2014年6月7日土曜日

パリ、6月

気付くとカレンダーはもう6月。
2014年もまもなく折り返し地点なのですねぇ。

パリ、6月、といえば、もう夏休み直前という感じ。
そして在仏邦人も負けてない。


さすがバカンス民族でしょう?
すでに学年末やらバカンス前やらのフェット(パーティー)のオンパレード。

郷に入れば郷に従え、です。
補習校などで会う方は、間もなくに迫った帰郷を前に、「日本で過ごす夏」についてソワソワ、ウキウキしてらっしゃる。

我が家は、というと、あと10日で引っ越し。
それなのに、今になっても家の見た目が変わらない(見えないところから攻めてるんですよ~)ことに焦り始めた夫を横目に、今週も片付けとは縁のない日々を過ごしてしまった。
来週はこのしわ寄せより、ブログ書けないかもしれない。



もし音沙汰なければ、「美紀さんは今地獄を見てるんだろうな、自業自得だよね」と笑ってやってください。

ではパリ発は最後かもしれないエントリー、フォトログで行きま~す。
まず5月末の連休は田舎に行きました。


日が照ると、急に焼け付くような暑さになるフランス。誰も乗り気でないなか、夫に主導されての無理やりピクニック。「暑い暑い」と皆にブーブー言われても、フランス人の太て々しさで、「楽しいよな、ピクニック」と夫。
あまりの暑さに、卵も焼けてね、


……というのはもちろんウソですが、(カタールだった本当にそう)

義母のニワトリは2卵性玉子をよく生むのです。

皆さんはご存知ですか?雌鶏って、雄鶏がいなくても卵を産み続けるのですね。
以前は雄鶏もちゃんと混ぜて飼っていたけれど、雄鶏の雌鶏イジメに嫌気がさして、今回は雄鶏なしにしたところ、かえって玉子の収穫が増えたそうです。


そして、この雌鶏たちは義母が養鶏場から引き取ったとのこと。

前の雌鶏たちは、鶏屋(?)から買った自然児で、もう何でもガツガツと食べたのに、この子達は、パンと刻んだ野菜くらいしか食べないんですって。
そしてこの2卵性玉子が多いのとか、やたら玉子を生むのとか(すごく美味しいんだけど)、養鶏場での生活が尾を引いていると義母。
「更生させて上げたたかったけれど、やっぱりこの子達、変。多分近々肉が固くならないうちに〆て食べるわ」だって。

フランス人、やっぱりコワい。
田舎ではChateau du Lude(シャトー・ドゥ・ルード)のバーバラ夫人にお呼ばれされました。
写真は、その時ご馳走になったリゾットがあまりに美味しかったので再現してみたもの。

本物は、シャトーのポタジェと採れたガーデンピー(グリーンピース)、人参のサイコロ、そして、クルミ、レーズンが入っているのです。

このナッティーでレーズンの甘味が利いたのが、パルメザンチーズによく合ってました。


そして6月に入ると、Fetes月間の始まり。


まずは子猿たちのFetes de Judo。柔道を習っているのですが、それの年次納めです。

帯授与式のあと、おやつパーティがあるので、買いましたは440g入りの特大ポテトチップス袋とオランジーナ。どちらもあっという間に子供たちの胃袋に吸い込まれました。



この夜は、Fetes de voisinsという名の、アパートの住民たちのパーティーもあり、

こちらは、スパークリングワインと簡単ブリオッシュサンドを持って

アパートのロビーに行き、皆さんと引っ越しのご挨拶をしたりで楽しかったです。
延べ10年暮らしたこのアパートですので、顔見知りもたくさん。

東北震災の3月11日に、うちのドアをノックして、「大丈夫?」と声かけてくれた上のおばあさん。
今87歳で一人暮らししてらして、「戻ってきたときに、いるかしら、私」って。
居てね、そして皆さん元気でいてね。
別れ難いな……

そして水曜日にはケンブリッジに留学中のカワイイカワイイ姪っ子が、こんなカワイイ紅茶セットをもって遊びに来てくれました。
叔母としての任務は、とにかく可愛がってあげること。特権は、無条件に可愛がっていいこと。
顔は子供の時のまんまだけど、とっても立派な大人に成長していて、あぁ、かわいい!

来週は、兄猿の誕生日パーティ、Fetes de l'ecole(学園祭?)、ピアノの発表会、とまだまだFetesが続きます。

その合間に引っ越し。
優しい読者の皆さん、Good luck! と無責任な感じで、私の幸運を祈ってくださいな。

どうぞ良い週末、そし良い一週間を!