2012年1月7日土曜日

ガレット・デ・ロワ


 昨日はエピファニー、東方の三賢者が星を頼りに、中東にあるベツヘレムまで到着し、イエス様の誕生を祝福したといわれる日。イエス様がクリスマスに生まれた11日後なわけですよね?


フランスでは多くの家庭にあるのが、この「クレッシュ(キリストの生誕の像)」。
12月ごろ、箱からだして飾ります。

最初は東方の三賢者(この写真では手前の三人)は遠いところにおいておいて、イエス様(真ん中の赤ちゃん)もいません。それを毎日、三賢者を少しずつ近づけ、25日にはイエス様も置き、1月6日には三賢者を到着させる、という長丁場の人形劇です。

夫が子供の頃は、3人兄妹なので、一人一賢者の役を割り振られ、悪いことするとその賢者は一歩後退させられてたという、信仰深いのかスゴロクなのか。

エピファニーの日には、ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)という、パイ生地にフランジパンという、アーモンドクリームを挟んだパイを食べるの習慣です。
ロワ(王様)というのはこの三賢者のことでフランス語では、Rois Magesという呼ばれているから、だと思います。このパイの中にはFeveと呼ばれる、小さなフィギュアが一つどこかに入っていて、それにあたったら、その人は冠を被る、という遊び付きのパイです。

・・・・ということで、子猿達もこの季節は学校で冠を作ります
ガレット・デ・ロワ、今まではそんなに好きでなかったのが、昨日は昼前から食べたくて、私もフランス人化してきたな、なんて思ったり。
皆さんこだわりがあって、Ladureeが美味しいとか、色々あるようなのですが、こだわりのない私は、冷凍食品チェーン、ピカールのにしました。

最初は平たいパイ生地だったのが、オーブンに入れて10分もすると、こんなに膨らんできて・・・・


さらに十分するとこんなにきれいに焼きあがります。自分でパイ生地をつくると滅法大変で、こんなに膨らみません。あぁ、ありがたやピカール様です。


温かいガレット、それはそれは美味しくって、生まれて初めておかわりもしました。食べるたびにバターがじわっと広がり、一口何カロリーなんだろう、と思ったけれど、もうそういうこともあまり気にしなくなりました。どんどんフランス人入っているのでしょう、私の血。

Feve、このところツイテないちび猿に行ったらいいなと思っていたのに、最近調子に乗りすぎている兄猿が当たってしまった。兄猿ますます得意になっちゃってまぁ。そのうちズドンと落ちることがあって人生の悲喜こもごもを体得することになるでしょう。

さ、週末です。そろそろ稼動するとします。
皆さんもどうぞ、Bon Weekend! よい週末を!