2017年3月30日木曜日

ベルサイユの朝、そして春


皆様、
またまたご無沙汰しております。
前回のブログ更新が、「冬休み」トピックだったというのに、もう、今週末から春休みに突入だなんて。
ブログ無精は筆無精だったから、ではなく、逆に、最近は何だか筆が乗り、以前から取りかかっているフィクションものの他に、更に新しいアイデアも浮かんだりで、PCを前に、小さな脳みそから文字を絞り出す、という作業で忙しくしておりました。
目はショボショボですし、運動不足だし、ひっつめ頭でカッコ悪いのですが、楽しくやっていますので、どうぞご安心ください。

レンギョウも花盛り!
さて、ベルサイユ、今朝の気温は12、3℃というところでしょうか。
今週はめっきり温かく、花粉も大拡散中。

そんな中、「ああ、春!」という感じの朝を迎えています。
今さら春かい? と、ヨーロッパにお住まいの方たちは思われるかも知れません。
実際、ベルサイユでは、何週間も前から、蓮華、桜と花咲いていて、今はもう木蓮がこぼれ落ちんばかりに咲き乱れているのです。
チビ猿通学途中にパシャ。
桜はソメイヨシノではないけれど、よく似たのがたくさんあって、昨年までいた横浜の桜があまりに素晴らしかったなのに、今年は見られない、と寂しく思っていた心を慰められました。
ほら、十分きれいでしょ?
それでも、私が「フランスも桜がきれいね~」と言う度に、チビ猿は「日本の方がずーっときれいだった。もーっとたくさんあった」とケチを付ける。
桜をみて、反ってセンチメンタルになってしまったようです。
日本楽しかったもんね~、君。
こういう時は、ぎゅっとしてあげたくなっちゃう。(でもさっと逃げられる)



そんな毎日を過ごしてきたのに、今朝、ようやく春を受け入れた感あり。
だって、温かいかと思っていると、雨降って、寒くなったりしてたから、いつ逆戻りしても、ショックを受けないように気を張っていたのです。フランスの春は気紛れですからね!

木蓮が満開です!
それが、今朝、チビ猿を学校に送りんだ帰り道のこと、
冷んやりした空気に、朝露とか草木の匂いが混じっていて、その匂いを胸一杯に吸ったところで、
「ああ、春だ、本当に来てたんだ」と、疑い深い私も心から説得させられたのでした。

ほんとは一瞬、
「これ、横浜の匂いじゃない? 」
思ったのです。
日本でも、ある日、あるとき、こんな匂いに「はっ」としたことがあったなぁって。
春の匂いはベルサイユも、横浜も同じなのかな?

横浜の春に比べると、はんなり度は落ちるけれど、爽やか度は少し勝ち。
一人チャリを飛ばしながら勝手に判定まで出したりしてました。


近くのグランドも野花がいっぱい!
日々色々あるけれど、明けない朝ははい、冬の先には春が来る、そんな言葉を信じようという気持ちになるのは、この花たちのおかげ。サンキュ!

皆様も、どうぞ良い春、良い週末をお迎えください!