2012年7月18日水曜日

今日の感動達

今日は高曇りだったせいか、少し暑さが和らいだように感じました。私も猛暑慣れしてきたのでしょう。

今は日本の夜10時過ぎ。テレビで桑田さんの特集を見ています。先日も偶然に桑田さんのライブ放送を見ることができて、それだけでも日本に来てよかった!と思っちゃう私。桑田さんが一所懸命に歌っているの観て聴いていると、すごいエネルギーをあたらえます。なんていうんだろう、人間ってすご~いって。桑田さんが常に等身大なまま、全力振り絞っているのが感動を作るのだと思う。

その他に、今日は感動することが多かったです。

朝のニュースでは、芥川賞と直木賞を受賞された両方、ともに30代の女性のインタビューを伝えていました。芥川の方は女性の心模様話、こういうの大好き、早く読みた~い!直木賞の方は、「自分の中にある原風景を大事に、背伸びせずに書き続けたい」というような内容のことをおっしゃってました。
折しも、母が押入れの中をいろいろと整理する中で、昔の写真を分けてもらっているところ。子供のころ、中学のころ、全日空のころ、とさまざまな時代の自分の写真や、あと卒論とか、昔のノートとかも出てきたっけ、そんなのを見ていると、遠い昔の忘れていた、確実に私という人間を形成してくれた過去達が鮮烈によみがえる。この強烈なる思い出を原風景という言葉とイコールマークでつなげてよいのであれば、私もこのような原風景を切り捨てることなく、大切にして、私らしい視点で、物を感じる、表現できる人でありたい、と思っていたので、この作者の言葉に「おんなじおんなじ!」と勝手ながら共感しました。

あとは、夕方の公園かな。
近くにとてもいい感じの公園があるのですよ。角っこの店ではおばあちゃんがかき氷を売っているような、昭和している公園が。

ここの風景がいいの!

午後は子供達が汗でシャワー浴びたようになって遊んでいるでしょ、それも保護者なしで。(これ、パリっこには衝撃的。パリではありえないです)それが、5時に町内放送で野ばらのメロディーが流されると、子供達がおはじきみたいに飛び散って家に帰るの。それが何とも可愛い!

その次に来るのが犬の散歩組。大体6時くらいでしょうか。今日は夕涼みに近所の年輩の方達も来てました。みなさん10分くらいしたら帰られる。私達はさらに居続けたら、一人のおばあさんがブランコに腰掛け、何やら唱歌のようなメロディーを歌い始めました。その歌声はとても美しく、楽しそうであり、気持ちよさそうであり、そして少しだけ寂しそうでもあり…。

この町は高齢者の方々が多いと聞いています。確かによく見かけるかも。でも皆さん、元気で、独立されているように感じます。この歌うたいのおばあさんも、しっかりされている感じでした。黄昏の公園で気持ちがよくって、ふと唱歌が口に出たのかな、いいないいな、そんな人生の夕暮れ時。
なんだろ、静かな感動をいただきました。

それにしても桑田さん、素敵だな。新しいCDも入手したし、いい時期に日本に来たわ。

梅雨明けたようですね、明日も晴れかな。