2012年10月4日木曜日

前世療法

皆さん、前世療法って本、ご存知ですか?ちょっと昔にベストセラーだったと聞いています。私は最近読みました。 

アメリカの精神科の先生があるとき、妄想などで困っている患者さんに催眠療法していたら、その患者さんが前世に行ってしまった。その前世で、今の問題の原因を見て、現世の自分が癒された。それ以来、この先生は科学一辺倒だった自分の価値観が変わり、色々な患者に前世療法を行っている……こんな話。前世での体験はバラエティーに富んでいて、この患者の場合は、86の人生を生きたそう。近親相姦やら生き埋めやら、すさまじいのです。時代や場所も古代エジプト、中世、はたまた日本とか。 

前世に興味ある人、多いですよね。 
私は自分でもがっかりするくらい、スピリチュアルじゃないのです。六感も働かないし、霊感もない。そこら辺に関しては想像力もあまりない。 

でもこの本はベストセラーになっただけあって、引き込まれるものがあり、私も考えてみた。 

例えば、私の食い意地の張り方は、もしかしたら前世で飢える経験でもしたからだろうか、とか。 
うちの子猿たちは前世でも一緒に存在したのだろうかとか。 
仲のよい関係だったらいいな。 
それとも実は聖書のカインとアベルのように憎しみ合った兄弟で、その人生で「憎しみはよくない」と理解して今回の人生では仲良くしてくれるかな、とか。 
……著者曰く、そういうことらしいのです。人生には必ず学ぶべき点があって、それを乗り越えたり、理解したりしないと、また次回の人生でも同じ苦しみを味わうんですって。魂は永遠で、もっと高めるために人は何回も生まれ変わるらしい。 
魂を高めるために生きている……なるほど、そうあるべき、そうありたい。 

一部受け入れられない部分もあったけれど、前世に興味がある方にはお薦めかな。