一年あっという間ですね。
パリのこのところの気温、最高が10℃くらい、朝が5℃くらい。激寒の2月を思えば、これを冬の初めと呼ぶにはあまいかな。
でも晩秋は過ぎてしまったと思うのです。
街路樹は裸んぼになってしまったし、晩秋と言えば「秋の夕~暮れ♪」なのに、朝8時頃、薄闇の中家を出て、夕方6時の暗闇の中帰宅する日々。
そんな週末、確かなる季節の足音を聴いたので写真でお伝えします。
ブドウ、緑のがChasselass、紫のがMuscatという品種。 野趣に富んでいて芸術的に美味しい。 秋の終わりに美味しいのが収穫されるんだけど、土曜日に買ったこれはもう甘味が少くて。 今シーズンはこれが食べ納めかと。 |
そして早くもチューリップがマルシェに出てきました。 チューリップって、私にとっては、パリの冬の花なのです。 冬から春にかけて、10本5ユーロ~くらいで色々な品種のが登場します。 |
ある日、仕事から帰ると偉大なるSt Philipe Neriの胸像にぬいぐるみの襟巻が。 子猿がしたのか、お茶目なるベビーシッターさんがされたのか、不明。 暖かそうでよござんした。 |
Clementineと呼ばれるみかんも冬のフルーツです。 日本でもみかんと言えば炬燵ですものね。 こちらはバレンシア産で美味しゅうございました。 |
冬は林檎とともにやってくる。 既に、落ち林檎で林檎ジャム、林檎のPate de fruitというお菓子も作り済み。 今日は、林檎を火にかけ…… |
パイ生地で包み…… |
10分ほど高温のオーブンで焼いた、Chausson au pomme、「林檎のスリッパ」もどき。 英語ではApple Turnoverっていうのと同じです。 熱々をフーフーって食べると、 昔中学高校の頃、学校帰りにマクドナルドで食べたアップルパイを思い出します。 |
そうそう、今週は初めて島田雅彦を読みました。面白いですね。もっと難しい話を書く方かと思っていました。
「絶望するのに飽きたら希望が湧くってものさ」
という最後のセリフが気に入りました。消去法的な前向きさが現代(イマ)って感じ。
皆さまの週末はいかがでしたか?
どうぞ身体を労わることを忘れずに、良い一週間をお迎えくださいね!