その上、これが学校の春休みの終わりと重なり、冷春(という言葉があるのなら)のため、土曜、日曜はすごい渋滞でした。
うちはこれを避けるために、土曜の夜10時過ぎに義理両親の田舎の家を出発し、パリに就いたのは日曜日の真夜中の1時。昨日の日曜はこの夜間移動の疲れを取るのに費やした感あり。
夏の日本への帰省は、安さがゆえに中東周りの航空券を買ってますが、果して老母(私)、体力持つのでしょうか。
さて、田舎。
短い滞在でしたが良い気分転換になりました。
最近ハマっている浅田次郎の本4冊持っていき、暖炉の前の肘掛け椅子の主と化し、全部読んじゃった。上質なエンタメ作家なのですね、いい作家を知りました。
ところで、そう、暖炉が必要な寒さなのですよ、今年のフランスは。
En avril, ne te découvre pas d'un fil ;
En mai fais ce qu'il te plaît."
5月が来るまでは、糸一本脱ぐな、ということわざがあるフランス。要は5月には陽気がよくなるがそれまでは油断するな、ということなのですが、お~い、5月も寒いのはどういうことじゃい。
それでも野原にはゆっくりと春が訪れていて……
子猿たちも野生に帰り……
草むらの中でかくれんぼしている姿は、フラワーフェアリーならぬ、草の精のバッタ君。
何が楽しいのか、この野原にて毎日午後を過ごしていました。私が暖炉の前から唯一離れていた時間。かくれんぼ、けもの道づくり、あとはもう草むらの中に飛び込んだり、泳いだり。
いいね、少年て。見ているだけで楽しくなりました。
この涼しい気候が合うのか、今年は、鈴蘭とこの野生のオーキッドが群生していましたよ。
今日から久々に専業主婦です。入らない気合いを入れて、いざ掃除機。
どうぞ良い一週間を!