パリでは今日からToussaint(トゥッサン、諸聖人の日)の学校休みが始まりました。先ほど子猿2人とロンドンから来た義理の姪っ子をモンパルナス駅に連れてTGVに乗せてきたところ。今朝のパリは寒くって、4℃くらいでした。
でもだからってさ。
「寒さのため、どこどこ行きとどこどこ行きのTGVはキャンセルになりました」というアナウンスが……日本でも新幹線ってそんなヤワなものですか?
折しも、Le Pointという雑誌の広告が目に飛びこみ、「La France, des enfants gates! フランス、甘やかされた子供!」
そう思う、そう思う。 地震もなく、農地もたくさんあり、産業もあり、年金もあり、敗戦ギリギリのところで勝ち組に付き……ま、いいや。
さて、Toussaintの学校休みは2週間あります。私が仕事をし始めたので、休み中、子猿達は今回も田舎で義理家族に面倒見てもらうことにしました。
兄猿は楽しみでしょうがない様子。従弟たちと遊べるしね。ちび猿は、ちょっと行きたくなさそうだけど、兄の盛り上がりに引きずられ、楽しいと思おうとしている。
ちび猿は5歳半です。フランスでは年長組。
「なるほど、ベビーフェースってこういうこと!」ってくらいのベビーフェースです。「幼い」とか「フクフクしていて赤ちゃんみたい」とかのレベルではなく、寝顔なんて、新生児のときの面影がそのまま。匂いも赤ちゃんくさい。
じーっと見ていると、出産の翌日に、ベッドの横たわりながら、透明の新生児用ベッドの中、トルティーヤのように白いタオルケットに包まれて、顔をこちらに向けて寝ていたチビを、「神聖なる命ってきっとこういうこと言うんだわ」、と思いながら、じーっと見つめていたときを思い出します。
あっという間に5年半経っちゃったな。
今回のベビーシッター役を買って出てくれた義理の姪は昨夜ロンドンからユーロスターでやってきました。会うのは昨年のクリスマス以来だったかな。
もう、びっくりですよ。眩いばかりのヤングレディーに変身していました。
御年14才。
昨日は小公女セーらのようだったのに。背も私と同じくらいかな。光ってるの、肌とか、すべてが。
道理で私も歳取るわけですね。
私、40半ばにもなって、いつも昔と同じようなジーンズ履いて、髪もお化粧も手入れせず、気分はティーンエイジャーなんです。もっとしっかりしよう、もっと年相応に慎重になろうと思いつつも、軽くってね。でも、こうして正真正銘の若さを目の当たりにするともう私は若くないんだ、と実感できて、いい薬だわ。自覚からスタートですね、何でも。
さてさて、子猿たちがいない隙に、今日は夫とお寿司を食べに行ってきます!
みなさん、どうぞ良い週末を!