2012年11月27日火曜日

秋が残っていました!


知らぬ間に秋が終わっていたと思っていましたが、ちょっとだけ、残っていました。
週末を過ごしたサルト地方の小さな秋たち。
フォトログです。
秋の夕暮れ♪

桃色吐息な夕暮れ

翌日は快晴

パリよりも葉っぱが残っている?


11月ならではの光線

秋が終わります


少年になりました

カントリーライフでしょ

田舎だとスロークッキングが楽しめます。
良い息抜きになりました。
頑張って行ってよかったです。

さて一週間がんばりましょうね!


2012年11月19日月曜日

初冬はショソン・オ・ポムとともにやってくる

11月半ばとなりました。
一年あっという間ですね。
パリのこのところの気温、最高が10℃くらい、朝が5℃くらい。激寒の2月を思えば、これを冬の初めと呼ぶにはあまいかな。
でも晩秋は過ぎてしまったと思うのです。
街路樹は裸んぼになってしまったし、晩秋と言えば「秋の夕~暮れ♪」なのに、朝8時頃、薄闇の中家を出て、夕方6時の暗闇の中帰宅する日々。

そんな週末、確かなる季節の足音を聴いたので写真でお伝えします。

ブドウ、緑のがChasselass、紫のがMuscatという品種。
野趣に富んでいて芸術的に美味しい。

秋の終わりに美味しいのが収穫されるんだけど、土曜日に買ったこれは
もう甘味が少くて。
今シーズンはこれが食べ納めかと。

そして早くもチューリップがマルシェに出てきました。
チューリップって、私にとっては、パリの冬の花なのです。
冬から春にかけて、10本5ユーロ~くらいで色々な品種のが登場します。
ある日、仕事から帰ると偉大なるSt Philipe Neriの胸像にぬいぐるみの襟巻が。
子猿がしたのか、お茶目なるベビーシッターさんがされたのか、不明。
暖かそうでよござんした。
Clementineと呼ばれるみかんも冬のフルーツです。
日本でもみかんと言えば炬燵ですものね。
こちらはバレンシア産で美味しゅうございました。
冬は林檎とともにやってくる。
既に、落ち林檎で林檎ジャム、林檎のPate de fruitというお菓子も作り済み。

今日は、林檎を火にかけ……
パイ生地で包み……
10分ほど高温のオーブンで焼いた、Chausson au pomme、「林檎のスリッパ」もどき。
英語ではApple Turnoverっていうのと同じです。
熱々をフーフーって食べると、
昔中学高校の頃、学校帰りにマクドナルドで食べたアップルパイを思い出します。
こんな週末でした。
そうそう、今週は初めて島田雅彦を読みました。面白いですね。もっと難しい話を書く方かと思っていました。
「絶望するのに飽きたら希望が湧くってものさ」
という最後のセリフが気に入りました。消去法的な前向きさが現代(イマ)って感じ。

皆さまの週末はいかがでしたか?

どうぞ身体を労わることを忘れずに、良い一週間をお迎えくださいね!

2012年11月12日月曜日

時間よ、止まれ

瞬間よ止まれ汝はいかにも美しい

これはファウストで、主人公が死の間際に言ったセリフというのを別の本で知りました
素敵なセリフですね、グッときました。

さて今日、子猿たちはまさにこんな心境なのではないでしょうか。
二週間の秋休みの最終日です。
幼稚園児のちび猿はまだしも、小2の兄猿は宿題に追われる週末で、涙まじりに机に向かっています。

宿題の一つに、こんなのがありました。



Coloriage Magique、魔法の塗り絵?
足し算をして、数字によって何色に塗るかが決まっていて、正しく塗り終えた暁には、何か形が浮き上がるという仕掛けです。
こんなの私が子供の頃ありましたっけ?楽しく勉強できそうね、これなら。

それにしてもアッという間に夜になってしまった今日。
朝、ご飯食べたらすぐにミサに出かけ、
帰ってきてからは二週間ぶりのピアノの練習、
そして傍らで明日の学校のカバンの用意をしていたら、宿題があることを知り、
始めたら、終わらない、終わらない。
1時過ぎ、ちょうど集中し始めたところだったので、アペリティフという名の差し入れをし、
それがため、お昼を食べたのが3時過ぎ。
お昼のあとに少しだけ宿題の続きをして、
そのあと公園に行くにはもう薄暗かったので、代わりにDVDを観せたらもう夜でした。

「映画終わったらお風呂ね!」と言ったら、「えぇ、じゃいつ遊ぶの。ボク全然遊ぶ時間がないじゃないか」
……あんたね、今テレビ観てたでしょが。
「あれはテレビでしょ。遊んでるのとは違う」
「何言ってるの、今まで2週間遊んでたくせに」
「あれはバカンスでしょ、遊ぶのとは違う」
「???」

それにしても、この「ボク遊ぶ時間、全然ないよ」というのは、彼の毎日のセリフ。
確かにねぇ。学校から帰ってくるのが夜の7時近くだから、ゆっくりレゴやLaQで船やらロケットといった大物を作る時間がないのね。
学校で遊んでるとはいえ、まだ7歳なのに、ちょっと気の毒。

あと、私のセリフで、言うたびに自嘲しちゃうのが、
「早くしなさい、時間ないの!」
朝などついつい口から出ちゃうんだけど、何言ってんの、ってねぇ。
5歳と7歳児ですよ、まだまだこの先時間たっくさんあるのにね。

今夜8時前。
兄猿は魔法の塗り絵を終わらせるそうです。
おつかれさま、
次回はもっと早くから取り掛かってね。

皆様、どうぞ良い一週間を~!

