なんて書くと、丸でグリム童話の恐ろしいおばあさんにみたいですね。
でも実際結構残酷です。
ウサギ、フランス語ではラパンは割と普通に店に並ぶ食材です。一羽あたり、10~15ユーロと言ったところでしょうか。肉屋では皮付きのままぶら下がっていることもあれば、スーパーなどでは、皮を剥がれ、でもお頭付き(なぜ?)でぶつ切りになっているのが発泡スチロールのトレイに乗せられラップされて売っています。
味は、鶏臭さのない鶏、食感は部位によってはツナ缶のように油気がありません。子供達はこのあっさり感が好きなようで、「わーい、うさぎだ」「わーい、ウサギのカレーだ!」とウサギを食べない国から来ている母猿をぎょっとさせるような歓喜の声をあげたりします。
先日、ご馳走になった明美さんのコンフィ・ド・ラパンは、こんな油っ気のないウサギに見事に合っている一皿でした。
写真は明美さん作。
美味しそうでしょう?
明美さんはオリーブ油を一瓶使われたそうで、ウサギにオリーブの香りが移って、素晴らしかった!
私の見よう見まね油煮はこんな感じ。(生肉苦手な方ごめんなさい!出来上がったらまた写真をアップします)
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火にかけま~す! |
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出来上がり! |
深めのフライパンにウサギを詰め(お頭はなし、レバーはイン)、オリーブオイルを注ぎます。1カップくらいで一杯になりました。お肉には、ゲランドの荒塩を掛け、玉ねぎ、ローズマリー、タイム、オリーブの実などを入れ、蓋をして1、2時間程弱火で煮込み、放置しておき、食べる前に油から引き上げて、温めなおします。残った油で、春カブのロースと、ジャガイモのソテーなどをして、付け合せにする、と。
いい加減ながらも美味しく出来ました。
ウサギが手に入る方々、どうぞお試しを!