2015年2月4日水曜日

節分に思うこと

あっという間に2015年の12分の1が終わってしまいました。
気づくと昨日は節分。
それにしても、グロテスクなニュースが続きますねぇ。
2015年に入り、パラダイムというのでしょうか、違う時代に突入してしまったんだ、ということを実感もって感じています。
パックス・ジャパンも終わり、パックス・先進国も終わり。
これからは戦争・殺戮におびえる時代が始まるでしょうか。

この「のほほんエトランゼ」ブログも新年以来、政治・社会ネタが続いてしまうほど、世情が異常になってきている……。

世界でテロが多発している中、これを「機」に、この国の総理大臣は戦争できる体制に入ろうとしている。

富士山が噴火するかもしれない、そうでなくても、しょっちょう地震が起きているこの国で、原発を再開しようとしている。福島の収拾が全くついていないというのに。

ネット世界では、人質となってしまった人に対し、「自決すべき」というタレントがいて、それに1万人以上が賛同している。

……でも悲観してはいけない、怯えてはいけない、と自分に言い聞かせています。
日本良いところまだまだある。異常なのは一部の人たちなんだと思う。
こういう時代こそ、ポジティブに、笑顔で突き進まなくては、邪悪なものに呑み込まれてしまうんだと思う。
鬼は外~!心は福!
......ということで、今回は節分という節目にあたり、エトランゼも明るく行こう!という決意を込めて、日本のポジティブ点を列挙したいと思います。

今回18年ぶりに日本で生活するようになって、日本、きれいになった、と思ってます。バブルの頃より、建物でも商品でもデザインがこなれてきたというか、日本っぽさが出てきて、変に突出しているものが少なくなった感じがします。和洋折衷がようやくできてきたような。

そして、なんと生活し易いこと。外国人達も一同そう言ってます。交通網が、流通が、サービスがこんなにワークしている国、そうないです。

またなんと豊かな国。東京駅近辺や、建設進む高速道路、電車網、どんどん新しくなって行きます。パリとは対照的です。

貧富の格差が広がり、上野駅周辺にいる路上生活者の数が増えているものの、パリと比べればまだまだ少ない。先日中国に出張に行った夫は、ホテルにロールスロイスが並んでいるその横で、いかにもみすぼらしい格好でふらついて歩いている老人や、乞食同然の親子が座り込んでいたり、その貧富の差に絶望して帰ってきました。日本では、いや東京や横浜ではそういうことは、まだない。

今日は隣のお宅に来ている植木屋さんが、切り落とした枝などを暖炉用にもらっていくと、「それじゃ入んないでしょ」と薪用に切って下さいました。お礼に、お茶と寸志を持って行くと、寸志は堅く辞退される。私の淹れたまずいお茶に深くお辞儀される。

ある朝、子猿たちを学校に連れて行く路線バス。遅刻!今日は乗り遅れた、と諦めながらも小走りでバス停に行くと、運転手さんは私たちが来るのを知ってらして、待ってて下さる。

この前は、行きつけのファミレスで、昼時で混んでいたこともあり、清算の際、レジに代金を置き、店の人に目配せして店出ました。そしたら、その方、後ろから走って「おつり~」といって1円を渡してくれます。「すみません、かえって。1円だから良いかと思ったんですが」というと、「だめですよ!」と叱られました。

こんな日本の良心がある限り、この国は大丈夫。
そういう自信をもって、不安を払拭して頑張らなきゃ。そして次回の選挙には絶望などせずに行きましょネ。
明日は雪とか。こんなに降るかな?
真っ白な雪で、どうかこの世を浄化してくだされ~