隣の垣根の山茶花咲きほこる横浜よりお便りいたします。
先月まではキンモクセイ(これも隣の垣根)の芳香に目覚める毎朝だったのが、いつの間にか、「さざんかさざんか咲いた道♪(「たき火」)」の山茶花に取って代わっていた。
ウィキペディアをみると、山茶花は秋から冬にかけ咲くそう。
……季節は冬に近づいているのですね。
横浜に来て、早5ヶ月。
梅雨 → 初夏 → 盛夏 → 初秋 → 晩秋と、季節お移り変わりをしっかり堪能してきました。
写真でみるとこんな感じ。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgHmT1HcSbEw3Fw5Et-dWEgkqSaJPpR8CWVHNAOWAR_l2Vke7S7uclBGNVgDVlRNP3l4k5oXxAo9FMsFVHhlJ2pPjMYRB3kRN3ZXwtSSAI8YI1weoCc06powAjOkcmRYCQVv-b-zSaMPq9b/s1600/24+june+2014+002.JPG) |
6月下旬。まだ家の(これは自分の)あじさいも半開きでした。 |
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すでに暑かったけれど、 まだ光をカメラに収める気にになった7月。 これは鎌倉の報国寺 |
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8月、四国は金比羅さんにて氷に群がる子猿たち。
暑かったね。 |
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今年は秋が早かった。
9月、本牧山頂公園にて。 |
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台風がよく来た10月でした。 上のは嵐前夜、大桟橋にドックインする客船日本丸。 下は同夜、ロイヤルウィングにて |
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これは10日ほど前に三渓園で撮ったもの。 まだ紅葉3分咲き、って感じでした。 今日辺りは満開(?)かな |
今は、朝も少しずつ冷え込んできました。
先々週まで子猿たちはユニフォームのシャツの上に、薄手のフリースを着てたのが、
先週あたりはセーターになり、
今週はその上にウィンドブレーカーを来たり着なかったり。
来週はそれをしっかりジッパーあげて著て、
その次はもうちょっと厚手のブルゾンを着て、となるのでしょう。
季節の変化がドラスティックなパリでは、ある朝、突然、秋と冬が一緒に来て、みんなが一斉にダウンを羽織り、やがて、少しでも太陽がでてくるころになると、みんながいきなりタンクトップになる、靴も、ブーツかトングか、という。
あの情緒を残さない季節の移り変わりも、ある種、未練たらしくなくて好きでしたが、
関東地方の季節の到来は、楽しむ・惜しむ余裕をくれるところが「あわれなり」ですね。
朝といえば、毎朝会う兄妹がいます。
小2、小4くらいの幼い兄妹です。
二つ先のバスの停留所から乗ってくるのですが、この妹の目が印象的。鷹のような目なの。
乗ってきた瞬間にその鷹の目で空いている座席を探します。狙いを定めるのも早く、まっしぐらに進む。お兄ちゃんが「ここなら一緒に座れる」と後部座席を示しても、出口に近い、自分が決めたところに行きます。
ランドセルをみると、中華なんとかと書いてある。たぶん、元町中華街にある中国の学校に通っているのでしょう。
この女の子の真っしぐらさに惹かれる。ちょっと怖くもあるけれど。
もう一人、よく乗り合わせる少年がいます。制服もきちっと着て、とても端正で愛らしくも凜々(りり)しい顔立ちの少年。こちらは小さく見えるけれど4年生だそうです。なぜ知っているかというと、ある日、バスが混んでいた朝、この坊やに席を譲ろうとしたら、「いえ、大丈夫です」ときっぱりと遠慮され、それがあまりにも颯爽としていたし、前から目を付けていた(怖いですね、おばさんって)のでこれをきっかけに話かけたのでした。
時代が時代だったら、「若様」と呼ばれる方だったにちがいない。そんな正統派、日本男子です。
そうそう、前に、先の中国人兄妹にも席を譲ろうとしたことがあって、そしたら、お兄さんが「いいです」といって、妹の分まで遠慮されました。そのとき、妹は兄の顔を斜めに見上げ、「どうして?」と、不服そうな顔をしてたっけな。その正直さにもやっぱり惹かれる。本性を偽らない、小細工なしの少女。
そのほか、バスの朝の風景といえば、横浜ならでは、外国人もちらほら。金髪のマダムも、背高のっぽのムシュウも、降りるときや体が触れてしまったときなど、「スミマセン」と日本人のように日本語で謝っています。
横浜の外国人はとてもナイスな感じなのです。
あぁ、横浜、大ファンになりました。去る日が来るのが今から悲しい……。
悔いなく過ごそう、大切に過ごそう。
どうぞ良い日曜日を~!