三渓園にて。 うっとりの美しさでした |
子供のころは、クリスマスと言えばこの映画が放映されてましたよね?同世代の方は覚えてるかな。なので私には懐かしい映画です。もう何回観たことか。歌は全部覚えているくらい。
なぜ今、かというと、チビ猿がコーラスに興味を見せていたので、先月ウィーン少年合唱団のコンサートに行ったのですが、そのときに、この映画の歌を何曲か歌ったので、思い立ってブックオフでDVDを購入したのです。
大人になって今観ても感動の連続です。ジュリー・アンドリュースの3オクターブ楽々と歌うあの確かな歌い声、きれいな英語。
どの曲も美しい。メロディーも歌詞も大好き。
そして子供たちの愛らしいこと!長女リーズルの透き通った青い瞳、花のような笑顔、真ん中の女の子の意思の強そうな視線、ちびちゃんのぷくぷくさ、どれも若い生命そのもの!
マリアの良心、信仰心、愛、正義、家族・結婚観、どれも健全で豊かで、観ている方の心も充ち満ちてきます。
子供のころにこの映画を何回も観ていてよかった。
アメリカ映画なんでしょうが、この映画を観て、欧州に憧れを持ち、すなわち海外、世界に興味を持ったし、
幸せな家族にとてつもない憧れを持ったし、
子供たちの様子に、自分が持てなかった愛らしさを疑似体験させて貰ったし、
とにかく幸せな気持ちにさせて貰ったものでした。
けっして順風満帆ではなかった子供時代。後年まで引き摺ることになる家庭の問題が発覚したのもこの頃でしたが、こういう映画を観ていたことが、この映画のおかげで明るい幸せに対する憧れを持っていたことが、私がねじ曲がった思考に落ち着くことなく、日の当たる道にいたい、前向きでいたい、と思うに至る由縁の一つだったのか、と気づきました。
この映画を家族で楽しむことができるようになったことに感謝、
サウンド・オブ・ザ・ミュージックに感謝、です。
夫は、昔一度観たきりだったようで、「こんなに素晴らしい映画だとは知らなかった」と驚いていました。子供たちはというと、ちび猿は映画の途中で初めて聞いた歌なのに一緒に歌おうとし、兄猿は、歴史的背景に興味を示すという、ほぼ予想通りの反応でした。
このような秀作がまた生み出されるといいんだけど、どうかなぁ。混沌とした時代ですもんね。
さて月曜日。また一週間がんばりまぁす!