2012年11月10日土曜日

音楽と飲んだ夜

先週は、子猿達が田舎に行ってて、夫も帰り遅かったので、ワインでほろ酔いになりながら、Google news → Twitter→Youtubeという流れで、脳みそを揉み揉みしていました。 

ある夜、ふと、竹内まりや、Anita Bakerなど、10代、20代のころによく聞いていた曲をYoutubeで聞き始めたら、酔いも手伝い、あの頃の自分にタイムスリップです。 

竹内まりやは、初期の曲が特に好きでした。同世代の方は覚えていらっしゃるかもしれない、Dream of youっていうの。キリンレモンのCMソングでした。79年の歌ということですから私は12才。CMで聞いた時から、女の子から女の人へ変貌するだろう明日への期待で胸が一杯になってた自分。 



まりやさんは声が好き。いつかカーペンターズのカバーを歌ってもらいたいです。 

その他、アニタ・ベーカーは一瞬マイブームとなった人。Raptureというアルバムが良かった。Sweet Loveとか、聞き覚えありませんか? 
来日されたときは、初めて自分でKyodoに電話かけてチケット取ったんです。一緒に行く人もいないのにとりあえず2枚取れて、でもやはり同伴してくれる人がいなかったので、姉を連れ出し、武道館。行ってみたら席もよく、素晴らしいライブでした。CDからは思い詰めた人、ってイメージしていたのが、ライブではめちゃめちゃ明るい人で、そのギャップがまたよかった。 
当時仕事・子育てで鎧を着ていたような姉が楽しそうにスィングしている様子に、「いいことをした」と自画自賛、うれしい気持ちで帰ったことも良い想い出です。 

ほかは何聴いたっけ。 
オリジナルラブの接吻。 
薬師丸ひろ子のWの悲劇。 
風をあつめて、これは桑田さんバージョンが一番好き。 
……私の選曲、本当に脈絡ないでしょ。ワインのせいです。どれも大学生の頃の自分、働き始めた頃の自分、独りでいた自分、など、いろいろなシーンに連れってくれました。 

それにしても、と年寄り臭いこと言うようですが、昔の歌は良かったと思います。情景的で、情緒的で、心の中に忍び込んでくる。昔の友達に会ったような気分になった夜でした。 

2012年11月6日火曜日

義母の時代

飛び石連休の4日間、ブルターニュに行ってきました。 
この地方特有の、雨あり、サングラスの日差しあり、嵐あり、みぞれあり、スキー用ブルゾンあり、半袖ありの、忙しい天気でした。 



義理の妹のところの子供3人と、うちの子猿2人を、もう一人の義理の妹の14才になる娘がベビーシッター役でいて、そこに義理の両親と義理の叔母がいるところに私たち夫婦2人が参入、計11人の大所帯です。にぎやかなこと! 


母猿は炊事・洗濯にと張り切ったけど、義理の姪っ子というすばらしいヘルパーのおかげで、少しは義母に休んでもらえたかな?
この姪っ子が実によいコに成長していて、一緒にお菓子作ったり、子供達と遊んでくれるので大助かりだったし、ちび猿は私たちが来たことですこし緊張が解ける瞬間を持てたようだし、兄猿にも宿題をさせることができたし、よかったよかった。

でも同時に義理の家族、気づく点がありました。 

特に義母。 

何かねぇ、いるでしょう、短編小説みたいな人。甘く甘く話が進んでいくんだけど、最後の最後でバッシーンとほっぺを叩かれて終わるような、そういうコミュニケーションを楽しむ人。そんな感じなんですよ。 



ずっとずっとポジティブに「あんたいいコ、あんたいいコ」って砂糖菓子のような言葉を尽くして褒めてるかと思うと、最後に「でも調子に乗ってバカみたいなことしないの」みたいな。 
5分後には調子に乗るかもしれないけれど、現時点では調子に乗りそうな兆候もなかったよ。それにちょっとバカみたいなこと、したっていいじゃない?子供の特権だと思うんだけどな。

子猿が私に甘えてくるのを受け止めると、「赤ちゃん返りもほどほどにしなさい」。
赤ちゃん返りというか、幼児として妥当な行動かと。愛情表現も大切な情操形成の一つだし、いいじゃない。

私たちが出発するときに、笑顔で、でも「行かないでほしいな」とつぶやき私の手を握るちび猿に、苛立ちを見せながら「メソメソしない!」
メソメソしてなかったよ。がんばってたのにね。

……って、いう話を友人らにしたら、ですね、みんなが、「うちの義理の親もそう」っていうではないですか!
時代なのでしょうか。
厳しく育てらた世代の屈折した心情なのでしょうか。
愛情を原寸大で感じられなかった子供時代を過ごしたことへの恨み?
あぁ、メンドクサ。

完全な親・人なんてないだろうけど。
家族なんて、こうやっていろんなキャラクターと接して社会に出るための叩き台なのかもしれないけれど……。 

子猿たちよ、あと一週間、頑張って楽しんできてね。色々と観察して、上手に消化してね。 

さて、母猿、父親は頑張って稼いできますです。 

2012年11月1日木曜日

Happy Halloween!



田舎の義理の母より、こんな写真が届きました。
皆が一生懸命怖い顔しているのが可笑しい。

元気にしているようでほっとしました。

今日は諸聖人の日の祝日。フランスでは4連休の人も多いでしょう。

そうである方、そうでない方、どうぞゆっくりお休みくださいね。