2015年8月28日金曜日

瞑想時間

ご無沙汰しております。
午前10時、気温は23℃の横浜です。
暦はまだ8月なのに……。今週から劇的に涼しくなりました。まるでパリのような、夏から秋への様変わりようです。

今朝は余りに涼しいので、近くの公園にウォーキングに行ってきました。
散歩より少し早足に、腕もしっかり振って、ひたすら歩く。

いつもは夕方に歩いています。
7月よりいつの間にか日課になっていました。
最初は夫と2,3周、それが彼が仕事で遅いときが続き、一人で歩くようになりました。
それでも、夫が仕事で早いときは、時々一緒に歩きます。
また、気まぐれな子猿たちが、時折一緒に走ります。
でも、そうじゃないときは一人。
公園内をぐるぐる10周歩く。

音楽も聴かない。
鼻歌は時々。
「飽きない?」
「全然!」
百日紅って本当に100日間、咲くのかな。
7月以来、いつも私のウォーキング・タイムに色を添えてくれて、
感謝!

最初の一周は、唯々、気持ちいい。
新鮮な空気が美味しくて、クーラーで冷えた身体に夕風が心地よくて、公園の緑が美しくて、
唯々気持ちいい。

二周目辺りから、公園の静寂さに気づく。
風の音や蝉しぐれしか聞こえない。
一日中、子猿たちのおしゃべりやケンカがBGMでしたから、この静かさが染みいります。
何というのでしょう、脳みそがストレッチを始めている、そんな感覚です。

三周目辺りから、徐々に瞑想に入っていく。色んな方向に考えが飛びます。

木陰に入り、秋の匂いがする風が吹けば、何故か、昔聞いた、松山千春の歌が思い出されます。
この歌、同年代の方は分かるかな?
季節の中で♪
うつむきかけた貴方の前を
静かに時は流れ
めぐるめぐる季節の中で
貴方は何を見つけるだろう

この歌に出てくる「貴方」のように、多感だった頃を思い出します。
時は本当に流れて往きました。


また、木々の葉っぱを揺らすような風が吹くと、この季節に亡くなった友達のことを思い出し、「元気?そっちはどう?」なんていう会話を心の中で勝手にしたり。



夏草の匂いが風に乗ってくると、突然、ノスタルジックな気持ちになります。
子供の頃を思い出しているのだと思うけれど、具体的な想い出は浮かばない。
唯々、とてつもなく懐かしい気持ちになる。


公園は軽い勾配があり、高いところからいざ下り坂に入るとき、視線を少し上げると、神々しいまでに美しい夕焼けが見える時もあります。こんなときは、唯々、心が満ちてきます。


時間にすれば40分ほどのウォーキングタイム。
この40分の間に、私のSoulは自由自在に旅する。

今では、この夕方の40分が楽しみで、この時間を確保すべく、午前中から段取っている感あり。
そういう意味でも生活にメリハリをもたらしてくれています。

子猿たちは今週から新学期スタートしています。兄猿はインターナショナルスクール初等部最終学年の5年生、チビ猿は3年生になりました。

「ぼか一番好きのは、ホームランチを食べるとき」
なんて言われた日にゃ、作るしかないよね、母猿としては!
軽井沢で見つけた曲げわっぱにぞっこん♡な今。
大人も新学期、私もちょっと新しい試みをしてみようかな、と思っています。

皆さんは、この秋、何か計画してますか?

2015年8月7日金曜日

私の夏

皆様、お暑うございます。
いかがお過ごしでしょう。
この夏は余りの暑さに頭がショート気味ではありますが、それでも「いい夏」です。

私が清少納言だったら、「春はあけぼの」の前に、「日本は夏」と始めたい。
この夏を体感してこそ、日本が分かると思うのです。
この暑さを乗り越えた後に来る秋、そして冬、という季節の移り変わりは、夏を過ごしてこそ深みを持って感性に訴えるんだと思う。

さて、6月上旬(そうですよ~、インターナショナルスクールは6月に修了なのです)に始まった、我が家の長~い夏休みをフォトログでお伝えします。

西表島、ほんとにきれいな島でした
ネス湖に似てた、山中湖
夫は新しいカメラで色々試しているようです
富士山!
余りにきれいなので、登ってみることにしたのですが、
それがきつかった!
山下公園の花火、豪華だったこと!
自転車の夏だったね
地元のお祭りにも仲間入りさせていただきました
憧れの軽井沢にもお邪魔しました。
苔が敷き詰められた森、輝いてました
青々とした紅葉もいいよね
三笠ホテル
横浜の洋館といい、当時の日本の西洋文化に対する

とてつもない憧憬が感じられます。
軽井沢から帰ってきた昨日、庭のぼうぼうに生えている夏草に映る日射しが変わっていることに気づきました。
たった2日留守にしていただけなのに、草も影も急に伸びていて、ふと空を見ると、青さが深くなっている。風も心なし軽くなってたし、と思って暦を見たら、明日は立秋とのこと。

はて、立秋とはなんぞや。
何やら、太陽が135°の角度になる日らしいです。
暦上は秋スタート!ということなのですが、35℃超えの毎日では中々その気になれない?

この夏は、夕暮れ時にウォーキングを始めたのですが、
昨夕、いつもの時間にスタートしたら歩き終わる頃にはすっかり夜空でした。
こんなに日の長さが変わる国でしたっけ、日本。
それとも、年を重ね、残り時間が半分以下になってくると、人間、時の経過に敏感になるのでしょうか。
日本もサマータイム制度を取り入れたらいいのに……
8月は悲しい記念日が続きますね。
そんなことも、日本の夏が強烈で美しい由縁なのかも?

チビ猿がキャンプで覚えてきた歌のサビは、
「がんがん生きてやる」

「がんがん♪」 
青い空の下で 君に出会えたこと 
これは とってもすごいことなんだ でっかいことなんだ 
風に流れる雲を 一緒に見ていたこと 
これは とってもすごいことなんだ 絶対忘れない 
だから 躓いて すっ転んで  
独りぼっち寂しくて 涙ぽろぽろでも 
大丈夫 頑張れる がんがん 生きてやる 

夏の夜空の下で 皆で歌を歌った 

これは とってもすごいことなんだ でっかいことなんだ 
広い大地の上で 皆でご飯を食べた 
これは とってもすごいことなんだ 絶対忘れない 
だから 躓いて すっ転んで 
独りぼっち寂しくて 涙ぽろぽろでも 
大丈夫 頑張れる がんがん 生きてやる 

チビ猿の調子っぱずれな歌声に、何だかぐっと来るあたり、
私の中ではセンチメンタルな秋スタート、なのかもしれません。
ほんと、がんがん生きてね、何があっても。

クーラー「がんがん」の部屋でそんなことを考えました。

さて、明日から残暑、これがくせ者ですよね、日本の夏。
どうぞお身体を大切にされますよう。

また行きま~す!