中に彼女がいるような、そんな気がするのです。
彼女と一緒に思い出すのは、やはり何年か前に他界した同年代の友人。壮絶な闘病、幼子を残しての旅立ちだったのに、「人生は良かった」と言ってたと聞いています。この言葉、私のキーワードです。最期を前にこういえる、そんな勇敢な女性になりたい、そういう人生を歩みたい。
よっしゃ、がんばるぞ!
スーツケースを引っ張りだし、準備開始です!