2011年7月1日金曜日

Japan Expo ジャパンエキスポ、その①


ジャパン・エキスポってご存知ですか?パリで開催される、日本見本市なのですが、実際のところは漫画・ゲームなどのサブカルチャーが中心です。今年で12回目、毎年フランス人のコスプレぶりが話題なるので、どれ一つ、野次馬根性で観に行ってきました。

会場はシャルル・ド・ゴール国際空港の直ぐ近く。日本でいう幕張メッセみたいなものでしょうか。
朝、郊外電車に乗るため、サンジェルマン近くの駅に行くと、いるいる!ゴスロリ(ゴシック・ロリータ)から、スーパーマリオ、そして何故か鎧を着た侍さんまで。普段はガラの悪さで有名なRERのB線も何だかハロウィーン状態です。
今日は木曜日ということで、ジャパンエキスポならではのイベント(去年はモーニング娘、あれ、それともAKB48だったけな?ともかく、どちらかが来てコ ンサートをしたとか)も少なそうですし、空いているかな、と思ったのですが、いやいや凄い人ですよ。ゾロゾロ会場に吸い込まれていく。何しろ昨年は18万 2千人が来場したとか。これって、西武球場に直したら6杯分です。東京ドームだったら3.5杯。すごくないですか?

で、中に入ると、うっわぁって感じです。セガ、任天堂、ドラゴンボール、おっ、LaQをフランスで販売するメキメキトイズも ある!そしてその先は私には判らない世界ですが、漫画、アニメ、コスプレ、戦闘関係エトセトラ、エトセトラ。オタクの世界は果てしないのです。

20代が中心でしょうか。東洋人も多いけれど、会場を埋めているのは圧倒的に白人です。ちなみに今年は「キャンディ・キャンディ」の作家、いがらしゆみさんがゲストとしていらっしゃるそうです。今やアラフォーの義理の妹達も子供の頃は、 「キャンディ」という名でこのアニメに親しんでいたというし、日本のアニメはフランスに随分昔から根を降ろしているようです。

それにしても、ジャパン・エキスポ、皆がとても楽しそうで、オタク、いいないいな、と思ってしまう。だって、皆本当にアニメやゲームが好きで好きでしょうがなくって来たんですものね。

昨年日本で秋葉に次ぐオタクの聖地、中野ブロードウェーを見学したときにも感じましたが、オタクの世界って、居心地いいんですよ。それはきっと、オタクな りの、いや、ならではのポジティブな「気」が一杯発せられていて、現実社会にては、充満しがちな妬み、嫉みとかっていうネガティブ・パワーみたいなものが 浮上してこない。
「僕、このフィギュアが好き、このキャラクターが好き、あぁ、幸せ」みたいな。

もっと詳しいレポートがビズー・ジャポンという日仏バイリンガルのコミュニティー誌や、ピーチジュニアという、大ブレーク・オタクビジネスの先駆け社長のブログなどにアップされると思いますので、またそのときにリンク貼らせて戴きます。
というのも私のデジカメは今朝、ついに死んでしまったのです。折角可愛いコスプレのお姉さん達が沢山いたのに本当に残念です。

ということで、いやはや、「ジャパンエキスポはすごかった」の巻でした。